ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月
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第146話 伝えたい思い【本気の戦い】

ALO:央都アルン

ラギ目線

 

「……とりあえず悩みがあるなら話してくれ」

 

「ラギ………」

 

ハヅキにALOにログインするように指示をした俺は集合場所に決めたアルンでアルゴと共にハヅキと合流した。

大体葉月が抱えてる悩みなんてわかっているんだが…

 

「私は………」

 

「やっぱり聞くのは後でいい、その様子じゃ話せそうにないし……向こうにある浮島……《ヴォークリンデ》でデュエルするぞ」

 

「デュエル………?」

 

俺はハヅキがSAO初期のような暗さで俺の方を見てきていたのを気にしてハヅキにデュエルを申し込んだ。

今の状況でハヅキが俺に気持ちを打ち明けてくれるような気がしない。

だからこそデュエルで………(こいつ)でハヅキの気持ちを受け止める。

 

「アルゴ、お前はここで待っててくれ」

 

「はいヨ、待ってるからナ」

 

アルゴにアルンで待っててもらって俺とハヅキはアルンの近くにある()()()()()()の《浮遊草原ヴォークリンデ》へと移動した。

 

 

 

「さぁ来い……ハヅキ…!!」

 

俺は片手に剣を構え、ハヅキは最近ALOで使うようになった片手剣を構えた。

ハヅキは慣れない動きをしながら俺の方にソードスキルを放ってきた。

 

ソードスキル:スラント

 

「私は………ラギを……春揮を守りたい…っ!」

 

「それが……お前の気持ちか……」

 

俺は葉月のソードスキルを軽く避けてそのままハヅキの背後にまわった。

 

「悪いけどなハヅキ……俺は誰かに守られるのは嫌なんだよ…昔みたいに自分に危害が加わらないことが一番嫌なんだ、結果的にお前に辛い思いをさせてるかもしれないけどな……」

 

「春揮………」

 

「お前が守られるだけなのは嫌だと言うように俺だって誰かに守られるのは嫌だ、怖いんだよ、傷付くのが、だから俺はお前を守った…………お前の姉を俺が救えなかった代わりに……な」

 

「…………!?」

 

SAOの時に何度も目の前で起きたこと、それが誰かを危険な目に合わせることだった。

夕立の霧雨やアルゴ、ルナや葉月の姉、キリトやアスナにも危険な目に遭わせてしまった。

SAOで葉月の姉に言われたこと……『葉月を守って欲しい』俺はその言葉をずっと考えて、実行していた。

 

「葉月………強さは誰かを守ることが出来るわけじゃない、誰かを救うことが出来るやつは強いわけじゃない……俺みたいなやつもいるしな」

 

「春揮……………」

 

「泣くなよ……まだ、デュエルは終わってないぞ」

 

葉月の気持ちはわかった、そして葉月は俺の気持ちをわかってくれたはず。

なら後することは1つ……

 

「俺達の初デュエルだ、本気でやろうぜ」

 

「うん……絶対に負けない…!!」

 

 

 

 

 

 

葉月目線

 

春揮が言ってくれた言葉でやっと分かった。

だからこそ私は春揮のそばにいたい……

 

(ありがとう………春揮…!!)

 

私は再び剣を構えた。




浮遊島ヴォークリンデ
あら、どこかで聞いたことある名前


辛い時は泣けばいい、現実はそう簡単じゃねぇけどな
深刻な話ほど俺の作品は早く終わる
葉月の気持ちは晴れたと思うけどどうだろうね

そういえばこれを書いてる今、(2018/11/07 14:57:08)の二分前に原作のSAOがクリアされた
おめでと?




次回
実は作品内だと初のラギVSハヅキ

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