ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
よろしくお願いします。
くそ知識、無知、キャラ崩壊、オリジナル設定。
その他色々注意です。
プロローグ
アーガス社内
「よし、最終確認終了っと…」
「こっちも終わった、悪いね…最終確認まで手伝わせちゃって」
「いいですよ、これも『あの人』と『このゲーム』のためですし」
パソコンに映っている画面には『SwordArtOnline』の文字が表示されていた。
「楽しみなのはわかるけど2週間もここでずっと泊まり込みで働かれると心配するって。これで明日からリリース開始だからさ、君は家に帰ってゆっくり休みなよ」
「でも開始してからのチェックは?」
「そりゃ、ベテランの俺たちがやるよ」
と、会話していると…
「……君たち、ご苦労さま」
「『茅場』さん!お疲れ様です」
「最終確認が終わったみたいだね、少年…いや、『如月』君もお疲れ様、君は家に帰りたまえ。長期間働き詰めだったのだろう?」
「そうですけど…茅場さんは大丈夫なんですか?」
「私の心配は無用、慣れているからね、如月くんは帰ってくれて構わない。あとは私、そして社員達が管理するよ」
「……わかりました!」
────────
それから数分後。
「あ、如月、帰る前にちょっといいか?」
帰ろうとした所をさっきの上司に呼び止められた。
何をしてくるのかと思ったが、上司は俺のポケットに何かを入れてきただけで特に何もしてこなかった、と思いきや。
「これって『SwordArtOnline』のソフトじゃないですか!?」
「声がでかいわボケ。それは特別製だよ、お前の家に『ナーヴギア』はあるって言ってたろ?働き詰めだったお前に少しでも楽しんでもらえるように『ちょっとしたシステム』付きのアバター入りのソフトだ、家に帰ってゆっくり休んで貰ったあと、起きてすぐ遊べるようにな」
ちょっと親切から離れてるよこの上司。
というかこれ企業秘密ってやつじゃないのかな……それに疲れた体を休めるためにゲームして疲れとるとかどこのゲーマーの考えだ。
「俺も夕方ぐらいには交代できるからその時にログインするからさ、それまでは見回りついでに楽しんでくれ、1人の管理者として」
「…ありがとうございます、できる限り楽しんできます。」
結局、返す気になれなかったため、貰って帰ることに。
帰ろうとエレベーターに乗ると、ちょうど同じタイミンクで茅場さんが乗ってきた。
「『これで理想は叶った』」
そう、茅場さんが呟いた理由と意味は理解出来ないまま、俺は家に帰った。
────────
説明が遅れた。
俺は
高一で高校を辞め、ほぼニートだった俺はなぜか大手企業である《アーガス》の手伝いをすることに。
茅場さん…本名
彼自身、若い頃から天才と言われていて、様々な物を作り出していると聞いたことがある。
世界初のVR技術を用いたゲーム世界に直接入り込むことの出来る《ナーヴギア》を開発し、そして今回同時発売となるVRMMORPG『
アーガス自体には高校卒業後に管理職待遇とやらで迎えられたらしい。
ちなみに取材を嫌っているためマスコミに顔を出すのは珍しいとの噂が。
この際、ナーヴギアとVRMMOの詳しい詳細は無しだ、俺もそこまで詳しくない。
────────
如月家(一人暮らし)
誰も待っているはずなど無い家に帰ってきた、2週間ぶりに。
飯を簡単に済ませコーヒー片手に自分のパソコンの前に座り、ソードアート・オンライン(通称SAO)の発売前日のネットの様子を少し眺め、毎日数時間寝てたとはいえ疲れきっているためベッドで横になり、寝た。
…が、熟睡など出来なかった。
気になってしまう、自分も開発に手伝ったゲームのソフトを先にもらって、さらに発売前なのにナーヴギアまであるせいで。
「……でも3時間は寝たのか俺」
時計を見ると深夜2時、ゲーマーとかが言う深夜26時。
身体は疲れきってるくせにショートスリーパーでさらに気になってしまえば眠気なんてどっかいってしまう。
『これはゲームであって、遊びではない。』
茅場晶彦がマスコミに言ったセリフ、今回のゲームの謳い文句的な何か。
そんなセリフを頭の中で思い出しながら俺はナーヴギアにSAOの特別製ソフトを入れる。
話によるとサービス前でも一応ログインはできるらしい。(戦闘、レベリングとかは出来ないらしい)
そしてナーヴギアを頭に装着した。
「『リンクスタート』!」
こうして俺はサービス開始前にSAOへログインした。
そしてこのゲームで、出会い、そして事件が起きるなど、この時の俺、開発陣は予想もしていなかった。
ナーヴギアとVRMMOの説明省きました。
主人公、如月はちょっとしたことからアーガスへ。
SAOの開発の手伝いをすることに(驚愕)
開発者側がナーヴギア、ソフトを渡しました。許される行為ではないね、本来は。
これからどうなるのか…
次回をお楽しみに!