ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
ディアベルと会って1ヵ月後。
俺とアルゴはそれまでの間に少しだけレベルを上げ、はじまりの街から少し離れた場所にある【トールバーナ】へ到着した。
1層:トールバーナ
「結構人がいるみたいだが……どこで会議が行われると思う?」
「多分あの広場だな、あそこだけやけに人が多いゾ」
はじまりの街で言う商業区と転移門広場が合わさったトールバーナの入口を抜け、アルゴが指した広場の方へ歩いていった。
「おーい、ルシハ!」
「キリト…と誰?」
広場の入口にキリトと髪の長い女の子が一緒に立っていた。
「あ、こいつはアスナ、俺と一緒にパーティを組むことになった細剣使いだ」
「なんでフード取るのよ……あ、よろしくね」
「あぁ、俺はルシハ、よろしくなアスナ」
「ところでルシハの後ろにいるそいつは?」
「オレっちはアルゴ、情報屋をやってる、宜しくなキー坊、それとアーちゃん」
「キー坊……?と、とりあえずよろしくなアルゴ」
「アーちゃんはやめて欲しい……」
と、何気ない会話をしながら俺たち4人は会議が行われる広場に入った。
広場に入る時にくじを引いた、俺とアルゴ、キリトとアスナは全員赤色なんだが。
────────
数分後。
ゾロゾロと人が入って来たと思えば広場の中心にあるステージにディアベルが現れた。
「みんな、今日は攻略会議に集まってくれてありがとう、君たちパーティの優しさに感謝する!いきなりだがボスまでの迷宮区の情報だ。未だに迷宮区すら入ることもしていない我々だが、この攻略本が……
「ちょい待ったんか!」
と、ディアベルの言葉を遮り、あのトゲトゲ頭……キバオウが広場の下まで駆け下りてきた。
「わいはキバオウ言うもんや!わしは知っとるぞ、この中に『βテスター』がおることは!そんな奴らがここにノコノコと現れるのはいいが、ボス戦でわしら……
「発言いいか」
「うわっ!?」
「ちょっ、アルゴ、飛びついてくるなって……」
アルゴの横に座っていたアルゴよりはるかに身長が高い気がする男がいきなり立ち上がり、発言いいか、などと口を挟んだ。
それに驚きこの『
「なんやそこのデカブツ!」
「俺はそんなにでかくない、俺はエギル、そこのトゲトゲしたキバオウとかいうお前。今、ディアベルが持ってる本、簡単に言えば攻略本、それははじまりの街で配っていたのは知ってるだろ?それを書いて配っていたのはβテスターの人間だ。」
「それがなんやっていうんや!」
「その本のおかげで俺たちはここまで進むことも出来たはずだ、俺からはそれだけだ。続けてくれ。」
(中々にいいこと言うじゃん、書いたのアルゴだけど)
と、エギルとやらの言葉を聞き少し戸惑ったキバオウは一瞬で立ち直った。
「だからってわいはβテスターの言うことなんか宛にせんぞ!どんな攻略が載っていたとしてもな!」
「ま、まぁキバオウさん、今は落ち着いて」
「……ディアベルはんが言うなら仕方ないわな、覚えとけよ!βテスター!あんたらは信用なんてされてへんぞ!」
と、βテスターを敵に回したあと、自分が座っていた席に戻って行った。
「えー、気を取り直し、迷宮区の攻略は3組に絞ろうと思う、まず、俺、キバオウさん、入る時に配ったくじの色で黄色を引いた人がAチーム。青色がBチーム、そして赤色のくじがCチーム、この3チームに分かれて迷宮区の攻略を進めてくれ」
……まさかこんなところで強運を出すとは、って言うか他にいるのか?
「そしてボスの攻略だが……
「ルシハ、アルゴ、ちょっと来てくれ」
ボスの攻略を聞く前に俺とアルゴはキリトに呼ばれ、広場の外に行くことに。
その時、あの巨漢、エギルも着いてきたのは恐怖だよ、ちょっとした。
「なんでボスの攻略を聞かなかったんだ?」
「攻略本の内容を話してるだけだからだよ。それで俺たちは赤色を全員が引いたわけだし、しばらくしたら迷宮区に行こうかなって」
「それはいい案ダ、だけどルー坊もキー坊もお互いの戦い方をもっとしっかり知ってからの方がいいんじゃないカ?」
「それならそこの男二人と女二人でデュエルしたらどうだ?」
「「うわぁ!?」」
いきなり後ろから現れたエギルに驚きアルゴとキリトは同時に叫んだ。
「驚かせるつもりは無かったんだがな、俺も赤を引いたもんだから」
「デュエルか……いい考えかもな」
「ルシハ、1戦交えようか」
「アーちゃん、オレっち達はどうする?」
「私もアルゴさんの戦い方を知っておきたい、やりましょう」
と、男二人、女二人がうまい具合に意気投合しデュエルすることが決まった。
「エギル、お前は?」
「俺はパーティを組んだ女の子が別のチームに入って1人になったんだ。別にデュエルはいい」
「んじゃ、お互い始めようぜ、デュエルを!」
────────
トールバーナ【転移門広場】
デュエル:VSキリト
「お前の武器…見たことないな、なんかレア武器か?」
「その辺に関しては後で話す、あんただってアニールブレードの熟練度かなり行ってるみたいだしな」
製作者ということをまだ、キリトには話してない、いや、話さなくていいと思ってる。
だからこそスキルを使わないなんて事はしない。
この1ヶ月のあいだにスキルの発動条件なんかもしっかり調べて今となれば『限界突破』でさえもやり方を知ることが出来た。命懸けでだけど。
「はあぁぁぁ!!」
「かかってこい!!」
キリトのはなったソードスキルを少し喰らいつつガードした。
キリトがどれだけソードスキルを放ち、強化を重ねてきたのかは分かる。
とはいえレベルが急速で上がる俺からすればほぼかすり傷適度になってしまう。
「こっちからも行かせてもらうぞ!」
ソードスキル:スラント
は、簡単に防がれ、相手のカウンターを受けた。
向こうもこっちの体力は見えてると思うし、不審に思うというかレベルが高いってわかるとは思う、向こうも高いと思うけど。
「キリト、済まないが一気に決めさせてもらう!!!」
限界突破を発動させる前に……!!
