ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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ホロウ・リアリゼーション編 序章
第144話 英雄の最期【裏切りの真相】


ダイシーカフェでみんなが集まって1週間ほど経過した頃。

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ダイシーカフェ

 

たまたまダイシーカフェにいた俺らはあとから入ってきた詩乃に和人との待ち合わせ、ということを聞きそのまま俺らは和人が来るのを待って話に参加した。

 

 

和人が来た後すぐに明日菜も来て話は盛り上がっていた。

話の内容は《第5回B.o.B》に参加して欲しい、という話だった。

前日にGGOでSAOメンバーとシノンが1つのチームと対戦したらしくその時に出て欲しい、という話をしていたらしい。

 

 

半年後の話をしてもしょうがない、ということで明日菜が1つの話題を持ち出した。

それが、()()()()()()()()()()()()()の事だった。

聞いたところによると人口フラクトライトだとかAIだとか色々難しいアルバイトらしいが和人はそのバイトでやっていたことは何も覚えていないらしい。

オーグマーのような危険性は無いらしいが中々に怪しい仕事を和人はしている。

 

「本当に安全なのかわからないだろそれ……確かに聞いたところだけだとオーグマーみたいに記憶を奪うわけじゃなく《抜き取る》形ではあるんだろうけど」

 

「春揮も受けてくれれば良かったのにな……まぁ、アーガスが忙しいとかあるんだろうけど」

 

菊岡からの頼みは俺にも届いていた。

とはいえSAOのデータが戻ってきた今は《SA:O》の最終確認をするのに忙しくてバイトに関しては完全に無視していた。

よりによって菊岡からの頼みとなると危ない雰囲気が漂っていたのも無視した理由の一つだ。

 

「そうだエギル、店で話し合って悪かったな、それじゃ、またいつか来るよ」

 

「もう帰るのか和人……?」

 

「話すべきことは話したからな」

 

色々考え事しているうちに和人と詩乃と明日菜は帰る用意をしてそのまま帰って行った。

未だにコーヒーを飲むのに躊躇している葉月を横目に俺は七色から届いたメールを見ていた。

 

───

春揮くん

プリヴィエート

いきなりのメールごめんね

春揮くんがやってくれたシステム設定で残り2日ぐらいで完成するわ

完成と言ってもβテストだけどね

とりあえず、βテストへの招待するわね

 

 

 

P.S.まだしばらく日本に残ることになったわ

────

 

3日前に俺がアーガスで仮完成した《SA:O》のαテストを行い色々発見したミスを訂正したのが見事に完成を早めたらしくそれを伝えるためのメールが届いた。

 

「俺達も帰るか、葉月」

 

「うん」

 

エギルに礼を言ったあと、傘を持ってそのまま家へ向かった。

 

「へぇ……それじゃ、少ししたらその……《オリジン》とか言うのを始めるんだね?」

 

「まぁ、何も問題がなければいいが……」

 

と、葉月に《SA:O》の完成を伝えていると道の前から誰かが近づいてきた。

 

「なぁなぁそこのおにぃさぁん?ちょっと道案内してくれねぇかぁ?」

 

「………お前、誰だ」

 

「忘れちゃ困るぜぇ?英雄さんよォ?」

 

「…………!?」

 

俺の後ろに立っていた葉月が一瞬で顔色を変えた。

そして俺はその様子を見て目の前に居る男の正体をやっと思い出した。

 

「お前………ラフィンコフィンの……!!」

 

SAOの頃、葉月を騙してラフィンコフィンへと勧誘し、実の姉を殺させた男……あの時は逃げられたがまさかこんな所に居るなんて……

 

「やっと思い出してくれたかぁ?そこの小娘を騙したのは俺だってのによォ…?それに、あんたの()だとか言うやつも最近俺にまんまと騙されやがってなぁ……」

 

「「…………!?」」

 

「お前らはバカだよなぁ…騙されてよぉ?」

 

「お前…………!!」

 

