ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:立花祐也
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第122話 心を許せる親友【別れの理由】

東京都内、某所公園

 

「やっと来てくれた、ルシハ……じゃなくて春揮!」

 

「なんでお前らがいるんだ……」

 

千秋の言っていた『待っている』人達というのはここにいる3人……SAO時代の《夕立の霧雨》の3人だ。

 

「なんでってそりゃ、SAOクリアしたお祝いかな?」

 

「そういう話じゃねぇよ……俺は、お前らの大切な仲間を簡単に殺したんだぞ」

 

「今更、責めようなんて思ってない、正直、私たちがゴウの苦しみに気が付かなかったのが悪いし……それより、春揮の後ろにいる人は?」

 

「とりあえず自己紹介しないとですね」

 

いきなり喋り出したユミに話を止められてお互いの自己紹介をした。

シズクの本名は《雨宮 雫(あめみや しずく)》、ライムの本名は《西宮 来夢(にしのみや くるみ)》、ユミの本名は《一宮 美結(いちのみや みゆ)》。

よく考えると夕立の霧雨のメンバーは名前に宮が着いている。

 

「………それで、色々と聞きたいことがあるんだが」

 

「どーぞ!なんでも聞いてね!」

 

「なんで俺の名前を知ってる?」

 

「春揮の妹、千秋さんと最近知り合って、名前とか色々聞いたんだ、来夢は本名以外知ってたらしいけど…それで、少し前に春揮がSAO帰還者学校(同じ学校)にいるって分かったの」

 

なんで千秋が公園で待ってる人がいると知ってるのかと思えばこの3人と知り合っていたということか…

 

「それじゃあもうひとつ、なんで俺があんなことをしたのにそれでも俺を探そうと思ったんだ?」

 

「逆に聞かせてくれ、春揮は……いや、ルシハはなんであのタイミングで俺たちを突き放した」

 

「……お前らをあれ以上危険な目に遭わせたくなかったんだよ」

 

 

 

最初にあった時からずっと思っていた、()()失うことになるかもしれない、と。

1ヶ月の間にメンバーが死にかけることは何度もあった、それも全て俺のせいで。

そんな時、ゴウがライムに伝えた言葉を思い出した。

あの時、ゴウを殺せば夕立の霧雨から嫌われ、二度と関わらなくなると思った、だからゴウを殺して転移結晶を投げた。

ゴウからの伝言……『盾役の俺は死ぬのは怖くない、もし、ルシハがこのギルドを抜ける時、シズク達は反対するかもしれない、そんな時は()()として俺を使ってくれ、それが俺の盾役としての、何も出来ない臆病者の出来ることだ』と。

ライムから聞いた話だとゴウはちょっとした病気を持っていて、発病こそしないもののいつかいきなり死ぬかもしれない、それで臆病者になってしまったらしく、俺達が出会った頃には既にその病気の病状がVRに現れ始めていたらしい。

そこでゴウが選んだ道、それが俺が夕立の霧雨を離すために、嫌われて二度と会わないようにするために()として使ってもらうこと。

 

「……なんで俺を許すんだ」

 

「友達だから、かな……あと、私も来夢も美結ちゃんも全員、春揮が────

 

 

 

 

 

 

「友達……か」

 

いつの間にか美結と葉月が二人っきりで何か話してるけどそれはさておき

あんなことをした俺を()()として許してくれた雫は何気なく俺にすごいことを言ってきた。

と、気にしてなかったが雫達の左耳にオーグマーが着いている

 

「お前らもオーグマー付けてるのか……」

 

「これ凄いからね!えーあーる、だっけ?とりあえず色々できるんだよ!」

 

「《拡張現実(AR)》ね、()達はたまーに遊んでるよ」

 

「そーそーそれそれ!とりあえず凄いからやってみてね!………あ、私たちそろそろ行こうかな、また学校で話しかけるね!」

 

「分かった、じゃあ、またな」

 

こうして雫たち3人は帰って行った。

この後、葉月が「美結はB」とよくわからないこと言ってた気がする。

 

───私達は春揮のこと、大好きだよ

 

(雫が言ったこと、もしかしたらSAOで別れる時にも………まさか、な)

 

「春揮、早くGGOにログインしないと」

 

「あぁ、そう言えばそうだったな」

 

色々と考え込んだまま、俺と葉月は家に帰り、GGOへとログインした。

 

 

────

帰り道:夕立の霧雨

雫目線

 

「ねぇ!来夢!春揮って、千秋さんにそっくりだったよね!」

 

「確かに」

 

「結局、話すこと話せなかったですね……私もですし」

 

「それなら今度さ、春揮と話せるタイミング見つけて色々と話そうよ!もちろん、1人ずつ!」

 

 

 

────

GGO

首都グロッケン

 

「お!おーい!ラギー!」

 

「ん?フカ次郎か、どうしたんだ?」

 

「ふっふっふっ、聞いて驚け!なんと私とコヒーは、SJ3に参加するのだよ!………そーいうお前さん達は久しぶりに顔だしてどったの?」

 

「私達はちょっとした待ち合わせ、もうすぐ来ると思うけど」

 

「なーるほど、そんじゃ、私達はちょっくら特訓行くんで、ばいならー」

 

GGOにログインした瞬間、フカ次郎に声をかけられ、いきなりフカ次郎はその場を去っていった。

フカ次郎を例えるなら嵐かなにかか………?

 

「何ぼーっとしてるの?」

 

どこに行けばいいか迷っているとアキ(千秋)が俺たちの前に立っていた。

 

「お前を探してたんだよ…それで、わざわざこの世界に呼んで何をするんだ?」

 

「……お兄ちゃん!私とデュエルして!」

 

こうしていきなり、俺と千秋の兄妹喧嘩(デュエル)が始まった。




現実世界にて夕立の霧雨登場!

またまた色々と気になることを残したまま帰って行ったね、美結はどこから来たんだろうね

ちなみに葉月が春揮の婚約者(まだそこまではいってないけど)だということは言ってない

そしていきなり始まる兄妹のデュエル!?

────
雨宮 雫
プレイヤーネーム:シズク
所属ギルド:夕立の霧雨

誕生日:9/12
18歳

SAOにて夕立の霧雨のリーダーをやっている
SAO帰還者学校生徒
ちょっと天然
────
西宮 来夢
プレイヤーネーム:ライム
所属ギルド:夕立の霧雨

誕生日:12/8
18歳

水色の目に水色の髪、男っぽい見た目で男と間違われることが多く、自分はそれをトラウマにしている
ちなみに服装はだいたいフード付きを着る
現実世界に戻ってからは一人称を『私』に変えた。
SAO帰還者学校生徒
生徒の中では『イケメン』と言われてるらしい

────
一宮 美結
プレイヤーネーム:ユミ
誕生日:10/4
19歳(周りは知らない)

SAO開始後にSAOに何故かログインした帰還者
SAO帰還者学校生徒
兄の人格がいつの間にか消えたり、ソードスキルが上位技だったりと色々と不思議なアバターを使っていた
ルシハと離れた直後に記憶を取り戻したものの、春揮には伝えられていない
ちなみにB

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