アルストはドライフへと戻ってくるとヴィーヴィルに乗ったままクランのホームへと戻る。最近このようにドライフの空を飛んでいるせいかデンドロ初心者でドライフを選んだ理由がヴィーヴィルが好きだからという者が少なからずいるらしい。
「あ~もしもし、こちらアルスト。誰か聞こえますか?」
「はいはいこちらドララガンですよ。お帰りなさいアルストさん」
「ただいまです。【ヴィーヴィル】用の格納庫の開放お願いします」
「了解です」
通信を行った後、ホームに作られているヴィーヴィル専用の格納庫の天井が開きヴィーヴィルを格納できるようにする
「よしヘスティアゆっくりと頼む」
『了解』
ヘスティアはヴィーヴィルをゆっくりと降下させ先に竜脚で掴んでいた決戦兵器の残骸を置いた後。クランメンバーがヴィーヴィルを固定して天井を閉じたのを確認するとヴィーヴィルの浮遊装置と最低限の機能以外へのMP供給を停止し待機状態に入る
「お帰りなさいアルストさん。早速ですがあれって何ですか!?」
「今までいくつか先々期文明の機械を見てきましたけどこんなの見たことがありません。まさか」
「決戦兵器ですよ。壊れた一部ですけど」
「「「おおおおおおおお!!」」」
「これが決戦兵器、フラグマンが化身と呼ばれるとんでもない敵と戦うために作ったと言う」
「ほんとに何であんた外に出るたびに超絶レア物を持って帰ってくるんだよ!マジでありがとう!!」
「決戦兵器と煌玉竜、どっちを優先するか・・・解析するのが楽しみすぎる。しばらく会社休もうかな」
「そうなんですよね、私もどんな機能を持っているのか調べるのが楽しみで・・・今なんて言った?」
「え?会社休もうかな」
「違う!いま煌玉竜っていったでしょ!え、あるの?どこに!?」
「隣の格納庫に」
「よっしゃあ!」
□
「手足しかねー!」
念願の煌玉竜を見ることが出来るとワクワクしているアルストを出迎えたのは煌玉竜の手足、胴体など他の部分は綺麗に無くなっていた。近くに居たメンバーに聞くとオーナーが持って行ったらしい
「ええい!それなら先に手足だけ調べて残りは後でオーナーに頼み込んで調べさせてもらう」
「失礼、貴方に依頼が・・・」
「今忙しいんであと「貴方の都合などどうでもいい、拒否すると言うなら縊り殺しますよ」ッ!」
(何でここにベヘモットとレヴィアタンが)
後ろからアルストの首に添えられた女性の手、何も知らない者がこの場だけを見たら男女がいちゃ付いているように見えるだろうが声の主の正体が分かっているアルストは冷や汗ダラダラである
「返事は?」
「喜んで受けさせていただきます」
物理最強と呼ばれる【獣王】達を前に戦闘能力が無いアルストは首を縦に振るしかなかった
ヴィーヴィルが無いと相手に言い返せないアルストさん(有っても言い返せない場合もある)