ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月
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第162話 偽り【聖石の真相】

βテスト7日目:夕方

 

ハヅキ目線

 

 

 

ボス戦を終えて街に戻ってきた私はシズクと一緒に商店通りに向かっていた。

 

 

 

「おいお前!俺らの仲間によくも……!」

 

 

 

「あぁ?俺は何もしてねぇだろ」

 

 

 

「お前が俺らの仲間の1人を大剣で倒してるのを見たんだよ!」

 

 

 

商店通りに入ってすぐの所で2人の男プレイヤーが何かを言い争っていた。

 

2人のプレイヤーの周りには言い争いが気になるのかたくさんのプレイヤーが集まってきていた。

 

 

 

「ハヅキちゃん、あの人たち……」

 

 

 

「アレは赤髪の方が悪いナ」

 

 

 

「ひゃあ!?」

 

「ふぇ!?」

 

 

 

言い争っている2人の方を見ているといつの間にか後ろにアルゴが立っていた。

 

 

 

「2人共驚き過ぎだゾ」

 

 

 

「ごめん、それであの二人は何があったの?」

 

 

 

「オレっちが聞いた限りではあの赤髪の方がもう1人の方のパーティプレイヤーに攻撃をしたんだ、そしてそのままそのプレイヤーは……」

 

 

 

「でも、それなら復活出来るんじゃないの?」

 

 

 

「それが、そのプレイヤーは()()()()()()()だったらしくて、街に戻ってきたところで街にいるNPCに攻撃されてゲームプレイどころじゃなくなったらしいンだ」

 

 

 

今の話だけを聞いたらやられた側のプレイヤーがNPCを攻撃したことが原因だけど、それだとしてもなんの理由もなく攻撃するのは許せない……

 

 

 

「ちょっとハーちゃん、どこ行くんだ?」

 

 

 

「今のプレイヤーに話をしてくる」

 

 

 

いつの間にか言い争いが終わっていてどこかに行った赤髪のプレイヤーを探しに私は街の奥の方に進んで行った。

 

 

 

 

 

展望台:カフェ前

 

 

 

「あ?なんだお前」

 

 

 

「さっきの人のパーティメンバーをなんで攻撃したの?」

 

 

 

「そんなことお前みたいなやつには関係ねぇだろ」

 

 

 

展望台にあるカフェの前にいた赤髪のプレイヤーを呼び止めて話を聞いた。

 

 

 

「ブルーカーソルだからって攻撃する必要は無いと思うけど」

 

 

 

「ちっ………」

 

 

 

赤髪のプレイヤーは私が放った一言で何かに反応したのか私の近くに寄ってきた。

 

そのままウィンドウを開いて何かを操作したかと思ったらそのまま背中に大剣を出して私に攻撃をしてきた。

 

後ろに下がって攻撃を避けようとしたけど思った以上に大剣の攻撃範囲が長くて私は大剣が直撃してそのまま後ろにあった噴水に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

「てめぇみたいなやつが偉そうにしてんじゃねぇよ、お前みたいなやつには()()()()()()()()()()()んだよ、英雄気取りの雑魚が」

 

 

 

「…………」

 

 

 

赤髪のプレイヤーは私にそういった後どこかに行った。

 

それと入れ替わりのように私に誰かが近づいてきた。

 

 

 

「大丈夫か、ハーちゃん………」

 

 

 

「うん……ダメージはないから」

 

 

 

噴水に入って濡れた装備のまま噴水から出て来てくれたアルゴに事情を説明した。

 

それの代わりにアルゴが私に赤髪のプレイヤーの正体を教えてくれた。

 

 

 

「あいつは《ジェネシス》っていうプレイヤーネームで、さっきのパーティ以外にもいくつかのブルーカーソルプレイヤーを片っ端から倒してるらしい、それだけじゃなく、NMモンスターなんかのドロップアイテムを奪ったり、色々とルール違反をしてるンだ」

 

 

 

「そう……なんだ」

 

 

 

「それだけでもアレだケド、あいつは黒い装備に黒い大剣、やってる事が黒いから《黒の剣士》なんて呼ばれてるらしい」

 

 

 

「黒の……剣士って……」

 

 

 

「あぁ、SAOやALOでのキー坊の2つ名ダナ」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「ハーちゃん、とりあえず宿で今日は休もう」

 

 

 

アルゴに言われたとおり、私は宿屋に向かった。

 

 

 

(ジェネシス……黒の剣士……)

 

 

 

宿屋に向かった私は装備を解除してそのまま布団に倒れて考え事をした。

 

 

 

──誰も守ることは出来ねぇんだぞ

 

 

 

「どうすればいいんだろ……私」

 

 

 

私はウィンドウを操作した後、そのままログアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハヅキ達がジェネシスと遭遇した頃……

 

 

 

ライム目線

 

 

 

フィリア、ライム、プレミアの3人はアルゴに頼まれてとある場所に来ていた……

 

 

 

「ここがアルゴに頼まれた場所……だよね?」

 

 

 

「そこに洞窟があります、気になります……つまり、行きたいです」

 

 

 

大樹を見上げている私とフィリアの背中をつついてきたプレミアはハヅキたちの話には聞かなかった洞窟の方に指をさしてきた。

 

 

 

「わかった、行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洞窟内

 

 

 

「ここは……?」

 

 

 

洞窟に入った私たちを待っていたのは明るく光る鉱石のようなもので出来た通路だった。

 

その先には教会のようなものがあった。

 

 

 

「みて、ライム、ここに何か書いてあるよ」

 

 

 

「《女神より授かりし力の省庁である6つの聖石、そのひとつをここに祀る》……?」

 

 

 

「聖石って、アルゴ達が手に入れたって言ってたやつだよね?」

 

 

 

ハヅキが持っていた聖石というやつがここに祀られている、と言ってもどこにも見当たらないんだけど……

 

 

 

と、考えているとプレミアがいきなり祈りを捧げ始め、その直後、プレミアと教会のようなものが光出した。

 

 

 

それからしばらくしてプレミアの手元にアイテムが出現した。

 

 

 

アイテム:《煌めきの聖石》

 

 

 

「これが聖石……」

 

 

 

「残り4つなのかな……?」

 

 

 

「とりあえず帰ってアルゴ達に報告するか」

 

 

 

6つあると書いてある聖石の1つを手に入れた私達は街に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?ハヅキからメッセージ……」

 

 

 

しばらくはみんなだけで攻略して

 

わがままだけど、ごめん

 

 

 

「どうしたんだ……?」

 

 

 

ハヅキから届いたメッセージの真相を確かめるため、シズクと一緒にログアウトしてALOへと向かった。




おいっす

年末前の2話更新のひとつです。


こんなペースで投稿したせいで目指していたオリジン編年内終了が達成できなかった
来年は頑張るぞい

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