ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
ハヅキ目線
多分ラギには気づかれてる、私が槍を持ってないことを。
なら、どうやって戦うか、それは簡単な話………
「ケットシーだとしても容赦はしないぞ!」
「………そこだ!」
ユージーンが思いっきり《魔剣:グラム》を振りかざした隙に背中に回り込んでアスナに負けない速度で攻撃を《短剣》で入れる。
「ぬおあぁぁぁ!?」
「まだ……っ!」
短剣のソードスキルなんてまったく取得してない、もちろん短剣を使ったの自体今回が初。
それでいて相手がかなりの実力者だとすると短剣が不利なのは分かってる、でも……
「隙ありぃ!!」
「私だって………強くならなきゃいけない……ッ!」
ラギが言うからにはシステム外スキルの《蒼月》を発動させ相手にはわからない速度で攻撃をし続ける。
「……ここで…っ!」
私は武器を《細剣:月下葉の剣》に持ち替えてソードスキル《スタースプラッシュ》を放った。
「そんな技ごときで倒せると思っ───
「まだまだ…………ッ!」
細剣の連撃でユージーンの動きを封じたところで試合終了の合図が鳴って試合は終わった。
(まだ……まだ弱い……)
SAOの時も、ALOの時も、新生ALOになって空さんにハメられて邪神と戦った時も、ずっと私はラギに助けられてる、どんな時だってラギに頼って、自分は何も出来ない、強くなんかない……
もっと強くならないとずっと守ってもらうだけになる……私はそれが嫌だ……嫌だから強くなりたい……でも───
「ハヅキ?どうしたんだ?」
「………ううん、なんでもない」
ラギは私の先を行く存在、私はラギに追いつくことも出来ない……
────
ラギ目線
(……バレバレだよ、ハヅキ)
試合開始直後からハヅキの表情が何かを考えてる表情になったのがわかった、もちろん何を考えているのかも大体わかる。
あいつがいつの間にか短剣を手に入れた理由はまったく分からないが、多分………
「ルナ、お前、どこかで見てるんだろ、ハヅキに短剣を渡たのもお前だろ……」
俺は空を見上げながらそう呟いた。
────
Aブロックの1回戦が終わったところで少しの時間の休憩を挟むことに。
「ラギ………?」
「さっきの試合、俺が言うもんじゃないけどお前らしくない試合だったと思う、なんというか雑というか……
「………ラギは強いよ…ほんとに……」
ハヅキは泣きそうになりながらも尻尾をぴょこぴょこさせた。
「次の試合が始まる、ほら、行くぞ」
(お前は強い、その強さを自分の弱さで隠すな……葉月)
────
Bブロック
1回戦第1試合
リズVSシリカ
またまた俺たちのチームの方の2人が対戦するはめに、試合結果はリズの勝利。
「よっしゃあ!シリカに勝ったァ!」
「リズさん酷いですよ……」
「とりあえずお疲れ様、二人とも」
「キリトに言われるとはねぇ……」
と、話しているうちに次の試合、第2試合が発表された。
「な……ッ!?」
Bブロック
1回戦第2試合
キリトVSレイン
「レイン……?」
レインさんがいつの間にか参加していることにさえ気が付かなかったけど、まさか対戦相手がキリトになるとは……
「ラギ、あれがセブンの?」
「あぁ、あの《レプラコーン》がALOの歌姫とも呼ばれているセブンの姉……レインさんだ」
コロシアムの中央に2本の剣を持った赤髪のレプラコーンが立っている。
そこにキリトが走って近づき、キリトが何かをレインさんと話したところで剣を抜き、戦闘を開始。
────
キリト目線
「はじめまして、かな?私はレイン、よろしくねキリト……くん?」
「あぁ、宜しくな、レイン」
(あいつもスキルコネクトを使えるのか……?いや、様子を見てみるか)
はーい!雑!
ハヅキの心境が見え隠れしつつもまさかの短剣での試合!
ユージーンはなんのために来たんだろうね
お説教のあとのBブロック1回戦、シリカとリズの試合はリズの勝利で終わり。
そして第2試合、キリトの対戦相手はまさかのレイン!?
P.S.
こんな試合の描写が続くかもです、それはサーセン