ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:立花祐也
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第147話 断ち切った想い【最高の笑顔】

ラギ目線

 

「はあぁぁぁ!」

「せやあぁぁ!」

 

俺とハヅキは再び剣を構えて勝負を開始してから数分間、ほぼ互角の勝負を続けていた。

SAOで出会ってから1度も手合わせしたことがなかったが葉月は俺とほぼ変わらない実力を持っている、それも不慣れなはずの片手剣で俺と互角……

 

(SAOの時にデュエルしてたらどうなってたんだ……)

 

葉月に片手剣での戦い方を教えたのは俺だけど多分この強さは俺は関係無しに葉月自身の実力のはず。

つまり葉月のこの実力は俺に守ってもらわないための、そして俺を守るために自分が作り出した強さ…

 

 

「まったく……この世界だけじゃ無駄だろ…」

 

「やっと伝わったのかな………?」

 

「まぁな………」

 

葉月が俺に気持ちを言葉で、そして(こいつ)で教えてくれたんだ、だからこそ俺も本気で答える、このデュエルで………!!

 

 

 

 

 

 

 

その頃……

央都アルン上空

 

「やってるわね」

 

「お、セブン、やっと来たのカ」

 

私、七色はセブンとしてALOにログインしてアルゴと合流して2人のデュエルを遠くから見ていた。

 

「あの二人……仲良いのか悪いのか分からないわね…」

 

「きっと、仲はいいと思うゾ、あの二人は……ルー坊とハーちゃんは」

 

「そうよね、それに、ハヅキちゃんは悩みを打ち明けたみたいだし……2人ともあんなに楽しそうにしてる」

 

「最高の笑顔……だナ」

 

二人ともさっきまで殺伐とした雰囲気を出てたはずなのにいつの間にか楽しそうにデュエルをしてる。

でも、ラギは……いや、春揮くんは今の自分の状況をわかった上で葉月ちゃんの気持ちを受け止めてデュエルをしてる………

 

(無理し過ぎないように言った方が良かったかな……)

 

 

 

ラギ目線

 

「はあぁぁぁ!」

 

ハヅキの攻撃を受けつつ俺はハヅキに片手剣ソードスキルを放とうとしていた。

……が、一瞬だけ俺の体に痛みが走って動きが止まった。

 

(限界……か………)

 

ハヅキを待っている間にも少しだけ感じた痛みだが多分俺の現実世界(向こう)の体に仮想世界(こっち)の俺が影響を与えて負荷をかけすぎた可能性がある。

意識だけをメディキュボイドに送ってログインしてる俺は現実世界の体に影響を与えやすい、それも原因の一つだと思う。

 

(ハヅキとのデュエルを終えるまでは倒れる訳には行かねぇ………!!)

 

「ハヅキ!!()()で決めるぞ!」

 

「……わかった!」

 

俺とハヅキは同時にウィンドウを開いて背中に二本目の剣を出した。

その時だった。

アルンのある方向から1人のプレイヤー……セブンが飛んできて俺とハヅキの間に入って来た。

 

「ラギくん!あなた一体何をしようとしてるかわかってるの!?これ以上大技を放ったらあなたの現実の体に───

 

 

「そんなことはわかってるんだよ!……だけど、これは俺とハヅキの()()の勝負だ……終わるまで邪魔はしないでくれ」

 

「ラギ………」

 

「……わかったわ、でも、無茶をし過ぎないでよ、本当に……あなたの体への影響は計り知れない」

 

そう言い残してセブンはその場から去っていった。

 

「ラギ……今のホントなの…?」

 

「早くやろうぜ、次の一撃で俺達の勝負を決める」

 

「……うん」

 

俺とハヅキは2本目の剣を抜いて構えた。

 

この勝負で俺の体への影響は確かに大きいかもしれない……だとしても俺はハヅキとのこの勝負を全力で楽しむ、ハヅキも同じ気持ちのはずだ。

 

