ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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第19話 vs団長【運命】

「と、その前に団長殿、キリトに言いたいことあるんだろ?」

 

「ほう…よく気がついたね」

 

「それで、キリトに言いたいことってのは?」

 

「最近、アスナくんがギルドに来る数が減っていてね…それで今回の74層の件でアスナくんが血盟騎士団をしばらく休むと話をしてきてね。アスナくんを引き抜かれるとこちらも大変でね」

 

「……それで?」

 

「元々君たちを血盟騎士団に入れようと思っていたところでね、そこで君たちにデュエルで話をつけようと思うのだが」

 

「……つまり、俺達が勝てばアスナが血盟騎士団から離れることが出来て、俺達が負ければその話は無しで、俺たち3人は血盟騎士団に入る。と」

 

「簡単に言えばその通りだそして君たちは《二刀流》と《双星剣》を使っていい」

 

「……いいぜ、俺とキリトは賛成だ」

 

「……私もいい」

 

「それでは明日、コロシアムで待っているぞ」

 

────

 

「ちょっと!?なんてこと言ってるのよ!?」

 

「向こうはアスナを引き抜くことを拒否して、こっちは血盟騎士団入団がかかってるだけだろ?」

 

「たしかにキリトくんもルシハくんもスキルは強いけど、団長も《神聖剣》を使ってるから……」

 

「たしかにあのスキルの剣技はつよい、攻防自由のスキルで、防御が馬鹿みたいに高いのは噂になってて聞いてるけど、無理な話でもないだろ?」

 

「団長は体力がイエローゲージに行ったことないって噂もあるのよ!?」

 

「キリトの言ってたように無理な話ではないから、アスナは心配しなくていいよ」

 

「ルシハくんまで……」

 

「それじゃ、また明日な」

 

────

コロシアム:観戦席

 

キリトが1番先にヒースクリフとのバトルになった。

キリトはしょっぱなから二刀流を使ってヒースクリフに攻撃を仕掛けた、が、ヒースクリフは大きな盾、《神聖剣》で防ぎ続け、キリトの攻撃はまともに当たらなかった。

そして、決着は一瞬だった。

 

キリトが盾の隙を狙って攻撃しようとした瞬間、何かが起こり、ヒースクリフの攻撃がキリトより先に繰り出され、キリトの体力がヒースクリフを下回り、時間制限により、キリトが敗北した。

 

「……次は私が行く」

 

「ハヅキ…気をつけろよ」

 

────

ハヅキ目線

 

「君は確か、あの時いた元ラフィンコフィンだったか」

 

「……えぇ」

 

「まぁ、いい、始めようか」

 

「……はあァ!!」

 

私の攻撃は簡単に弾かれた。

そのまま私はヒースクリフの持っていた盾で腹を殴られた。

 

「がはっ……」

 

そしてその一撃で私は敗北した。

 

そのまま私は立ち上がり、観戦席に戻り、ルシハと交代した。

 

「……あとは任せろ、休んでくれ」

 

「…ごめん」

 

私はヒースクリフに全く歯が立たなかったことがショックでしばらく立ち直ることは出来なかった。

 

────

「あのハヅキでさえ簡単に負けるとはな、それだけあんたは強いってことか」

 

「まぁ、そうなるかね。それで、君もやるのだろう?」

 

「当たり前だろ、あんたのその実力、見てみたいしな」

 

「さて、ギャラリーは沢山いるんだ、行こうか」

 

スキル:絶界の双星剣改

 

「はあァァァ!!」

 

ソードスキル:ダブルサーキュラー

 

「……ふっ」

 

ダブルサーキュラーは相手に当たった、はずだったが、ヒースクリフは攻撃を避けていた。

 

「…なっ!?」

 

(時が止まった……?)

 

「くそっ……!!」

 

ソードスキル:エンドリボルバー

 

「そろそろいいだろ」

 

再び、ヒースクリフが時を止めたかのような感覚を発生させ、俺の目の前には盾が……

 

「くそっ!」

 

「ほう、弾くとはな」

 

「負けねぇよ!」

 

ソードスキル:ナイトメアレイン

 

俺がソードスキルをはなった瞬間だった。

一瞬にしてヒースクリフに攻撃が弾かれ、そのまま盾によって俺はダメージを受けた。

 

「負けた……か…」

 

こうして俺は負け、3人が負けたことによって血盟騎士団の入団が決まった。

 

────

アスナの家

 

「…地味なのって言わなかったか?」

 

「それでも地味なの!ハヅキさんには私のとちょっと違った感じのを選んだわ」

 

「ま、しょうがないか」

 

「ねぇ、キリトくん、なんであなたはギルドを、人を避けるの?ベータテスターだから、ユニークスキル使いだからって訳じゃないよね?」

 

「……一年以上前、1度だけギルドに入ったことがあった。俺を入れて6人の少人数ギルド、《月夜の黒猫団》、正直な話、俺のレベルより彼らのレベルは低かった、俺は本当のレベルを隠してギルドに入った。でも、ある日、俺は……」

 

キリトは月夜の黒猫団のギルドで何があったかを話した。

 

(ギルド……か)

 

「……みんなを殺したのは俺だ、ビーターだって隠してなければみんな死なずにすんだ」

 

「キリトくん」

 

「……?」

 

「私は死なないよ、だって、私は、君を守る方だもん」

 

「……ハヅキ、ヒースクリフに負けたことは気にするな、無理だよ、あいつに勝つのは……」

 

そう…今のところは。

 

と、キリトが話を戻した。

 

「それで、明日から血盟騎士団のギルドに行く訳だが…」

 

「今日はまたここに泊まって行って、明日はとりあえずギルドに行きましょ」

 

こうして俺たちは、血盟騎士団に入団した。

 

そして次の日、いきなり事件は起こった。

 

────

「……訓練?」

 

「そうだ、私を含む4人でパーティを組み、迷宮区を突破しようと思う」

 

「ちょっとゴドフリー!キリトくんは私が……

 

「副団長といえ、規律をないがしろにして頂いては困りますな、それに入団する以上、フォワードの指揮を預かるこの私に実力を見せてもらわなければ」

 

「ルシハ、ほんとにキリトとだけで大丈夫?」

 

「二人きりになれたのは俺達も同じだけど、すぐ帰ってくるよ、ここで待っててくれ」

 

こうして俺とキリトは指定された集合場所へ向かった。

 

「お前はクラディール…!!」

 

「どういう事だ」

 

「これからは同じギルドの仲間、ここらで過去の争いは水に流してはどうかと思ってな!」

 

「……先日はご迷惑をおかけしまして…」

 

「……勝手にしとけ、キリト、警戒はしとくぞ」

 

「もちろん」

 

「……これで一件落着、今日の訓練では危機管理能力も見たい、諸君らのアイテムを全て預からせてもらう」

 

「転移結晶もか」

 

こうして俺たち4人は迷宮区があると思われる岩山のフィールドに足を踏み入れた。




おや、不穏な空気が。

メモリーデフラグを遊んだので少し知識を得ました。

血盟騎士団団長殿の強さは計り知れないですね。

ヒースクリフの能力は一体……

と、こんな感じで血盟騎士団に入ってしまったキリトたちはクラディールを入れた訓練へ……

何事もなく終えることが出来るのか…

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