ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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第156話 NMモンスター攻略【3人の連携】

私は細剣を、アルゴは曲刀、フィリアは短剣を構えてモンスターに連続で攻撃を始めた。

避けられる攻撃は避けて避けきれない攻撃は防げる人が防いでその間に他の2人が攻撃、という戦闘スタイルで《NM》モンスターの体力を少しずつ減らした。

 

「よし……連携行くゾ!」

 

アルゴが曲刀の2つ目に使えるようになるソードスキルをモンスターに当てて相手を怯ませた。

その隙を狙ってフィリアが短剣のソードスキル……《ラビット・バイト》をモンスターに当てた。

 

「ハヅキ!決めて!」

 

「うん……!!」

 

2人が作ってくれた隙に私が細剣ソードスキル《デルタアタック》を使った。

《NM》モンスターの体力ゲージが一つ減って残りはあと1ゲージになった。

 

(よし、これなら………)

 

「ハーちゃん!フィリア!スイッチ行くゾ!」

 

「うん……!!」

 

アルゴがモンスターの攻撃を防いでそのまま弾き飛ばして隙が出来たところで私とフィリアの同時攻撃をモンスターにくらわした。

 

(まだ倒れない……けど……!!)

 

「アルゴ!フィリア!もう一度連携行こう!」

 

「「おう(わかった)!」」

 

さっきの連携と同じようにアルゴが攻撃をしてそこにフィリアが追撃を加えた。

 

(今なら使える……!!)

 

「行け!ハーちゃん!」

 

「今がチャンスだよ!」

 

2人の声を聞いたと同時に右手に力を込める。

そしてそのままモンスター目掛けて細剣を振る。

 

「行っけぇぇ!」

 

ソードスキル:スタースプラッシュ

 

この戦いの途中でちょうど熟練度が上がり、使えるようになったソードスキル、《スタースプラッシュ》でモンスターに攻撃をした。

連携の追加ダメージもあってモンスターはそのまま体力が尽きて消滅した。

それと同時に私のレベルは20に上がった。

 

 

 

「よし、ここのエリアの転移石のアクティベートが終わった、帰るとするカ」

 

「うん、連携したから疲れたよ」

 

転移石から街に戻った私達はそれぞれアイテムの売却、装備を整えたりするために別れた。

街に戻ってメガネを頭に装備した私は新しい装備が売ってないかを確認するために男性NPCがやっている武具店に向かった。

 

(あれって確か………)

 

私が見つけたもの、それはSAOの時、初めてあった時から春揮……ルシハが装備していた《ブラックウィングコート》と《ブラックウィングブーツ》だった。

私は全く躊躇いもせずにその装備を購入した。

 

(着ないけど……春揮が来たらプレゼントにしよ)

 

財布が空になったことを悲しみながらアイテムの整理を商店通りの噴水に座りながらしていると私の方に誰かが近づいてくる音がした。

 

慌てて顔を上げるとそこには……

 

「お久しぶり、ハヅキさん」

 

「千秋さん……?」

 

GGOの時の見た目とほぼ変わらない千秋さんが立っていた。




今回のバトル描写は自信ある、だってまともに戦ってないから(おい



今回平和だったな、いや、平和すぎたな


男性NPCからブラックウィング シリーズを購入
そして財布が空になったことを悲しんでいるとまさかの千秋が近づいてきた。
果たして千秋は何をしに来たのか…?

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