ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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第14話 月下の少女【part2】

私が『SAO』にログインした理由、それは『自由』になりたかったから。

 

そんな、くだらない理由を作ったのは家族だった。

 

中学2年生の後半から、親が「エリート校」に進みなさい。って言うようになっていた。

元々、親は大手企業の課長をやっていて、自分たちが超エリート校を卒業したことを自分たちの子供に押し付けようとしているだけ。

それも、日和(ヒヨリ)お姉ちゃんは普通に進学したのに、()()()進学先を固定された。

 

結局、近くの高校は倍率が高すぎて受験前から無理だとわかって、少し遠くの高校はエリート校だけど男子校。

……と、無理な話を押し付けられていた。

 

それでも親は無理矢理にでも進学させようとエリート校だけを探した。

 

結果的に私は親の意見を全て無視し、高校に行かずにアルバイトすることに。

 

中学の時から友達を作らなかった私はアルバイト先でも全て1人で仕事をこなした。

 

その間も親は普通に進学していた()()()()()お姉ちゃんにだけ構っていた。

 

お姉ちゃんは私に気をつかってくれていたと思うけど、私はそんな『優しさ』に気づかないまま。

 

そんな私はネットでちょっとした記事を見つけてお姉ちゃんと一緒に見ていた。

 

「そーど…あると…おんらいん?」

 

「葉月…それ、ソードアート・オンラインね。artってたしかにアルトって読めないこともないけども」

 

「あ、これアートだっけ……それでなんなのこれ?」

 

「…記事を書いたのはソードアート・オンラインの製作者代表の『如月』って人ね、これ、『VRMMO』ってやつの『フルダイブ型仮想世界』……難しい言葉ばっかり」

 

────

我々、アーガスは「フルダイブ型仮想世界」の実現を可能にさせ、ついにVRMMORPG、ソードアート・オンラインを『ナーヴギア』と共に発売することに決定した。

それに伴い、βテ……

────

 

「お姉ちゃんはやるの?」

 

「葉月がやるならやろうかなーって思ってるけど」

 

「……そう」

 

「……?」

 

お姉ちゃんの答えを冷たく流し、パソコンに視線を戻した。

この時から、何故か私は『お姉ちゃんが私を恨んでいる』『私は不自由だ』と、ありもしない感情を抱くようになっていた。

 

────

私は運良く『βテスト』をやることが出来た。

その時作ったアバターは『身長が低く、体型も普通でそれでいて貧乳』の私とは真逆で『身長は高く、体型は変わらず普通でそこそこ胸がある』と、自分を偽ったアバターを制作し、βテストに参加した。その時に細剣の戦い方を出来るだけマスターした。

 

お姉ちゃんはβテストには応募していなかったらしい。

 

 

それからしばらくして、SAOの正式サービスが開始され、βテストの時と同じアバターを使って狩りをしていた私は『片手剣を使う3人の男達』を横目に街に戻った。

そこで事件は起きた。

 

SAOの開発者、『茅場なんとか』が《デスゲーム》と宣告をした、それと同時に手鏡が手元に現れ、私はアバターを現実と同じ見た目にされた。正直ショックだった。

 

はじまりの街の転移門広場に転移されてきたプレイヤー達も同じように「現実世界の顔だ!」とか叫んだりガッカリしてたりしてた中、多分狩りをしてた時に見た人達と思う3人の男達が路地裏に向かおうとしていた。

その中で1人と目が合った。それが、ルシハ。

 

3人を遠くから見送りつつ、行く宛もない私はフィールドに出た。

 

……その時に、私の運命は悪い方へとずれた。

一年後、ラフィンコフィンのメンバーの一人として解放軍のルシハと私を挟んだ『あの男』に嘘を吹き込まれ、私はPKをするようになっていた。

 

そして、第1層の迷宮区に行って、Bチームに入り、Bチームの人たちを()()()

 

その時点で抵抗が少しあったのに、あの時にルシハと再会したのに、PKをやめず、『邪魔なヤツらを消しただけ』なんて嘘をついてルシハにも攻撃しようとして、「助けて」って言おうとしてもコボルトが間に現れて、そのまま私は逃げ出してしまった。

 

もし、あの時に私もコボルトを倒すのに参加していたら、後でルシハから聞いた『ルナ』って人も死んでなかったのかもしれない。

お姉ちゃんを殺していなかったかもしれないのに……

 

解放軍がアジトにやって来るって情報はラフィンコフィンのメンバーの中で()()()()()()をした男が話してきたりしたけど、その後のショックで今は思い出せない。

 

第1層で、ルシハについて行けば。あの男に騙されてなければ私は道を間違えなかったのかな……

 

────

 

「……どうすればいいの…お姉ちゃん…」

 

私はルシハが寝ている横で静かに呟いた。

 

────

そんな日から数日経ち、静かな草原の景色のいい高台で私はルシハと一緒に昼寝をしていた。

 

 

そんな時、ルシハにアスナからメールが届いた。

 

────

ルシハside

 

「……なるほどな」

 

メールの内容、それは。

 

『74層の偵察は終わったから、近々攻略に行きたいから、明日あたり、また、あのラーメン屋に集合してほしいけど大丈夫?キリト君から聞いたけどルシハ君の新しいパーティメンバーにも来てもらえるかな?』

 

と、なんで俺たちに攻略を頼むのかと思いつつ、ハヅキにも内容を見せ、次の日、俺たちはラーメン屋へ行った。

 

 




ちょっとふざけてみた(葉月が)

ちなみに触れてないですが葉月の目の色は水色で日和の目の色は赤です。誰得

葉月のログインする理由は自由になりたかった。ただそれだけなのに。
ラフィンコフィンのせいで、茅場なんとかのせいで全てが滅茶苦茶に。

そーどあるとおんらいん


ルシハと出会い、少しだけ心に迷いが生じた葉月は第1層の時点で選択を間違えてしまっていた…


そして現在に戻り、ルシハの元にアスナからメールが。

次回、74層へ……?
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