ソードスキル:スターダスト
「なっ!?」
武器とスキルの熟練度などが重なり、キリトの体力は一気に減った。
とはいえ、ギリギリ体力が残り、時間経過で俺が勝利という結果に。
「いやぁ…負けた」
「おつかれさん、見てたぞルー坊、圧倒的に勝ったな」
「アルゴ、そっちは?」
「…瞬殺、された」
あのアルゴが瞬殺されるって……どんだけ強いんだアスナってやつは
「ルシハさんもやってみます?」
「いや、今は遠慮しとくよ、一応お互いの戦い方をしれたわけだし」
「Congratulation!最高だったぜ4人とも、これなら迷宮区の攻略も少しは楽になるかもな」
「そういや、俺たち以外にCチームはいないのか?」
「いないと思うぞ、まず参加人数からしてAチームに殆どの人間が入ってるはずだ」
「おい、君たち」
「「ディアベル、どうした?」」
と、キリトと見事にハモリながらも会議中だったディアベルが俺たちに近づいてきている。
「攻略は明日から開始することになった、それだけだ」
「…お前がくじを配ってたんだろ?」
「……勘がいいね」
「エギルと一緒にパーティを組んだって言う女の子は知らないが、俺たち5人を同じチームにしたのは狙ってやったことだな?」
「キバオウがうるさくてね、βテスターと一緒にいるのは彼にとって毒だと思って」
「ディアベル、お前もβテスターなんだろ?それなのにキバオウと一緒にいていいのか」
「ルシハ、君は何者なんだ……そこまで人の心を読むなんて」
アルゴが少し驚いた様子を見せ、キリトとアスナは不思議そうに俺の方を見てきた。
「…ただ、そんな気がしただけだよ。俺たちは5人でもボス部屋まで行くことが出来るって見て決めたんだろ?なら、その期待に応えるだけだ」
「そうか…なら、俺達も負けないように頑張るよ」
そう言ってディアベルは街の出口に消えていった。
「まぁ、暗い話をしてもつまらないだろ。ここはいっちょ5人で昼でも食いに行こうじゃねぇか、俺が奢るよ」
「マジでか!?」
「キリト君、なんで食べることに関しては鋭いのよ」
「なぁルー坊、ほんとに言わなくて……」
「いいんだよ、まだ、言う時じゃない」
エギルを先頭にトールバーナにあるラーメン(のような麺類の何か)を専門にやってる店に5人で入った。
「明日から攻略なんだ、少しでもスタミナは付けないとな」
とのことで大盛りを無理やり食べさせられたりした、まさかSAOでラーメンに近い味を作り出すNPCがいるとは……
「この5人でだが、明日、第1層攻略、頑張ろう!」
「「「「「おー!!」」」」」
こうして、俺たちの第1層攻略が始まった。
……そして、あんなことが起こるとはこの時は考えもしなかった。
3500(挨拶)
ということで第1層攻略会議(よりそのあとの方が長い)
あのトゲトゲ頭とつるつる頭来ました(キバオウとエギル)
キリトがダメージを稼げないとか1番の敵かもしれないぞルシハ。
次回から1層迷宮区+ボス戦の始まりです!(なのでタイトルも一定になるかも)
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ステータス
ルシハ(ルー坊)
Lv.21
スキル:administrator authority、絶界の双星剣、限界突破
ソードスキル:スラント、スターダスト、ヴォーパルストライク
スキル【限界突破(リミットブレイク)】
体力が一定以下になると自分のステータスが大幅に上がる。(現在判明状態)
ソードスキルの威力が2~最大10倍になる(武器、ソードスキルによる)
ソードスキル:スターダスト
威力:B(スラントがD)
連撃:11
自分のスピードと攻撃力の上昇に応じて威力が変わる。(通常がB)
スキル:絶界の双星剣
内容:不明
アルゴ
Lv.12
スキル:不明
ソードスキル:不明