「まぁ、お前らはここで死ぬんだけどなぁ!?」

 

そう言って男は右手に見たことの無い武器を取り出した。

 

「この武器はなぁ!あの、《黒の剣士》の元にも同じやつを持ったやつが行ったぜぇ?」

 

「和人の方にも……だと?」

 

「あぁ、そうさ、今頃死んでるだろうなぁ……お前も同じ目にあってもらうんだよォ!」

 

男は右手に持った武器を構えて俺に当てようとしてきた。

即座に避けることも出来ずにその武器が当たる寸前に葉月を後ろに突き飛ばし持っていた傘で男の足を狙って突き刺して葉月に向けて叫んだ。

 

「逃げろ葉月!!」

 

「春揮……!?」

 

俺はそのまま武器が心臓部に当たりそのままその場に倒れた。

男は俺が突き刺した傘の当たりどころが悪かったらしくその場から動く様子はなかった。

 

「春揮!は…き!は───

 

俺はそのまま気を失った。

 

 

 

 

 

 

春揮が倒される少し前……

 

「お兄さん、ちょっと道を教えて欲しいんだけど…」

 

「お前、ダイシーカフェの前をうろついていたな、なんのつもりだ」

 

俺、和人は明日菜と帰る途中に変な男と遭遇していた。

 

「やっぱり黒の剣士様には分かっちゃうのかァ……俺は《ジョニーブラック》、こういえば分かるかぁ?」

 

「ジョニー……ブラック!?」

 

ジョニーブラック、ラフィンコフィンのメンバーの一人で死銃……赤目のザザと共に行動していた男だ。

 

「まぁ、SAO(向こう)じゃマスク被ってたからわからなかっただろうけどなぁ………」

 

俺は思わずSAOの癖で剣を抜こうとした、がここは仮想世界でも拡張現実でもなく剣はなかった。

 

「クックック……なぁいよォ!剣なぁいよォ!」

 

「お前だって……この世界には毒武器なんて……」

 

「………あるよォ!毒あるよォ!」

 

(あれは………死銃!?)

 

ジョニーブラックが取り出したのは死銃……新川恭二がシノンや俺に使おうとしていた毒を体に流し込む武器だ。

あれを受けたら体に毒が周りそのまま……

 

「剣がねぇと英雄様もひ弱なガキだなぁ!!くたばれぇ!」

 

ジョニーブラックが俺にその武器を刺そうとしてきた。

俺はジョニーブラックの足に傘を刺し、俺は毒武器を刺された。

 

そしてそのままその場にジョニーブラックと俺は倒れた。

 

 

 

 

 

 

数時間後

葉月目線

 

明日菜から和人も病院に運ばれた、という情報は聞いたけど春揮はそことは違う場所へ運ばれていた。

そこは世界で唯一《医療用VRマシン:メディキュボイド》を導入している病院だった。

 

「プリヴィエート、葉月、あなたとはお久しぶりになるかしらね…春揮くんはここで意識だけをVRに入れて治療することになったの、だからここに運んでもらったから……とりあえずALOにはログインしてるわ」

 

「………………」

 

七色が私の元に来て説明してくれたけど私はそれを無視してその場から離れた。

 

 

 

 

 

「葉月さん……とりあえずみんなに話をしとかないと……」

 

私、七色は『虹架』、『琴音』、『霧雨達』、『鼠の人』という名前のメール相手にメールを届けた。

 

「きっと、目が覚めるはずよ、春揮くん」

 

私は葉月さんを探しに行った。




騙し騙され色々大変なことになってるね

ないよォ!


なんと和人だけでなく春揮にも魔の手が……
果たして春揮は大丈夫なのか………
メディキュボイドで何とかなるものなら大丈夫か
葉月は何を思うのか……

そして七色が送ったメールの相手は一体………


次回から(実際は今回から)
ソードアート・オンライン《ホロウ・リアリゼーション》編

スタート!




アリシゼーション編は

途中からやりますぜ
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