ソードアート・オンライン ~悪魔の剣と光の剣士~ 作:桜花 如月
全体マップ、左下の岩山フィールドでほぼ動かずに暇をしていた前回優勝者を含むチーム、《PM4》はスキャンと同時に謎の興奮を覚えていた。
「ピト、暇があるなら端末を出してみてみろ、面白いものが見えるぞ」
「ん?……あら?この辺、7チームもあるじゃない、まさか、私たちを数で押し切ろうとでも言いたいのかしら?」
「どうだろうな……だが、お前の敵ではない、だろ?」
「さぁ?やってみないとね…」
スキャンが開始され、端末に表示されたのは岩山フィールドの麓で7チームが結託した様子。
そして、ピトフーイが映し出したのはドームの近くにいる《LF》だった。
(レンちゃんと緑っ子の横にいた黒服の男……とその横にいたちびっ子、どこかで見た覚えがあるのよね…確か………)
「おいピト、敵のお出ましだ、どうする」
「そりゃあ…………殺すわよ」
「……わかった、なら、お前に任せる」
「あら?いいのかしら?」
「暴れ足りないんだろ?なら、思う存分やってもらう」
その指示と同時に、ピトフーイこと、魔王は動き出した。
手始めに偵察がてら登ってきた3人を蹴り飛ばし死亡表示をさせ、それを見ていた後から来た数人を蹴散らした。
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観客席
その様子を見ていた観客達は圧倒され、少しドン引きしていた。
「なんだあの腕力………」
「あんなの勝てるのかよ……」
「レンちゃん達でも無理じゃね?」
「で、でも!俺はレンちゃ──
「あんたは黙ってろ」
────
「や、やめてくれぇぇ!!」
「あ、ちょっ!リタイアなんてしないで!……つまらないわね……しょうがない、他のやつをボコボコにするしかないわね」
(殺し足りないわねぇ…!もっと……たのしませてくれないとぉ!!)
「………ピト、向こう側からまだ、沢山来るぞ」
「そっちね!わかったわ!」
それから数分後、ほぼ全滅させたところで残りをピト以外の5人で片付けたところで次のスキャン、つまり、既に10分が経過……逆に言えば10分間で7チームが全滅した。
その後、PM4の標的はシャーリーとアキがいる《KKHC》となった。
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KKHC:アキ目線
「あんたたちと共闘?」
「あぁ、どうかな?」
スキャンの後、すぐに私たちの元に《PM4》という前回優勝者を含んだチームがやってきた。
本当はシャーリーと私以外の4人の男に話を任せようと思ったものの、向こう側の人間、ピトフーイという女にすぐにバレて私とシャーリーも話に参加することに。
「それで、共闘したとこで、私たちになんの利益が?」
「そりゃ、優勝は譲るからさ、あんた達みたいな最強と言ってもいいチームと組めば──
「「…………!?」」
「……嫌だね、私、そういうの断るわよ?めんどくさいし……共闘なんてつまらないこと、する訳ないじゃない、あんた達はここで死ぬのよ」
「みんな!」
(……やっぱり…)
「シャーリー……私たちだけでも逃げるよ」
「………わかった」
共闘なんてダメなんだ、仲間なんて信じちゃいけない……
────
PM4目線
「あら?あの緑髪と青黒の子……ま、どうせ逃げるだけ、ほっとくわよ、とりあえず次は……レンちゃん達、潰しに行こうかしらね」
PM4の次の目標、それはレン達のLFだった………が。
移動中、見晴らしのいい草原へ出たところでアマゾネス集団、《SHINC》が全員で突撃を開始してきた、と同時にピトフーイは右目を撃ち抜かれた。
「ピトフーイ!」
「あはは……死ぬよォ!今、死ぬよォ!!………最高…」
撃たれたことによる『喜び』により、テンションが上がり、そのままピトフーイは体力をギリギリで残して気絶、その間にもSHINCとPM4の戦闘が始まっていた………
どんどん進むSJ2
10分間の虐殺が早くも終わり、そしてKKHCが半壊。
アマゾネス集団が何故か特攻してきたと思えばどこからともなくピトフーイが撃ち抜かれた。
そしてMとアマゾネス集団の激戦(?)が始まろうとしていた……
ピトフーイの右目を撃ったプレイヤーとは……?
次回、さらに話が大きく進む……!