ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~   作:立花祐也
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第94話 ピンク作戦【SJpart4】

なぜ、俺達がドームの中にいる集団の結託に気がついたのか、それは簡単なこと。

少し聞いただけでは気づくはずもないが、《超感覚》(本来は《聴音》)のスキルで気配を感じとった限り、ものすごく近くで多人数が銃を撃ち合っていることが判明。

ただただエイム力が低すぎる雑魚プレイヤーならまだしも、それならドームでかくれんぼ、なんてことはしないはずだ。

 

 

 

「銃声が鳴り止まない……?」

 

「よーやくわかった、つまり、やり合ってるふりをして私たちが近づいたところを集団リンチしよう、ってことか」

 

レンとフカ次郎の2人も状況に気がついたらしく、ドーム内の草むらを進む足を止めた。

そしてここでレンが作戦を立てた。

本来、対ピトフーイ用に作り出した()()()()()をここで使い、3チーム全てを全滅させよう、と、容赦ない考えを俺たちに伝えた。

 

「それじゃ、私とフカ、ラギとハヅキでそれぞれ別れて倒そう」

 

「わかった」

 

 

────

「ちょ……なんでおんぶなのさ」

 

「このピンクの煙の中、適当に歩き回るだけじゃ敵に見つかるだろ、いくら超感覚があったとしても、連射が難しいお前の銃じゃ、不利すぎる、少し移動したら俺が光剣の光で位置を伝える、それまでは待ってろ」

 

「………わかった」

 

レンの秘策、それは『グレネードの中にピンクの煙幕を入れてそれを撃って拡散させて敵を翻弄させる』というもの、少し間違えはあるかもだが。

そして別れた俺たちの考えはこうだ。

 

まず、超感覚(聴音)で足音や銃声、声を聞き分け、レン達と敵の居場所を把握、とりあえず判明した敵の位置の近くまで移動し、少しの間だけハヅキと別行動をし、俺が光剣で《ホリゾンタル・スクエア》と同じ動きをして、光の四角を作る、一応、敵の位置を把握しているハヅキが、その光を見たところで俺はハヅキの銃の弾をギリギリで避けて相手に当てる。

と、文字だけで見ればかなり苦労するもの、だが、レン達の《バレットライン》での位置把握とほぼ同じようなもの、と考えれば多分、楽になると思う。

 

「ハヅキ、敵の位置がわかったとしても無理に撃つなよ」

 

「……了解」

 

とりあえず把握を開始し、近くにいる少し大きめな足音の近くへハヅキをおんぶして向かうと………

 

「このピンクの煙、そして仲間たちがどんどん消えていくこの速度、そしてそしてスキャンで出てきたLF……あのSJ優勝者のピンクの少し胸あるAカップロリっ子だよな!そういや、今回は緑のグレネーダーロリっ子もいるよな…あれ、ロリっ子ってなんだっけ……」

 

と、見るからに怪しいハゲのおっさんが上の空で何かをブツブツと喋っていた(聞こえてるけど)

 

「はっ!そういえば、今回のSJ2からは死んでから10分間、死体が残る、それもハラスメントコードも表示されない、さらに観戦カメラも来ない……ということは俺があの二人を殺せば体のあちこちを触ったりあんなことやこんなことをしたり、ちょっ(自己規制

 

黙って聞いていると、このハゲのおっさんはただただロリコンで、変態なだけだった。

 

(Vz61使ってやるか、こいつに……)

 

ほぼ使い慣れてないVz61を使い、変態を撃ち殺そうとしたが、運良く外れて変態は俺たちに気がついた。

 

「ん?お!ロリっ子!……あ、でも男付きか…それに、俺は絶壁はダメなんだよな、少しでもあるぐらいが、あのピンクの兎ちゃんみたいに、あ、でもでも、絶壁でもあの二人を襲う前の前座ぐらいに───

 

この後、1人の男が行方不明になったとか、なってないとか。

 

「絶壁………」

 

「そう落ち込むなよ、ハヅキ」

 

「ロリ………」

 

(ダメだ、これ……)

 

『おーい、お前さんたち、聞こえとるかい?』

 

「ん?フカ次郎?」

 

『今、コヒー……もといレンが大量殺人してるから、多分ほぼ全員やっつけたと思う、とりあえずこっちに合流してくれ』

 

変態1人を潰しているあいだに俺たちの役目は終了していたらしい。

 

 

 

 

「いやぁ……レンの恐ろしさは世界レベルだねぇ」

 

「やめてよフカ……それよりどうしよう……マガジンがほとんど無くなっちゃった…」

 

(………そこにいるのは分かってるんだけどな)

 

フカ次郎達の()()()()2()()()()大量虐殺の話を聞きつつ、いつの間にか積み重なっている死体の上に気配を感じて俺は光剣を向けていた。

 

「なぁ、レン、この死体の山、腹いせ程度に切り刻んでもいいか?この中で何も出来なかったし…」

 

(性別は女……息を殺してるようだが微妙にバレてるんだよな…)

 

「いいんじゃないかな、光剣は減るものじゃないからね」

 

「んじゃ、遠慮なく……」

 

 

「やめんかぁーい!!」

 

死体の上で死体に紛れ込んでいた謎のプレイヤーが恐怖を感じたのか、姿を現した。




あと5話でSJ終わります(最悪な話)

100話でオルタナティブ編を完結させたいな、とか馬鹿みたいなことを考えています馬鹿です。

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突然だけどここで詳しいスキル詳細(ただし、この作品内でのスキル扱いなので原作との違いは気にするな)

超感覚(システム外スキル)
原作だとキリトが死銃の攻撃を避けるのに使用。
今作では敵の位置把握と何をしてくるかを確認するためにラギがALO、マザーズロザリオ編から使用。
ちなみに敵の位置把握やどのプレイヤーなのかを知るスキルは《聴音》スキル。
キリトが全てをひっくるめて超感覚と呼んでいるせいでラギ達は聴音の存在を知らない。

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光剣スキル

本来存在しないスキル(俗に言うシステム外スキル)
SAOやALOでのソードスキルの感覚を使い、SSと同じような動きをする(スクエア系は放ったあとに光の四角ができる)

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次回、一気に話が進みます。
そしてあいつが………?

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