ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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第20話 閃光と蒼月【人殺し】

「クラディール、そこの2人、そろそろ休憩しようか」

 

「そうだな…」

 

「ほら、水分を補給しておけ」

 

「ありがとな」

 

(「…ふっ」)

 

クラディールが小さな笑みを浮かべたように見えたが、気にせずに水を飲む……すると…

 

「麻痺毒……!?」

 

「ゴドフリー!この水を用意したのは……」

 

すると、座っていたクラディールが立ち上がり、ゴドフリーに向かって歩き出した。

 

「いいざまだなぁ!!ほら!ほらほらほらほら!!ひぃやっはぁぁォォォァァ!!」

 

「やめ、やめろ!クラディール!お前……ぐあっ!?」

 

クラディールの攻撃でゴドフリーは消滅した。

助けようとしたが俺たち2人とも麻痺毒の効果が残ったまま、動けずにいた。

 

「おいおい、お前らガキ2人のせいで関係ないやつを巻き込んじまったじゃねぇかよォ!!なァ!」

 

「その割には、随分と楽しそうだったな」

 

「お前らも同じように痛い目見せてやるよォ!ほらァ!」

 

ゴドフリーの持っていた剣と、クラディールが持っていた剣で俺とキリトの腹を突き刺した。

 

「がはっ!?」

 

「オラオラオラァ!!どうしたァ?」

 

「……こんなことして、まるで殺人ギルドだな、なんで血盟騎士団を選んだ」

 

「勘が鋭いなぁ、これを見てもわからねぇか?」

 

「なっ……!?笑う棺桶(ラフィンコフィン)!?」

 

「ま、こんなこと知ったところでお前らはもうすぐ死ぬ、ほらほらほらほら!!早く楽になっちまえよォ!!」

 

俺の体力はイエローゾーンを切り、時間が経過するに従い、どんどん減っていく。

 

「くそっ!」

 

「最後の足掻きかぁ?お前らはぁ!3人ともぉ!殺人ギルドに遭遇して殺されてぇ!俺様は生き残る、これでいいんだよォ!!」

 

キリトの体力がレットゾーンに突破したその時だった。

遠くから2つの足音が聞こえた。

 

「「はあァァァ!!」」

 

ソードスキル:スタースプラッシュ

 

「なんだとっ!?」

 

「キリトくん!」

「ルシハ……」

 

その足音の正体はものすごい速度で街からここまで走ってきたアスナとハヅキだった。

 

「……ヒール!」

 

「ルシハ、あとは任せて」

 

「クラディール、何をしていたんですか」

 

「こ、これは違っ……

 

「……黙れ、その口を二度と開くな」

 

ハヅキの蒼い目はさらに蒼さを増し、クラディールにその目を向けていた。

 

「……殺す」

 

「ハヅキさん、私も戦う」

 

アスナとハヅキの細剣ソードスキルがクラディールを襲い、倒せるかと思ったが…

 

「わ、悪かった!俺が悪かったよ!もう二度としない!許してくれ!」

 

「……今回は、ね」

 

と、アスナとハヅキが後ろで見ている俺たちの方へ歩いていこうとしたその時、クラディールは剣を持ち、アスナ達に襲いかかろうとした。

 

「副団長!!甘いぜ!おめェらの考えはよォ!!」

 

ソードスキル:ブルームーンスプラッシュ

 

「なっ……」

 

「ハヅキ!」

 

「……許さない、お前は」

 

「残念だなぁ、お前なんかに負けねぇよ!!」

 

ハヅキの繰り出したソードスキルを弾き返し、ハヅキにクラディールの攻撃が当たるその寸前。

 

「はァァァ!!」

 

ソードスキル:スターバースト・ストリーム

 

「この…人殺し集団が!!」

 

「……お前が言うなよ」

 

「ルシハ……!!」

 

「うわっと!?」

 

キリトが二刀流の最大限のソードスキルをクラディールの目の前で放ち、クラディールは消滅した。

 

そして、キリトはその場に倒れ込み、俺はハヅキが飛びついてきたため、倒れ込んだ。

 

「……ごめん、心配かけて」

 

「ルシハが無事ならいいよ……」

 

「キリトくん……ごめんね…私のせいだよね……」

 

「アスナ……」

 

「ごめんね……私、もう……キリトくんには…会わな…

 

と、アスナが弱音を吐こうとしたその時、キリトはアスナにキスをした。(人の目の前で。)

 

「俺の命は君のものだ、アスナ、だから君のために使う、最後の瞬間まで一緒にいよう」

 

「……わたしも、絶対に君を守る、これから永遠に守り続けるから…」

 

「君は何があろうとも、あの世界に帰してみせる、アスナ……今夜は一緒にいたい…」

 

「……うん」

 

「で、ハヅキ、いつまで(無い)胸を俺に押し付けてくるんだ?」

 

「……バカ」

 

そう言いつつ、ハヅキは俺を強く抱きしめてきた。(無い)胸はともかく。

 

「ルシハは……何があっても私が守るよ……」

 

「…その言葉、そっくりそのまま返させてもらう」

 

「……一緒にいて…」

 

「……わかった」

 

こうして、事件を終え、血盟騎士団のギルドへの脱退をさせてもらい、アスナはしばらく前線から離れることに。

そして同日の夜、アスナとキリトは2人でアスナの家へ、俺とハヅキは俺が頑張って買った家(ホーム)へ。

 

────

「結局脱ぐのな」

 

「……そろそろ殴るよ」

 

「悪かったって、それより、気にしてなかったけど、ハヅキって蒼い目だよな」

 

「……生まれつき、かな」

 

「これだけ危ない目にあっても現実世界には戻らないのか?」

 

「……分からない、この世界が夢なのかなって思うことだってあるし、ルシハと出会ったことも全てなかったことになるって考えることがあって…でも、夢じゃなくて…」

 

「……変なやつだな、帰りたくないのか?」

 

「…帰っても……この世界より苦しいだけ……だから……」

 

「……辛いなら話さなくていいよ、それより、今日はもう寝ようぜ、流石に眠いし」

 

「……うん」

 

「俺達も、アスナ達と同じく、前線から離れて、しばらくはゆっくりしよう、明日は22層にある森と湖に囲まれたエリアにでも行こう」

 

「……ルシハ」

 

「……?」

 

「……なんでもない」

 

「…?そ、そうか」

 

ハヅキは眠りにつくなり俺に抱きついてきた。

ハヅキが言っていた現実でのハヅキの生活がどんなものなのか、気になりはするけど、今は気にしないでおくか……

 

次の日、俺とハヅキは私服で22層の湖エリアに息抜きに行くことに。

 

 




蒼目の悪魔(違う意味で)

ということで、クラディールさんがわなにはめたと思ったらアスナとハヅキがものすごい速度で街から走ってきました。すごい。さすが閃光様。

クラディールを潰したあと、キリアスはイチャイチャし出しました。原作と同じく。

ハヅキの、蒼い目。

いつの間にルシハは家を買いました。それも2人で寝れるサイズのベット付き。

(胸が小さい)ハヅキの現実世界でのせいかつとは。



次回。
ついに《あの子》が出てきます。2話だけです。
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