ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
第1層ボス部屋
「アルゴ、このボス戦には取り巻きが出てくる、他のチームに伝えて前線に出るヤツらのサポートとして取り巻きを倒してくれ」
「わかっタ、だがルー坊、オレっちだって短剣になって戦いやすくなったんだゾ?」
「……その元持ち主みたいに無駄に死なれても困る、それに短剣は斧相手には不利すぎる」
俺がボス部屋の前まで戻った時にアルゴが短剣を装備していた、話を聞けばルナが俺を追いかける前にアルゴに自分の短剣を渡したらしい。
「ルシハ、アルゴ、ボスのお出ましだぜ」
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イルファング・ザ・コボルド・ロード
武器:斧、シールド(盾)
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巨大な雄叫びとともに第1層ボスが現れた。
「全員突撃!」
「おい!考えて行動しろ!」
「そんな事言われてもわいは信じないぞ!」
「……くそっ!!」
「キリト、俺達も攻撃に回るぞ!」
エギルとアルゴに取り巻きを倒すことを任せ、アスナとキリトと一緒にボスに攻撃を仕掛けることに。
斧をAチームのプレイヤーが抑えている隙に俺たち3人が交互に攻撃を繰り出し、ダメージを与える。
…が、βとの違いが現れた、それが『圧倒的守備力』だ。
俺たちの攻撃を何度も当てたとして減るのは4分の1の半分。
ソードスキル:スターダスト
「これでどうだっ!!」
スターダストを当てたが体力はほとんど変わらず、キリト達に後ろに下がってもらい、他のプレイヤーが斧を抑えている間、ずっと攻撃をしているが相手の体力はほとんど変化無し。
「ルー坊!他のプレイヤーも一旦下がるんダ!」
アルゴがそう叫んだ理由、それは相手の武器が『刀』に変化したからだった。
元々βの時から武器変更はあったが体力が半分減った時、斧から曲刀に変化するだけだったはず。
俺と斧を抑えていたプレイヤーは後ろに下がったが、ディアベルとほか数名は逆に攻撃を仕掛けようとした。
そしてボスの刀、ノダチが振り下ろされた。
攻撃をしようとしたプレイヤー、ディアベル達は全員その餌食になり、体力が一気に持っていかれた。
「おいディアベル!!」
「君はキリト……だね、回復結晶なんて使わなくていいよ。俺は『相手の行動も見切れなかった』んだ。それに君たちの方がこのゲームの攻略を進めてくれるだろう……俺の分まで…しっかり頑張ってくれ」
「…おい!」
ディアベルは光となり、消滅した。
「……キリト、少し耐えててくれ、試すことがある」
「ルシハがそう言うならわかった」
何となく後ろに下がりつつ取り巻きを倒し。
スキル欄の「administrator authority(管理者権限)」を選択した。
どんなスキルなのか謎のままだったが、死人を生き返らせる、デスゲームを終了させる、自分はログアウトする、などは使えないみたいだが、俺が思ったことなら殆どを使えるらしい。ただし、使用制限として3回しか使えないため、使いすぎるわけにも行かない。
──スキル【パワーバフ】
指定した相手に攻撃力アップのバフを最大限まで受けさせる。
こんなことに大切なスキルは使いたくなかったが…
「キリト、アスナ!スイッチ!」
ソードスキル:デス・スターアライズ
「これでどうだ……っ!!」
着実にダメージを与えられた、が、残り1ゲージを減らせずに相手の刀が俺にダメージを与え…る前に俺が蹴散らしたおかげで取り巻きがいなくなったアルゴとエギルが抑えてくれた。
「全く、ルー坊は無茶するナ!」
「トドメは任せたぜ」
「キリト、アスナ!」
パワーバフが付いたキリト達が交互に攻撃し、キリトの攻撃が相手にトドメをさし、第1層のボスは倒された。
ラストアタック:キリト
「Congratulation!!」
「ルー坊、あんな特別なスキル使ってよかったのカ?」
「しょうがないだろ、無理な相手だったんだし」
と、ちょっとした反省会をしてる俺たちを遠くから。
「ちょい待てや!」
と、全くバトルに参加しなかったトゲトゲキバオウが叫びだした。
「そっちのラストアタックをキメた黒いやつ!…いや、そっちのよく分からんやつ使ったのも黒髪だが。そんなことはどうでもいいんや!」
「何が言いたいんだ?」
「なんで…なんでや!!なんでディアベルはんを『見殺し』にしたんや!あんたらCチームの2人は武器が変わることをわかってたくせに止めに入らず、自分たちはぼーっとしとって!それで最後はかっこよくラストアタックだけ持って行って!!チートや!チーターやそんなん!!」
「βテスターでチーターだからビーターだ!!」
と、Aチームの生き残りがそんなことを口に出した、すると…
「そうか、ビーターか……いい名前だ」
キリトは床に落ちてた黒い服を着て再びキバオウの方を向き……
