ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
東京都内:オーディナル・スケール
周りの景色が一変し、オーグマーを付けたプレイヤー達の装備がオーディナル・スケール用の装備へと変化し、それぞれ手に持っていたアイテムが武器へ変化した。
キリト:ヒロイック・プロミス《約束された英雄》
アスナ:カーレッジ《勇気》
ルシハ:インテンション・クロス《交差する意思》
ハヅキ:インテンション・コネクト《繋がる意思》
オーグマーを初めて装備した時にキャラのイメチェン的なあれが始まった時に名前を何故かルシハに設定された(ハヅキに)
アスナ以外は全員片手剣の武器を持つことに決めた。
「あれがボス……か」
オーディナル・スケールのために区切られた範囲のちょうど真ん中辺りに大型のボス……アインクラッド階層ボスが現れた。
「あいつは………!!」
「あぁ、あれは旧アインクラッド10層のボス……《カガチ・ザ・サムライロード》だ」
第10層……あの時の俺たちの実力は区切りのいい数字の階層のボスにはかなり苦労していた。
それでいてこのサムライロードに関しては次の層以降も突然現れてプレイヤーを襲っていた。
俺が第11層に行った時、夕立の霧雨が襲われたように……
「ルシハ!ぼーっとしてる暇ないぞ、一気に畳み掛けるぞ!」
「分かった、ハヅキ、片手剣だけど大丈夫なのか?」
「運動神経だけはいいから大丈夫、それに最近は片手剣も使ってたから」
ALOで俺
その成果がこんな形で出るとは……
「うらぁ!」
クライン率いる風林火山がボスに先制攻撃を与えてボスの注意を引いていた。
と、そこに俺達が攻撃の参加をしようとしたその時、ボス戦の残り時間が8分ちょうどを切ったと同時にボスの後ろの方にある橋の上に一人の少女が現れた。
「うおぉ!ユナちゃんのライブだぜぇ!」
「なんだそれ……?」
「ったく、ルシハてめぇ、ほんとに何も知らねぇんだな?」
全く知らない訳じゃないが確かARアイドルであるユナがオーディナル・スケールのバトル中に現れるとそのバトル中は特殊効果が着くとかつかないとか……
と、考えているうちにキリトがボスに向けて勢い強く剣で攻撃をしようとした……が、足元に段差があるとは知らずにそのままその段差にひっかかりキリトはボスの目の前で転んだ。
ボスの攻撃をギリギリで避けたキリトはボスから距離を取った。
「ったく、ARは動きにくいな……それよりルシハは戦わなくていいのか?」
「様子見だ、あのボスの動きは今の俺らに防げるかわからないしな…」
「ルシハ!そっち行ったよ!」
(ARにはソードスキルもなければシステムアシストや移動速度上昇系のバフも着いていない、つまりこの世界で勝つ方法は………)
サムライロードが俺目がけて走ってきて目の前まで近づいてきたところで持っていたカタナを構えて俺に攻撃を当てようとカタナを振りかざした。
俺はギリギリで避けてボスの背中に回り込み後ろから片手剣で攻撃をした、と言っても相手は階層のボスと同じ強さ、ソードスキルのゴリ押しがない今では怯むことさえしない。
ボスが怯むことなく俺の方に振り向いたと同時に風林火山のタンク達がボスの攻撃を防ぎ、他プレイヤーと一緒に俺達がボスに攻撃を仕掛けた。
と、攻撃をしている間に1部プレイヤーがボスの特殊攻撃によりオーディナル・スケール内の体力が尽きた。
「お前らも気をつけろよ!ルシハとキリトはお互い女子達がいるんだ、体力が尽きたらペナルティあるだからよ、守ってやれよ?」
「わかってるよ、それよりボスは何を……」
ボスが1度、出現した場所まで戻った。
そこで動きが止まりチャンスが生まれた。
そのチャンスを逃さないように俺の近くにいた猫かトラかわからない生物のアバターになっているプレイヤーがロケットランチャー的なやつをボスに向けて発射した。
その弾はボスに簡単に避けられてボスの後ろで歌っているユナ目がけて飛んで行った。
それと同時に俺の横から黒装備の男がそのロケットランチャーの弾の方へ走り出してユナにあたる寸前で弾き返してボスにその弾を命中させた。
「なんだあいつ………?」
「弾を跳ね返してボスに当てたぞ……?」
「ルシハ……あの人……」
ハヅキが何かに気がついたらしいが多分俺と同じ考えだ。
多分あのプレイヤーは…………
《RANK:2》
【Eiji】
バトル描写?
そんなもの捨ててきた
ということで始まりましたオーディナル・スケール第一戦、サムライロード
武器の名前はGoogleパイセンに聞いた(ルシハとハヅキは自作)
あの男、エイジがついに登場……