ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
宿屋:ハヅキの部屋
ログインしてきた千秋さんが話したいことがあるらしいから私は宿屋にある自分の部屋に向かった。
部屋にある椅子に私が座ったと同時に千秋さんはいきなり頭を下げてきた。
「ハヅキさん、ごめんなさい!」
「え……?」
「私はあなたをなんの躊躇いもなく殺そうとした、空って言う人に協力して殺そうとした」
「…………」
確かに今考えれば千秋さんがたまたま長野にいて空さんが私のいる場所を確実に理解していた。
春揮からも少し話は聞いてたけど………
「お兄ちゃんからこのゲームの招待状を貰ったけど私はあなたに謝るためにログインした、許してくれなんて言わないし許してくれるなんて思ってないけど……って、ハヅキさん……?」
「千秋さん、今はもう自分を責めないで」
私は無意識に千秋さんに抱きついていた。
多分春揮もこの状況なら同じようにしているはず、というか私もこうされた。
「やめてよハヅキさん……私はあなたを殺そうとしたんだよ?」
「今はこうして生きてるから千秋さんを責めることはしないよ、それに千秋さんが騙されたのは空さんとは違う
「とある男……?」
「……話すから、その前に千秋さんがなんで私を殺そうとするのに協力したの?」
この後、千秋さんが落ち着いたところで千秋さんがなんで協力したのかを聞いた。
理由は私に対する妬み、それを抱いていたところにまるで狙ったかのように春揮を数日前に襲ったあの男……《ラフィンコフィン》の1人がSAOの頃の私のように千秋さんを騙して『妬んでいるなら殺せばいい』という気持ちを抱くようになって私を殺そうとした、けど空さんと出会って2人で協力して殺す……ということになってそれを行動に移したらしい。
「お兄ちゃんが………!?」
「何も聞いてなかったの?」
逆に私は千秋さんを騙し、春揮を襲った男のことを話した。
千秋さんも知っていると思ったけど春揮が今入院してることは伝えられてなかったらしい。
「ハヅキさん……やっぱり私、このゲームにログインするのはやめるよ」
「………待って」
ログアウトボタンを押そうとした千秋さんの腕をつかみログアウトボタンを押させないようにした。
「ハヅキさん……許してくれるのは嬉しいけど私は
「そんなことは無いよ」
「ハヅキさんは優しすぎるよ!……お兄ちゃんに似たのかな……」
千秋さんは私が掴んだ腕を振りほどいてそのままログアウトボタンを押してログアウトしてしまった。
私はそれを追いかけるようにログアウトして千秋さんに伝えた春揮が入院してる病院へ向かった。
病院:入口
入口の前にあるベンチに千秋さんが座っていた。
千秋さんは私が近づいてきたことに気がついて立ち上がって私の方に向かってきた。
「葉月さん、あのゲームのログインはしばらく考えてからにする……私を許してくれてありがとう」
そう言ってそのまま千秋さんは病院から帰って行った。
(春揮が何か言ったのかな……?)
私は病院の中に入って春揮の病室の前に立った。
『あーあー……聞こえてるかー?』
「うん、大丈夫」
私が付けてきたオーグマーからALOにログインしてる春揮の声が聞こえてきた。
入院してから数日経つけどほぼ毎日来れてる訳じゃなく今日は久しぶりになる。
「さっき千秋さんが……」
『あぁ、話は聞いたよ、俺があいつに話せることは全部話したはずだ……あとはあいつが俺の言葉をどう受け止めるかになる』
春揮は怒ってるわけでもなく悲しんでる訳でもない声のトーンで話してくれた。
『そう言えばそっちはどうだ?攻略、進んでるのか?』
「第1エリアが半分終わったよ」
『そっか……残り1週間と2日、それまでにお前が決めた目標を達成するなら早めに進めろよ』
「うん……そう言えば───
2日ぶりに春揮と話すため、色々と話すことがあって病院の人から止められるまでずっと話をしていた。
家に帰って寝て次の日
βテスト五日目
攻略を1人で進めようと思った私は宿屋でシズクとライムに呼び止められた。
「一人で行こうとはずるいこと考えるなー……なんてね、私たちと行こうよ」
「ライムがなんかカッコイイ!」
「なんだよそれ」
こうして私はシズクとライムの3人でリューストリア大草原の後半の攻略をすることになった。
投稿して気がついたけどあとがき書いてなかったのね俺
あ、どうも投稿してから6時間ほどあとの作者です
千秋さん、複雑な心境だな
春揮はほんとに何を言ったんだろうね?
次回は夕立の霧雨のふたりと攻略!
P.S.
UAが3万行きました!ありがとうございます!
こんな作品でも少しずつ読まれてるんだなーって実感が湧きます
これからも末永くよろしくお願いします!