ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月
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第109話 完全不利の戦い【死闘】

「はあぁぁ!!」

 

スキル:絶界の双星剣

ソードスキル:エンドリボルバー

 

2匹のオークのうちの片方に双星剣のソードスキルを放ったが、もう1匹がそれを防ぎ俺を地面へとたたき落とした。

 

「ルシハ!」

 

「シズク!お前はそっちの子に攻撃が行かないようにしてくれ!こいつらは俺が倒──

 

シズクに指示を出し、攻撃をしようとした瞬間に俺はオークの同時攻撃をまともに受けてしまった。

 

(くそ……油断したか……)

 

体力は何とか残ったものの、連続で受ければ流石の俺も死ぬ……

シズクが受けてしまえば確実に……

 

「そんなことさせねぇ……!」

 

俺は再び剣を構え、オークの攻撃を避けてソードスキルを1匹の攻撃が当たらないように片方のオークにめがけて放った。

 

ソードスキル:ナイトメアレイン

 

本気の連撃を入れたもののオークの体力はほぼ減っていない。

それだけじゃなく、もう片方のオークがシズク達に気がついたようで、武器を振りかざそうとしていた。

 

(まずい、間に合わない………!!)

 

シズク達と気がついたら距離が離れてしまっているせいで俺の最大速度でもギリギリ間に合わない。

 

オークの攻撃がシズク達にあたる……と思ったその時、シズク達の周りに謎のバリアが張られてオークの攻撃はシズク達に当たらなかった。

 

(今のは………今はそんなこと気にしてる暇はないか…シズク達が無事なら俺ももっと本気で行かせてもらう!)

 

バリアがどれだけ耐えてくれるかはわからない、だがずっと張られているのならそこまで気にせずに戦える、もっと言えば管理者権限を使えばいいんだが…

 

「当たって砕けてやろうじゃねぇか……!」

 

ソードスキル:インフェルノ・レイド

 

「まだまだ……!!」

 

(二刀流スキルの)ナイトメアレインの1つ下の威力を持つソードスキルを放ち、オークの攻撃を避けてもう一度ソードスキルを放った。

 

ソードスキル:エンドリボルバー

 

(これでもまだ半分も減らないのか…これを2体相手はさすがに辛すぎる………)

 

出来るだけ強力なソードスキルを放ったものの50層レベルの敵にはかすり傷程度のダメージになってしまう、周りよりレベルが高い俺でも流石の2体相手は骨が折れる。

 

(それでも負ける訳には行かねぇ……!!)

 

「これでもくらえぇ!!」

 

スキル:投剣

 

俺は思い切って左手に持っていた《ゼデュースホーリーソード》をオークの目に向かって投げ飛ばした。

投げた剣はオークの目に直撃し、オークの左目が見えなくなった。

 

(よし、これで少しは攻撃が当たらなくなったはず……あとは剣を取り返すだけだ…)

 

オークが目が潰されたせいで武器をでたらめに振り出したのを確認し、隙を狙って体に登って剣を目から抜いた、と思いきや俺はそのままオークの攻撃で地面へと叩き落とされた。

 

一気にダメージをくらい()()()()()()()()()体力が減ってしまった、と同時に俺はスキルを発動した。

 

スキル:限界突破

 

(久しぶりに発動したな…ここからが本番ってとこか)

 

立ち上がって剣を構えた俺はオークに再びソードスキルを放った。

 

────

シズク目線

 

 

地面に落ちたルシハはいきなり体が光出しものすごい速さで目を潰したオークを攻撃し始めた。

のを見ていると私の横で気を失っていた女の子が目を覚ました。

 

「う……ここ……は?」

 

「大丈夫?」

 

大丈夫かって聞いてもどう見ても大丈夫な状態じゃないと思うけど…この変なエリアにいきなり現れたんだし、目の前にはでかいモンスター2匹いるし……

 

「わ、私も……戦う……」

 

「ちょっと!?」

 

女の子はそのまま何故か張られたバリアから出てオークの元に歩いていってしまった。

 

────

ルシハ目線

 

限界突破のスキルで移動と攻撃の速度が上がったことでオークに連撃を叩き込み続けてる俺の後ろからさっき倒れていた女の子が歩いてきた。

 

「お、おいお前、なんでバリアから出てきてるんだ?」

 

「私が殺す」

 

「………!?」

 

女の子が取り出した武器はSAOではほとんど使ってる人を見ない《槍》。

女の子はそれを構え、2匹のオークに向けて振りかざした。

 

その瞬間、2匹のオークは一瞬にして消滅した。

そして、シークレットスペースは消滅し、元の景色に戻った

────

それからしばらくして俺達は7層の安全な場所まで移動した。

 

「お前は一体何者だ?」

 

「……わからない」

 

(NPCじゃないな…NPCは戦えないように設定してあるし、ということは普通のプレイヤー……)

 

「それじゃ、一つだけ聞くが、お前はここがどこかわかるか?」

 

「わからない………」

 

「名前は?」

 

SAOということがわかっていない、ということだからウィンドウの出し方を教えて名前を確認した。

 

プレイヤーネームはユミと言うらしい、レベルとか至るところが文字化けしてるのが気になるけど…

 

(SAOに参加したプレイヤーじゃない……?ならどうやってこの世界に来たんだ……?)

 

「シズク、ユミを連れて夕立の霧雨のメンバーと合流して夕立の霧雨にユミをしばらく加入させよう」

 

「もちろん、そのつもりだよ」

 

「……??」

 

「詳しい話は後でする、とりあえず一緒に来てくれ」

 

この後、自己紹介をしたり色々と説明をしたり聞いたりした。

それで分かったことは『SAOにログインするまえ(シークレットスペースで起きる前)の記憶が無い』『槍を使った記憶もない』ということだ。

 

「そう言えばライムは水色、ユミちゃんはオッドアイだよね目の色」

 

「俺は別にいいだろ」

 

「とりあえずしばらくユミは夕立の霧雨に入ることになる、それと俺たちはしばらくレベル上げに専念しよう」

 

「あれ?そう言えばゴウは?」

 

「ゴウなら買い物に行ってる、帰ってきた時にアイテムなかったら大変だーとか言いながら出てった」

 

また誰かに連れ去られなければいいけど……

と、思いつつゴウの帰りを待って俺達はこれからどうやってレベル上げするか、など色々と話した。

 

そして話し合いの結果、俺とライム、シズクとゴウとユミの3人で別れてレベル上げをすることに決まった。




新キャラ現る

謎の少女は謎の強さを持っていたが何故か記憶が無く、それでいてSAOというゲームの存在を知らない……!?

オークとの激戦は一瞬で終わった。

次回、レベル上げをする一行にとある試練が現れる……!?

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