ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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第24話 世界の終焉【ラスボス】

「はァァァ!!」

 

「そんな攻撃で倒せると思うのかね?」

 

(クソっ……!)

 

ヒースクリフに攻撃をし続けて既に5分。

ソードスキルを放っても全て盾によって防がれ、まともにダメージを与えられない。

 

ソードスキル:ダブルサーキュラー

 

「フッ!」

 

二刀流のソードスキルをばらばらの位置にはなったが、ことごとく無効化された。

 

「さすが血盟騎士団団長をやってるだけはあったな…」

 

「それは褒め言葉だと取ろう、だが、君は私には勝てない!」

 

「それはどうかな……!!」

 

ソードスキル:スターバースト・ストリーム

 

(……防がれる…これじゃまだダメなのか……!!)

 

「この盾を超えることなど不可能だよ、君にはね……!!」

 

「キリト!」

 

ふと、後ろからルシハが剣を投げてきた、それはソードスキル《シングルシュート》だが、片手剣を投げれるなんて聞いたことは無かった。

 

「くっ!」

 

ヒースクリフはその剣を弾くのに精一杯で盾を使うのに一瞬だけ隙が出来た。

 

「そこだァ!!」

 

ソードスキル:ダブルサーキュラー

 

ヒースクリフにソードスキルが当たったが、かすり傷程度で防がれた。

 

「麻痺毒を超えて剣を投げてくるとはな、まぁいい、この剣は使わないでおくよ」

 

「まだだ……っ!!」

 

俺は両手に力を込め、スターバースト・ストリームを超えたソードスキルを放つ。

 

ソードスキル:ジ・イクリプス

 

「おらァァァ!!」

 

「……ふっ」

 

ソードスキルを放っている途中、俺の2本の剣は盾により破壊された。

 

──ごめん、アスナ……君だけは生きて──

 

「さらばだ、キリト君──

 

ヒースクリフの剣が俺に当たる寸前──

アスナが目の前に立ち、ヒースクリフの攻撃を代わりに受けた。

 

「…嘘だろ、アスナ……こんなの……」

 

「キリトくん……信じてるよ──

 

アスナはそう言い残し、光の破片となり消えていった─

 

「………あ…アスナ……」

 

「これは驚いた、自力で麻痺から回復する手段はなかったはずだがな……」

 

「ヒースクリフーー!!!」

 

俺は怒りをヒースクリフにぶつけるため、折れた剣をヒースクリフに突き刺そうとした、が、それより早くヒースクリフの剣が俺めがけて……

 

「……ぐっ!」

 

(……これでもう…終わりなのか……)

 

──信じてるよ、キリト君……

 

『キリト、お前は必ず生きろよ!』

 

『Congratulation!最高だなお前さんら!』

 

『ありがとう、キリト……』

 

『おねーサンに任せナ!』

 

(みんな………)

 

『リズベット武具店をよろしく!』

 

『キリトさんは強いですよね、私じゃ叶わないですね』

 

(……まだだ……俺は死ぬわけには行かないんだ……!!

 

 

「うぉぉおおお!!!」

 

────

ルシハ目線

 

一瞬、消えかけたキリトは光となり戻り、ヒースクリフの腹を突き刺した。

 

「キリト……!?」

 

────

キリト目線

 

「これで……いいかい……アスナ…?」

 

────

ルシハ目線

 

ヒースクリフと共にキリトは消え、アナウンスが鳴り響いた。

 

11月7日14時55分、ゲームはクリアされました──

繰り返します──ゲームは──

 

そのアナウンスが消えたと同時に、俺の目の前は真っ白になった。

 

・・・・・・・・・・・・

いつの間にか目を閉じていたが、目を開けると俺は空の上のような空間にいた。

 

「……ここは?」

 

「ルシハ…!!」

 

「ハヅキ……?」

 

「ルシハくん…」

 

「アスナとキリトも……どうしてこんな所に……?」

 

