ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
「珍しいなハーちゃんがコーヒー飲んでるなんテ」
「こっちなら少しぐらい飲めると思って……それよりアルゴはどうしたの?」
「今からこの街の探索をしようと思ってナ、一度ここに寄って誰かいたら一緒に行動しようってことにシタ、そしたらちょうどハーちゃんがいたンだ」
「ちょうど私も暇してたし行こう」
こうして私はアルゴの誘いで一緒にこの街の探索をすることにした。
商店通り:武器、防具販売店
「やっぱりまだまともな武器は売ってないナ……」
宿屋を出て直ぐにある
攻略がまだされていないと言うことと、《
「ここには収穫無しだナ……とりあえず次行くカ」
「うん、そうだね」
商店通り:鍛冶屋、飲食エリア(カフェ)
「ん?ハーちゃん、何買ってるンだ?」
武具売り場の近くにある橋を渡って向かい側に移動した私達は橋の先にある鍛冶屋の店頭販売みたいなやつで私はとあるものを購入した。
「それは……メガネ?」
「うん……度は入ってないけど買いたくて」
「
「………!!」
私がいつも付けてないメガネを買ったのはちょっとした理由だった。
それをアルゴは見事に見抜いてきた。
「まぁ、深くは聞かないトク、とりあえず今は他のところを回るゾ」
「……うん」
私は買ったメガネを付けて先に行ったアルゴを追いかけた。
湖畔公園
「商店通りの横はこんな感じになってたのカ、なかなか広い公園だナ」
商店通りを出た先は大きい公園だった。
全体的に緑が多い公園でまだ攻略に行ってないプレイヤーやNPCが至る所を歩いて景色を見ている。
と、周りの景色を見ているとアルゴ目掛けて小さな何科が走ってきた。
それはアルゴのお腹にタックルする形でジャンプをした。
「な、ナンだ?……って、は、ハーちゃん!こいつを早く離してくれぇ!?」
「この子……子犬?」
アルゴにタックルしたのはほんとに小さい子犬だった。
首輪がついているってことは飼い犬……?
「は、ハーちゃん!早く!早くこいつを離してくれ!!」
「アルゴ……もしかして犬苦手?」
「そ、その通りダ!だ、だから早……舐めるなぁ!?」
どこから来たのかわからない子犬はアルゴの足にしがみついてそのまま足を舐めた。
アルゴは子犬を引き剥がそうとして躊躇うということを何度も繰り返していた。
「あ、ごめん!アルゴさん!」
子犬の来た方向からシズクが走ってきた。
「その子はこの街で受けられるクエストで、『理由があって飼えなくなった子犬を育てて欲しい』っていうことで受けたんだけどその子、《ワン吉》がはしゃいで走り回っててそれでアルゴさんの足にしがみついちゃった」
「い、いいからこの子を離してくれ!!」
結局シズクがワン吉の名前を呼んだことでワン吉はシズクの元に戻ってアルゴは一安心。
「あ、ハヅキちゃんメガネ付けてる……ま、それはまた後で話聞くね!それじゃ、私はワン吉と遊んでくる!」
こうしてシズクはワン吉を連れて公園の奥に行った。
「はぁ……全く、酷い目にあったゾ」
「それじゃ、次の場所で最後にしよ」
展望台:カフェスペース
「ここの高台の景色は最高だったナ、さっきの疲れが取れた気がスル」
「アルゴって、犬苦手だったんだね」
「そ、それは言わなくていいダロ!」
街の中で最後のエリアとなる展望台にあるカフェスペースで私とアルゴは《ミラクルスペシャルレモンティー》という飲み物を飲みながら話をしていた。
「そうだ、ハーちゃん、街の探索に付き合ってくれてありがとナ、特にお礼とかは出来ないケド、楽しかった」
「うん、私も楽しかった」
「これからは攻略メインになるかもだけド、またこんなふうにゆったりしようナ」
こうしてべーたテスト初日は終わった。
そして次の日、ログインした私は細剣を装備して街の外に出た。
そこで私はとある出会いをした。
ホロウリアリゼーション内1番存在感があるキャラ、ワン吉
今回は終始平和でしたね
次回はそうはいかない見たいです
多分ホロリアやったことある人なら街の配置と今回の回った順番わかると思う(ホロリアの商店通りとほぼ同じように書いた)