ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:立花祐也
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第108話 殺伐とした森【死者】

ゾンビ達が増えたせいで周りのプレイヤーに被害が行くと思ったが階層が解放されてからかなり経つというのに()()プレイヤーの姿を見ない。

元々このエリアに2手に別れる道があったのも幸いだがいくらなんでも人数が少ない気がする……

 

(まさか……このゾンビの中に元プレイヤー…いや、考えるのは辞めだ、とりあえず今の状況を打破しないと……)

 

ソードスキル:エンドリボルバー

 

(減らない……か、このままずっと戦っても減らない気がするな……)

 

と、俺はとあるアイテムの存在を思い出した。

6層で手に入れた《ルミナスリング》だ、使える気は全くしないけど……

 

───任せて

 

ストレージから取り出して装備した瞬間、どこからか謎の声が一瞬だけ聞こえた、が何も起きなかった。

 

(なんだったんだ今の……って、あれ?)

 

「おい、何してんだ兄ちゃん」

 

「お前はライムを襲った……それより、ゾンビの様子おかしくないか?」

 

「ん?たしかに動き止まってるな、んじゃ今がチャンスじゃねぇか?」

 

あの声が聞こえた瞬間からゾンビの動きが止まった。

 

「ルシハー!」

 

7層の入口方面から聞き覚えのある声……シズクたちの声が聞こえた、と思いそっちの方を向いたその時だった……

 

ゾンビ達の姿が何故か一般プレイヤーに戻ったと思ったらあの男とプレイヤーに近いゾンビ達が消え、俺とシズクだけがいる《謎の空間》が現れた。

 

(この感覚……最近全く音沙汰なかったから気にしてなかったがなんで今来るんだよ……それもゾンビ達がどうなったか確認する前に、シズクを巻き込んで……)

 

「ね、ねぇルシハ…何ここ?」

 

1層以降ほとんど現れなかったせいで気を抜いていたが、よく良く考えれば俺が作り出した《最悪のエリア》だ、今となれば出現方法なんて無いに等しい……そう、《シークレットスペース》だ。

 

「シズク、お前は下がってろ」

 

「わ、私だけじゃないんだけど……」

 

「……は?」

 

シズクが指さした方には倒れてるシズクぐらいの小さい女の子が倒れていた。

 

(なんでこんな所に……?)

 

「ルシハ!それだけじゃないよ、あれ……」

 

「なっ………!?」

 

目の前には巨大な剣のような武器を片手に持った巨大なオークのようなモンスターが2体立っている。

その威圧は1層で戦ったデカブツ共とは比べ物にならないほど、言ってしまえば50層レベルだろう。

 

「シズク!そこの女の子を守ってくれ!」

 

「う、うん!」

 

一体だけならまだしも今回は2体、そして今回巻き込まれたのは謎の少女とシズクの2人……

守りながら戦うとしても2体だと俺でも防ぎ切れるかはわからない……

 

(余計なことに巻き込まれたな……)

 

俺は2体のオークの攻撃を避けて二本の剣を抜いた。




圧倒的謎展開

ゾンビ達がなにか起きて姿が戻ったかと思えばいきなり現れたシークレットスペース、それによりシズクが巻き込まれ、そして謎の少女が巻き込まれた。

次回、完全に不利な相手にルシハ達はどうなる……?


────
わかりにくくなった人、あなたは間違えじゃない、それは正解だ、ごめんなさい

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