ある男の飛竜戦艦   作:ゴロゴロ鼠

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第42話

□【聖騎士】レイ・スターリング

アズライトと料理を食べ終え、それでも満足できないネメシスにお金を渡して買い出しに出し食堂を出ると

 

「ん?」

 

気になる物を二つ見つけた。一つは食堂に隣接した談話室に宿泊客が集まっていたから。もう一つは

 

「〈マジンギア〉?」

 

人型の機械という王国と敵対しているドライフ皇国にありそうな物だった

 

「それを言われるのは今日だけで十六回目デース」

 

そう言ったのは人型機械の横に座っていた男だった

 

「貴方は?」

 

「ワタシはマリオ、世界中を旅して先々期文明の<遺跡>の調査をしてイマース」

 

「<遺跡>の・・・」

 

「ソシテ彼女は確かに外見は皇国でよく見る〈マジンギア〉かもしれまセンが彼女は〈エンブリオ〉デース」

 

「〈エンブリオ〉?」

 

『私から説明致しましょう』

 

見た感じ手に紋章も無く近くにそれらしい〈マスター〉も居ないのに何故〈エンブリオ〉と二人で行動しているのか疑問に思っているとマリオさんの横にいた〈エンブリオ〉が手を上げる

 

『私の名はゴーレム、本来ならマスターも一緒に来るはずだったのですが急用ができてしまいまして。マリオ様が一秒でも早く遺跡に行きたいと駄々をこねまして、心配した私のマスターが私を護衛に同行させたという訳です』

 

「ハハハ、申し訳ないデース」

 

『私の特性上、機械の体が居るのですが・・・手元にあったのがカルディナで購入したこのドライフ産の〈マジンギア〉しか無く。最近の事もありまして、よくドライフの者と勘違いされてしまうのです。幸い《真偽判定》でドライフの者でないのは直ぐに分かってもらえるのですが』

 

《真偽判定》で確認したのなら彼らは本当にドライフの関係者では無いのだろう

 

その後、レイの持つ煌玉馬を鑑定した後、宿に戻るとマリオはドライフ皇国元帥ギフテッド・バルバロスの顔になると今回の作戦の味方である【魔将軍】と連絡を取り、情報交換を終えるとヘスティアに話しかける」

 

「分かっていても緊張したぞ、《真偽判定》の前で嘘を吐くなど」

 

『新しい仲間からの情報です、《真偽判定》は生物の嘘を吐くと言う思念を検知するのだと。故に私の様に機械の〈エンブリオ〉の嘘は感知できないと』

 

「《真偽判定》の前では嘘は付けない、これは世界の常識だ。この常識を無視できるのは大きいぞ、他にこれを知っている者はいるのか?」

 

「少なくとも煌玉人は全員知っていると考えています。このことを持ち主に伝えているかはわかりませんが」

 

「事前に知れただけ対策を考えることはできるか・・・分かった、明日もマリオの護衛の〈エンブリオ〉として頼むぞ」

 

「了解いたしました」

 

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