「私たちは死んじゃったけど……」

 

「私がこの空間に呼び寄せたのだよ」

 

「茅場…さん」

 

「如月くん、君に悪いことをしたね……」

 

「今、アインクラッドを崩してるのはなんでだ?」

 

「…君もいた『アーガス本社』地下5階に設置されたSAOメインフレームの全記憶装置でデータの完全消去を行っている、あと10分もすればこの世界は消滅するだろう」

 

「あそこにいた人はどうなったんですか」

 

と、割と人見知りのハヅキが質問すると

 

「心配には及ばない、先程、生き残った全プレイヤー、6147人のログアウトが完了した」

 

「死んだ人達は?」

 

「今まで死んでいった4000人、彼らの意識は戻ってこない。死者が消え去るのはどこの世界でも一緒さ」

 

「そう……ですか……」

 

自分の姉のことがあり、そこを気にしていたハヅキはそのままがっかりした様子で崩れていくアインクラッドを眺めた。

 

「……茅場さん、なんであなたはこんなことをしたんですか?」

 

「……なぜだろうな、私も長い間忘れていたよ。フルダイブ環境システムを知った時、いや、その遥か以前から私はあの城を、現実世界のあらゆる枠や法則を超越した世界を創り出すことだけを欲して生きてきた、そして私は私の世界の法則をも超えるものを見ることが出来た、この地上から飛び立ってあの城に行きたい、長い間らそれが私の唯一の欲求だった……私はね、キリト君、ルシハ、いや、如月君、まだ信じているのだよ、どこか別の世界には、本当にあの城が存在するのだと……」

 

「あぁ、そうだといいな……」

 

「言い忘れていたよ、キリト君、ルシハ君、アスナ君、ハヅキ君、ゲームクリアおめでとう」

 

「待てよ、茅場さん、あんたはなんであれだけの人数を使ってまで自分の理想を叶えたかったんだ?」

 

「……私は知りたいのだよ、『VRMMO』の行先を、未来を、フルダイブが創り出す新たな可能性をね……アーガスの社員はまだ働いているよ、今はVR以外でだがね、よければ君も顔を出してくれたまえ、さて、そろそろ私は行くよ」

 

「……お別れだな」

 

「お別れじゃないよ、私たちはひとつになって消えていく、だからいつまでも一緒…」

 

「キリト達の名前聞かないとな、フルネーム」

 

「俺は桐ヶ谷…桐ヶ谷和人(きりがやかずと)、多分先月で16」

 

「年下だったのかー……私は結城、結城明日奈(ゆうきあすな)17歳です」

 

「私は桜花 葉月(おうか はづき)、多分18」

 

「そんなフルネームだったんだな、俺は如月春揮、アーガスでSAOPR代表になってるから調べたら出てくるかもな、年は19」

 

「如月………」

 

「どうした?葉月」

 

「……私がSAOを始めるきっかけになった人の名前だったけど…」

 

「それが俺、と」

 

「もうすぐお別れだけど……春揮……明日菜…和人……また、会えるよね……」

 

「あぁ、いつかな」

 

「それじゃ、最後に──

 

葉月は75層に行く前にもやった行為(キス)を最後にしてきた。

そして、俺たちは光の中に包まれていった……

 

『─VRの可能性を知りたいのだよ』

 

茅場の放ったその言葉がどこからか聞こえて来た気がする。

 

────

「…………!」

 

俺は自宅のベッドで目が覚めた

 

「は……はづ……き……」

 

(戻ってきたのか……現実世界に……)




ついにSAO完結(まだ)

ヒースクリフ戦が終わり、デスゲームはクリアされた。

茅場の放った言葉がこれから先、どう関わるのか……

アインクラッドは崩れ、世界は終焉を迎えた。

そして現実に戻ったのであった…

次回『帰還』


ステータスはかなり前に75層終わったらとか言いましたが、
ソードスキルなど全てまとめて書きますので、それまでお待ちください……
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