ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
リューストリア大草原:フォーニアス侵蝕丘陵
転移門広場から転移した私は広大なフィールドの1つ、【リューストリア大草原】の第1エリアでレベリング兼細剣での戦い方を思い出していた。
「はぁぁぁ!」
レベルが1ということもあるから奥に進みすぎたらそこら辺のMOBにさえ苦戦する、攻略の為にも今のうちにレベリングをしないと……
「せやぁぁ!」
1人でレベリングをして数分、私は少し先に周りのモンスターとは比べ物にならない大きさのモンスターを見つけた。
そしてそのモンスターの目の前に私と同じぐらいの背の女の子……昨日、転移門広場で少しだけ見かけたあの子が立っていた。
(あの子………危ない……!!)
モンスターが女の子の存在に気づきそのまま攻撃をしようとしていた。
「せやあぁぁ!!」
私は物凄いスピードで走ってボスの攻撃を細剣で弾き飛ばして女の子を守った。
(大丈夫とか声をかけてる暇はない……よね……)
攻撃を防いだのはいいけど目の前にいるこの大きなモンスターは見た目も強さも周りのモンスターより圧倒的に高い。
(でも、後ろの子を守るために……戦う!)
────
NM(ネームドモンスター):dead boa
Lv.14
────
私の現在のレベルが3、相手とは10以上の差がある。
その差を埋めて後ろにいるNPCの女の子を守りながら戦うとさすがに辛い……
だとしても諦める訳には行かない……!!
そう思った矢先、モンスターの
(想像以上に強い………でも……!)
「私が……あなたを守ってみせる…!!」
モンスターの攻撃で一気に体力が減った私はなんとか立ち上がってモンスターの攻撃を防ごうとした。
ここがデスゲームじゃないから私は死なない、だとしても今私の後ろにいる
「せやあぁぁぁ!!」
私が攻撃をしようと動き始めるより速く、モンスターの攻撃が私に直撃───
したはずだった、けどモンスターは後ろに吹き飛ばされていた。
「危なかったね、あとは私に任せて」
街に戻る転移石がある方からどこかで聞いた気がする女の人の声が聞こえた。
「れ、レイン……さん?」
「呼び捨てでいいよ、って前にも誰かに言ったっけ?…まぁ、そんなことはどうでもいいよね、今はこのモンスターを…私が倒す!」
レインはそう言った直後、モンスターに2連撃をいれて後ろに下がった。
その瞬間、モンスターの周りに大量の剣が出現してモンスターめがけて飛んでそのままモンスターの体力を一気に減らした。
そしてレインのこの一撃でモンスターは消滅、私のレベルは5になった。
この後、NPCの女の子に声をかけようと思ったけどいつの間にかあの子はどこかに行ってしまっていた。
はじまりの街:宿屋
「そっか、ハヅキちゃんにはまだ春揮君からも説明無かったのかー…私のソードスキルは《多刀流》、この世界ではどうなるかと思ったけどまさか《エクストラスキル》無しに二刀流ができるなんて思わなかったよ」
レインは自分の戦闘スタイルを教えてくれた。
でも、通常この世界では二刀流を発動するには春揮がSAOで使っていた《絶界の双星剣》というエクストラスキルが必要、のはずだけどレインだけは何故かそれ無しに二刀流スキルが使える。
「とりあえず、1日遅れたけどこれからよろしくね!ハヅキちゃん!」
「………うん」
こうして私たちのパーティーにレインが加わった。
そしてここであのNPCが何者だったのかという疑問を抱いた。
(またいつか同じように現れる……かな)
レインがパーティーに加わり、あとからログインしてきたみんなに伝えて全員が挨拶を終え、レベリングやクエストの達成に解散した後。
「ハヅキ、いきなりで悪いんだけど私とデュエルしない?」
「ライム……?」
珍しく1人のライムがまたまたカフェでコーヒーを飲んでMMOニュースを買ったメガネで雰囲気を作りながら見ていた私に声をかけてきた。
そしてその内容はライムとの初デュエルだった。
レインさん、ちわッス
プレイアブルとして使った記憶が無いとか言わないとくけどレインさん強いよねゲームでも
謎のNPC……一体何が…?
ちなみにその事を話したのはレインだけだったりする
そして次回はライムとのデュエル(日常回的な)