ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月
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第160話 新たな仲間【AIキラー】

βテスト7日目

《オルドローブ大森林》

 

フィリアと合流してフィールドに出た私は開放されたばかりの新エリアのモンスターを少しずつ倒しながら奥へと進んでいた。

 

「ちょっとハヅキ、急ぎたい気持ちはわかるけどいくらなんでも進みすぎだよ!」

 

なんの躊躇いもなく突き進む私を後ろでモンスターを倒しながらフィリアが声をかけて止めてくれようとしている。

けど、私は一刻も早く攻略を進めたい、『βテスト中に全エリアのクリア』を春揮と約束したから。

 

 

残りは1週間、ずっとこうやっているけど帰還者学校にもそろそろ行かないと怒られそうだから猶予はそんなに無い。

春揮がβテスト中に戻ってこれるかもしれない、それまでに最終エリアまでは進めたいと思ってる。

だからこそ今はこの《オルドローブ大森林》の奥まで一気に攻略をしたい。

 

 

「待ってハヅキ、あれって……」

 

「あれは………」

 

 

立ち止まったフィリアが私を呼び止めて指をさした。

そこに居たのは数人の男プレイヤー、そしてその男プレイヤー達が囲んでいるのは私が《プレミア》と名付けた女の子のNPCだった。

 

男プレイヤー達はプレミアを逃げられないようにしてそのまま剣を振りかざしてプレミアに攻撃をした。

もちろん、プレミアはNPCでこのゲーム(SA:O)では自分から率先して攻撃をするように設定されていない。

 

そして《SA:O》では1部のNPCに攻撃をするとプレイヤーのカーソルは青色に変わる。

 

 

(なんて考えてる場合じゃない……今はプレミアを助けないと……!!)

 

フィリアも同じ考えをしたらしく、私と同じタイミングで男プレイヤー達の元に走って2回目の男プレイヤー達の攻撃を防いだ。

 

 

「な、なんだテメェら!」

「そんな約立たずで使えないNPCごときを守ろうとしてんのか?」

 

 

3人いる中の2人が同時になにか喋った気がするけどそんなことはどうでもいい。

今、この3人のプレイヤーはNPCを攻撃して青色のカーソル、《ブルー》になった。

 

「この子は私たちの《仲間》……傷つけさせる訳には行かない」

 

 

 

「仲間だぁ?そんな1コルしかくれねぇやつが仲間?NPCが?笑わ───

 

私はプレミアのことを攻撃して私たちのことを馬鹿にしてきた1人をソードスキル《リニアー》で吹き飛ばした。

 

 

「てめぇ、女だからって俺らは手加減しねぇぞ?」

「俺らに喧嘩売ったこと、後悔させてやるぜ」

 

1人は大剣を、もう1人は斧を構えて私とフィリアに同時に攻撃を仕掛けてきた。

私とフィリアはなんの問題もなく攻撃を避けた。

 

「フィリア、プレミアを守ってて、私がこの2人を倒す」

 

「分かった、でも手加減はしてあげてよ?」

 

「……出来るだけ」

 

 

フィリアが後ろで立ってるプレミアのところまで行ったことを確認して直ぐに私は細剣を構え直して二人の男に向けた。

 

 

さすがに前線まで来るだけの実力はある、とも思えないほど攻撃は遅く、さらにソードスキルも大剣と斧の初期のソードスキルしか使ってこない。

 

(これなら簡単に………)

 

私は細剣を持つ手に力を込めて一気にソードスキルを放った。

 

 

ソードスキル:スタースプラッシュ

 

「ぐぬぅぅぁぁあああ!?」

 

「うはあぁぁ!?」

 

二人の男は最初に《リニアー》で吹き飛ばした男のところまで吹き飛びそのままその場に倒れた。

その直後、近くにいた《NMモンスター》が3人の男達の元に………

 

 

 

と、いうところでフィリアが使った転移結晶で私達は街に戻った。

 

あのプレイヤー達がどうなったのか気になるけど……今はそんなことはどうでもいい。

 

 

「私の名前……《プレミア》というのが私の名前ですか…?」

 

「うん、そして私が《ハヅキ》、よろしくね、プレミア」

 

「私は《フィリア》、他の仲間も紹介するよ、プレミアちゃん」

 

「ハヅキにフィリア……私の《仲間》………はい、よろしく、です」

 

この後、ちょうど宿屋にいたシズクとライム、そして情報集めから帰ってきたアルゴに紹介をしてプレミアが新たに私たちのパーティに加わった。

 

 

 

宿屋:カフェスペース

 

「よ、ハーちゃん」

 

みんなにプレミアのことを紹介した後、私はいつものようにコーヒーを飲んでいた。

そこにこれまたいつものようにアルゴが話しかけてきた。

 

「アルゴ、どうしたの?」

 

「ハーちゃんがアクティベートした大森林の中盤エリアに行ってみたんだガ、不思議な大樹みたいなやつがあってナ、さっきプレミアにクエストないカと聞いてみたら大森林の奥に行きたいって言ってたんダ、だから一緒に行ってみないカ?」

 

「大樹………わかった、プレミアを誘って行ってみよう」

 

「ついでにボスがいそうなエリアも探そうカ」

 

「……うん、それでアルゴ、聞きたいことがあるんだけど…」

 

 

 

私はアルゴにちょっとした質問をした。

1つは『死んだNPCは二度と生き返らない』こと。

1つは『NPCを好き好んで殺そうとするプレイヤー』のこと。

 

 

「ハーちゃんもやっぱり気になってたカ、もちろんオレっちもそれに関しては調べてはいるけどどっちもセットで情報が来るンだ、『NPCを殺したけど戻ってこなかった』なんて言うやつもいた、まぁ、そのプレイヤーはブルーになってて二度とオリジンができないような状態に陥ったガ…………ブルーになることを恐れずにNPCを殺そうとするやつも減るどころか増えてるらしい」

 

「それじゃあ、プレミアもまだ危ない…って、今プレミアはどこに行ったの?」

 

「あぁ、それならシズク達がどこかに連れていったゾ、安心シロ、外には行ってない」

 

「なら良か──

 

「ただいま!」

 

安心の声を出そうとしたら後ろから声が聞こえた。

声の主は今噂をしていたシズクとライム、そしてプレミアだった。

どこに行ってたのかと聞くとプレミアのためになにか使える武器を買いに行っていたらしく、プレミアの腰には細剣が装備されていた。

 

「ちょうど良かった、今からオレっちとハーちゃんでプレミアと一緒に出かける所だったンダ」

 

「私と、ですか?……まだ色々とわからないので沢山知りたいです、つまり一緒に行く…?」

 

「うん、それじゃ行ってくるね、シズク、ライム」

 

「「行ってらっしゃーい」」

 

 

 

こうして私とアルゴの2人で大森林の奥にある大樹にプレミアとともに向かった。




お久しぶりですね、マジで


スランプってやつですね、それです、はい

まぁ、数日前にはスランプ抜けてたんですけどSAO最新巻読んでたらこんなに遅くなりました、てへぺろ
逆に言えば最新巻読んだから書く気になったのかもしれない、あのラストのおかげで


そんなこんなで久しぶりに書いた
実はオリジン編でこの作品やめようと思ってたけど色々と悩んでいるうちに1つの結論に至りました
まぁ、この話はまた別の機会に

次回、多分ゲームの時系列とバラバラだけど仲間になったプレミアと共に謎の大樹に向かう二人……果たして何が起きる……!?

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