ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月
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第145話 失う恐怖【守る意味】

病院外:入口付近ベンチ

葉月目線

 

───逃げろ!葉月!!

 

あの時、春揮が私に向かって叫んだ一言。

これがずっと頭の中で響いてる。

あの時……私が動いていれば───

 

「葉月さん!!」

 

「………?」

 

名前を呼ばれて顔を上げると目の前にオレンジ色の髪の女の人が立っていた。

 

「ぼーっとしてたけど大丈夫?……って言っても今の状況じゃ無理があるよね………あ、私は琴音、向こう(ALO)ではフィリアって名前で髪色も違うからわからなかったかな…?」

 

フィリアって確かALOのトーナメントの時にいた人……でもなんでここに……?

 

「とりあえず悩みがあるなら聞くよ?」

 

「………何も無い」

 

「そんな事ないでしょ?」

 

「辛く………無い……」

 

あと一歩でも動いていれば、少しでも手を伸ばしていれば…春揮があんなことにならなかった……

私のせいで……私の………

 

「葉月さん、辛くないならそんな悲しい顔はしないでしょ、それに……()()()()ように見えるよ」

 

「琴音さんと……同じ?」

 

「辛いことは抱え込まない方がいい、誰かに話した方がいいよ」

 

『それに、ハーちゃんは笑顔の方が可愛いカラな』

 

「!?」

 

突然、私が耳につけていたオーグマーからどこかで聞いた声が聞こえてきた。

……って、なんでオーグマーから?

 

『ハーちゃん、悩み抱えてそうな時は笑う事なんてなかったヨナ、SAOの時はずっと暗かった……今みたいにナ』

 

「アルゴ……?」

 

『やっと思い出したのカ、なんでオーグマーに話しかけてるかはこっち(ALO)に来たら教えるゾ、とりあえず……そこのトレジャーハンターに悩みを打ち明けナ』

 

オーグマーから聞こえたアルゴの声はこの一言の後からは聞こえなくなった。

それと同時に琴音さんが私の横に座ってきた。

 

「……さっきの情報屋さんに言われたように、悩みを打ち明けた方がいいと思うよ?」

 

「…………うん」

 

私は琴音さんに全てを打ち明けた。

守ってもらってばかりだということ、自分は守れなかったこと、そして……誰かを失う恐怖を。

 

「葉月さん、多分春揮くんも同じように誰かを失いたくなくて葉月さんを庇ったんだと思うよ」

 

「でも…………」

 

『黙って聞いてれば……そんな悲しい顔でそんな事を思ってたのか…』

 

「春揮………?」

 

再び、オーグマーから声が聞こえた。

それもアルゴではなく春揮……ALOだと思うからラギの。

 

『約束したはずなんだけどな……お前のことを必ず守るって』

 

「そう……だけど……」

 

『他人に言いたくないなら今からALOに来い、そして直接俺にお前の気持ちを伝えろ』

 

「………わかった」

 

『アミュスフィアならさっき持ってたバッグの中に入ってる、多分隣の病室でログイン出来る、待ってるからな』

 

春揮に言われて私は病院の中に入って春揮が持ってたバッグの中のアミュスフィアを取り出して隣の病室でログインした。




春揮がやられたのと病院での話は同日です(だからバッグ持ってる)

フィリアもとい琴音登場(ホロフラ昨日クリアした)
ホロリアを久しぶりに開いたけどやっぱりアルゴ可愛いわ
アルゴはやっぱりヒロインだな

オーグマーから声が聞こえる大事件
それもアルゴとラギ



次回、気持ちを伝えるために………?

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