ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:立花祐也
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第131話 死神の笑み【少女の旅】

2026年 4/23

長野県 長野駅前

 

「やっと着いた………」

 

1人で新幹線に乗るってことがなかったせいでたった1時間がものすごく長く感じた。

それもよりによって隣に座った人は身長高い女の人だった……

 

「葉月さーん?」

 

「ひゃい!?」

 

誰かにいきなり肩を叩かれてびっくりして振り向くと千秋さんが私の後ろに立ってた。

 

「そんなに驚かなくてもいいでしょ…それより葉月さんはどうしてここに?」

 

「私は里帰り……かな、そういう千秋さんは?」

 

「私は旅行、これから長野以外にもいろんなとこに行こうと思ってるんだけど、どこに行けばいいのかわからないからとりあえずこの周辺でいいところ教えてくれる?」

 

「それなら私の家より少し奥に行ったところにあるキャンプ場とかスキー場とかある場所とかどうかな…って言っても私はほとんど行ってないけど……」

 

中学卒業後にアルバイトのために街中には降りてきたけどそこまで街中を歩くってことはしなかった。

もちろん自分の住んでる地域の周りはあんまり分からない、コンビニもないしこれといった観光地は無いことぐらいしか。

 

「そこ行く前に葉月さんと買い物したいんだけどいいかな、お金は私が出すからさ」

 

「え、ちょ───

 

私は千秋さんに手を引っ張られたまま駅前の黄色か赤か緑か分からない名前の建物の中へ入っていった。

 

「葉月さんに似合いそうなのは………これかな」

 

「眼鏡とサングラス………なんで?」

 

建物の中には何種類かの店があった。

その中の一つ……眼鏡屋に私は連れてこられて似合う眼鏡を探されていた。

 

「んー、なんでって言われても……葉月さんが女の子だから、かな?あ、もしかして眼鏡の度を気にしてる?それなら大丈夫だよ、これは伊達眼鏡だから」

 

「い、いやそういう訳じゃ……」

 

結局、眼鏡は買わないでそのまま次の店へ。

洋服屋で色々と試着して少し気に入った服だけを購入してバッグに入れた。

そのまま駅前の昭和亭(?)で昼飯を食べた。

 

「千秋さんは辛くないの?」

 

「………いきなりだね、葉月さん」

 

私は千秋さんが買い物の途中、時々見せた暗い表情を気にしていた。

周りの人達の目を気にしている様子もあったから心配して声をかけたけど…

 

「今は大丈夫だよ、まだしっかり話してないけど葉月さんにはいつかしっかりと話す、だから今は気にしないで」

 

「………うん」

 

この後、千秋さんは私の家の方に向かうバスで『とがくれ』とかいう地域に向かった。

私はそれにはついて行かずにそのまま街中で色々と探すことにして信号を待っていた。

 

 

 

 

その時だった。

 

「これを忘れちゃダメでしょ」

 

聞き覚えのある声が私の後ろから聞こえて振り向こうとしたら左耳に機械をつけられた。

その機械はオーグマーだった。

 

「もしかして───

 

「じゃあね、君の人生はここで終わりだ」

 

私はその声の主に突き飛ばされて車が沢山走っている道路に飛び出てしまった。

 

そしてそのまま何かにぶつかった衝撃を受けて私は気を失った。

その時、薄れていく意識の中、光の玉のようなものが空に飛んで行った気がした。

 

 

────

思い出せない………

忘れるはずのないことを……

 

 

 

 

 

私は数日後、病院で目が覚めた。




単なる殺人事件だよねここまで来ると


葉月は何を思い出せないのか…

事態は最悪な方へ進んでいる………!?

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