「そうだ、俺は《ビーター》だ。普通のβテスターと一緒にして欲しくないな、あんな奴らとは違ってβとの違いもわかれば攻略もわかる。お前らみたいに仲間がやられそうになってるのに全く動かず様子を眺めるようなヤツらとは違うんだよ」
「キリト君……」
「それで、そっちのよく分からん剣持ってるお前はなんなんや!」
「……キリトも色々言ってくれたんだ。俺だって言うしかねぇか」
─天使になるか、悪魔に成り下がるか。
「俺はアーガスの社員の1人、SAOの制作に関わり、今ここにログインしている。そしてさっき使ったのは製作者の中でも一部の人間しか使えない特殊なスキルだ。ビーターのキリトと同じくお前らみたいな雑魚どもとは違って情報もたくさん持ってる、レベルだってお前らとは桁違いなんだよ。それに、今からでも
「……なんやそれ、なんやそれ!信じないぞ!わいは!」
「だろうな、信じないなら信じないでそれで俺は楽できるからいいけどな」
俺はそう言い残し、2層に続く階段へと歩いていった。
俺の発言に何も言わず、アルゴ達Cチームは黙ってついてきた。
「……ルー坊、あんなこと言っていいのカ?」
「その前にキリト達に説明しないとな、俺の本当の正体を」
俺は立ち止まり、キリト達にこの世界に入る前までのこと全てを話した。
キリト達が手に入れられないソードスキルやスキルを持ってること、スキルの詳細まで全て話した。
「……なんだ、そういう事だったのか」
「心配しちゃって損したかも、っておもってるでしょ、キリト君」
「そりゃ、俺がキバオウ達に喧嘩売った時に比べれば逆に攻略に威圧をかけた気がするだろ?」
「キー坊もアーちゃんもいい人だナ」
「キリト、こんな俺でもこれからも何も変わらず関わってくれるのか?」
「もちろんだ、俺だってこれからは何を言われるかわからないしな、『ラストアタックを決めたビーター現る』なんて言われるかもしれないし」
「そりゃ大変ダ、ルー坊のことはどう扱われるかはわからナイが、これから先、何かしらで関わるかもナ」
「ま、それでも俺たちの目標は『SAO』のクリアだ」
「そうよね、どんなことがあっても私たちは諦めずに進むわ」
その後、2層に入り、エギルが別行動、キリトとアスナがパーティを組んでいるため2人で行動、そして俺とアルゴも情報を集めつつ攻略を進めることに。
あの時、俺のウィンドウに来た通知、それは、『あいつ』からのフレンド申請だった。一応登録はしておいたが…
あいつがこれから先、あんなことを起こすなどことときの俺はわからずに攻略を進めていた。
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そして、時は流れ、一年と半年ほど経った頃。
その期間にレベルを上げ、新しく服装を変え順調に攻略を進めていた俺は、アルゴと別れ、個別に行動していた。
キリト達とは時々あっていて、その時にフレンド登録もした。
最近、メールで『圏内で殺人が起きた、それを調べてる、なにか分かったら教えてくれ』と、メールが来たが、20層以上に攻略されたSAOの中で、俺は19層、木々が生い茂る霧がかってる森に足を踏み入れていた。
ここに来た理由、それは、『絶界の双星剣』のもうひとつの武器をしっかりと手に入れずに片手剣だけで攻略を進めてきたが、流石にスキルを使わないのももったいないと考え、『自分が作り出した』シークレットスペースの発動条件を満たしてわざわざ上の層から戻ってきた。
その条件、それは
《ゼデュースホーリーソード》の熟練度をMAXにする。
という、ほかの人からすれば発動不能な条件を設定した。
そして俺は今、その発動場所にいる。
「……出てこい!『悪魔、サタン』!!」
こうして俺の命懸けの戦いが始まった。
一年半飛んだ。(原作通り?)
ボス戦が始まりました。
まさかの防御力高め武器変わるその他色々。
そこに発動したのは『管理者権限』(あの長い英語のヤツ)
発動条件はいつの間にか満たしていた。が、発動出来る回数制限が存在。
そして何とか倒せた第1層ボス。
これにて平和で終了(ディアベルは死んだ)。と思えば、キバオウが絡みに。
キリトが名言放ち悪口いいつつルシハに矢先が向かう、が、簡単に流しつつキバオウ達に喧嘩売って終わり。
時は飛び、ルシハは新たに服装を変え、武器の熟練度をあげ、レベルもそこそこあげて向かった先は『19層』(原作であまり語られてないのでもっと上の層まで進んでいると俺は考えてる)
シークレットスペースにて、ルシハは新たに武器を求める。そして、ルシハの前に強敵が現れる……
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ルシハ
Lv.24(第1層時点)
スキル:管理者権限、絶界の双星剣、限界突破
ソードスキル:デス・スターアライズ、デビル・フルバースト、スラント
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管理者権限
ルシハのスキル欄にいつの間にか現れた謎のスキル。
使用すると1部の条件以外ならどんなことでも『管理者』の元に使える。
ただし使用制限があり、最大で3回しか使えない。
残り使用回数:2