ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:桜花 如月

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第81話 時限双流VS剣技連携【トーナメントPart12】

お互いが2本の剣を抜いて構えたところで試合開始の合図が鳴った。

 

今回、俺とキリトの試合は時間制限は設けてやることに。

 

「GGOの時の敗北、ここで返させてもらうぞ」

 

「そりゃお前……あれは仕方ないだろ」

 

「まぁな…だが、行くぞ!」

 

「あぁ……もちろん」

 

お互いがヴォーパルストライクで接近し、《スキルコネクト》で俺がスラント、キリトがレイジスパイクを放ち、お互いのソードスキルがぶつかり合った。

 

「なかなかやるな……」

 

「そりゃどうも……!!」

 

ソードスキルを放つも、見事に同じタイミングでぶつかり合うせいでどっちもノーダメージで試合時間は残り半分になってしまった。

 

「そろそろ本気で行かせてもらうぞキリト……!!」

 

「あぁ、受けて立つぜ」

 

特殊スキル:時限二刀流

 

残り時間は5分、さっきのハヅキとの試合で使ったせいで少しだけ時間が短くなってるから猶予は3分、逆によく回復したと思えるけど、3分を過ぎたタイミングで効果は切れる。

 

「それがさっき使ってた二刀流か……レインが言ってたのはこれのことか」

 

「そうだ、これが俺なりの二刀流だ……行くぞ!」

 

二刀流ソードスキルでキリトに接近をし、スキルコネクトで《エンドリボルバー》を放ち一気にダメージを与える。

だがキリトはそれに怯まずにすぐに体制を立て直して2種類のスクエアで反撃をしてくる。

お互いモロに攻撃を受けたこともあって一気に体力は半分まで減った。

 

(二刀流スキルは残り30秒……最後に決めるしかない…)

 

ソードスキル:ダブルサーキュラー

 

「ここだ……っ!」

 

「なっ……!?」

 

俺はキリトにできるだけ接近し、二刀流最大のスキルをスキルコネクトで放つ………

 

ソードスキル:ジ・イクリプス

 

SAO時代のシステム上は存在するはずのなかった21連撃ソードスキル、俺はそれをSAOで1度だけこのスキルを使った本人に向けて使う。

だが、ジ・イクリプスの連撃は途中から防がれ、ダメージを与えられたのは10連撃程度、キリトの体力はまだギリギリ残っている。

二刀流スキルの使用時間が過ぎ、ソードスキルの硬直時間が残っている隙にキリトの剣技連携(スキルコネクト)の連続攻撃を受けてしまう。

 

反撃をしようと剣を振りかざした瞬間、試合終了の合図が鳴り響いた。

 

結果はキリトの勝利で終わった。

 

────

 

「また負けたか……にしてもまさか二刀流スキルを防ぐなんて思わなかったぞ?」

 

「とっさの判断だよ、俺もあれを受けたら負けると思ったし」

 

観客席で女子陣に色々と言われつつ、次の試合、アスナとユウキの対決が始まった。

 

途中までは良かったものの、後半になってユウキの攻撃がアスナを上回り、結果はユウキの勝利。

 

そして決勝戦、キリトとユウキの試合はこれまでの試合の中でも1番白熱した試合をした。

 

キリトのスキルコネクトが4連続で決まり、ユウキが《オリジナルソードスキル》の連撃でそれを反撃し、さらにユウキが一気に連撃を叩き込んでキリトが攻撃をしようとしたところで試合は終了。

ギリギリのところでキリトの体力がレッド、ユウキの体力がレッドになる寸前のイエローでユウキが勝利。

 

そして、この大会はユウキの勝利で幕を閉じた。




とことん雑、それも最後までカットとかすげぇよ俺

ということでついに大会が終わりました!ユウキ!おめでとう!(まだ3月の始まりぐらい)

次回は対戦もない平和な回になります。(ラギが戦闘しないって意味で)




もうすぐ、あの時がくる

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