 

「行くぞ……ハヅキ!!」

 

「………うん!」

 

俺達は同時にソードスキルを放った。

 

「はあぁぁぁ!」

 

「せやあぁぁ!」

 

ソードスキル:スキル・イクスプロード

 

 

 

 

 

 

 

結局、お互い赤ゲージで残りその場に倒れた。

 

「……ハヅキ…?」

 

倒れてる俺にハヅキが何故か抱きついてきた。

抱きついてきたハヅキはそのまま何も言わずに泣いてしまった。

 

「なんだよいきなり……」

 

「だって……ラギ……無理してまで私とデュエルを……」

 

「お前とやるんだ、無茶してでもやるに決まってるだろ……」

 

「ありがと………」

 

そのまましばらくの間俺達はこの場から動かなかった。

 

 

この後、アルンに戻って俺はセブンに怒られつつハヅキのオーグマーの説明をした。

 

ハヅキのオーグマーは長野で事故にあった時に1部が損傷して使えなくなっていたため、七色にお願いして修理をしてもらう時に念の為、ということで俺のVRデータからハヅキのオーグマーに連絡をすることができる機能をつけてもらった。

ということを話した。

 

 

「しばらくは会えない……?」

 

「会えはするけど数日後にはハヅキは《SA:O》の攻略を開始する、そっちに参加するとALOにはコンバートも出来ないからさ、俺の体の調子が少しでも良くならないと別ゲームには行けないようになってるからしばらく会えないんだ」

 

「……わかった」

 

「それまでは俺とセブンが呼んだメンバーとアルゴと一緒に仲良くしてろよ」

 

「……うん!」

 

「その代わり約束する、必ずお前達がピンチになった時は必ず助けに行く」

 

 

 

この後、ハヅキはログアウトした。

 

「さてと……『システムコマンド:ID《Lucifer》』をログイン」

 

(しばらくの間……か)

 

俺はそのままとある場所へと移動した。

 

 

 

 

 

 

現実世界

葉月目線

 

ログアウトした私の真横に全く知らない男性が二人いた。

 

 

 

「ちょ待っ……なんで殴るの!?」

 

私は反射的に手を出していた。

 

「誰………」

 

「まぁまぁ、そんな怖い顔しないで、その小さ……痛い痛いなんで首締めるのちょっと待ってマジで」

 

「木田先輩が悪いんですよ、ごめんねいきなり、この人は気にしないで、あと首締めるのやめてあげて………とりあえず自己紹介しないとね、僕とこの人は《如月春揮》と同じアーガス社員、如月より先輩になるけど」

 

 

「春揮と同じ……?」

 

「君のことは聞いてるよ、葉月ちゃ…痛い痛いなんで首締めるのまたですかやめ……」

 

「さっき、七色って人から色々聞いてね……まぁ、如月が一応無事だってわかったから僕達は帰るよ、この変態が君になにかする前にね」

 

変な2人組が特に何も話さずに春揮の様子だけ確認してそのまま去っていった。

 

(誰だったんだろ……ま、いいや)

 

「桜花ちゃん見つけタックルー!」

 

「ちょっ………」

 

私は聞いたことのある声を聞いたと同時にさっきまで寝てたベッドに倒された。




見つけタックル



殺伐としたデュエルってSAOですか
あ、そうですか


体に影響を与えるってヤバイね

SA:Oの攻略へ進む葉月『達』を置いて春揮は一体何を……?


そして現実世界に戻ると現れる怪しいふたり
あの二人は
もうすぐ公開される(かもしれない)
少し前に話した
共作の
眠猫の玉手箱
という方のSAO作品のオリキャラです、向こうの人がいつ書くのか楽しみ



ちなみに首締められた方は性同一性障害とかいう設定持ちです、(本当は)男です、中身はかわいい女の子(笑)


見つけタックルしたのは一体誰だろうね?

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