ハイスクールD×D 死神の世界から来た者   作:中葉了

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早速の感想ありがとうございます。
しかし、この小説は自分で言うのも何なんですが、練習の意味合いが強く話の流れが速いです。
面白いと言って頂いた方には申し訳ありませんが全然期待しないでください。


第002話

 昨日あの状態で人に見つかったら、絶対両手が後ろに回っていただろう。

 夜一が黒猫になれるように俺もマメ柴になれるけど、血に染まったシャツや鞄は置いてはいけない。シャツなんかは見つかれば、それこそ翌日のワイドショーで騒がれるだろう。

 暗くなるまで公園の奥の方で隠れていた。

 家に帰って血で染まった服を脱ぎビニール袋に入れゴミ箱に捨てた。

 

 昨日の内に兄のイッセーに放課後空けて置くように言っておいた。その際少し嫌な顔をされた。まあ、イッセーから見たら弟の俺がモテているいるのが面白くないのだろう。BLEACHの世界ではハーレムを持っていた俺に、女性の扱いは手馴れたものである。かといってとっかえ引返しているわけでもなければ、蔑ろにしてもいない。

 ただ俺の好みは大人な女性が趣味である。中には教師何ていうのもあった。まあこの話は追々するとして。

 そんなこんなで少々兄弟仲は悪くも無ければ特別良くも無い。男の兄弟仲はこんなもんだろう。

 

 イッセーにはただ女性から話があるとだけ話した。まさか学園のアイドルであるリアス先輩からとは思うまい。会った時やその後の話を聞いた時のリアクションが今から楽しみである。

 

 制服に袖を通し一階に下り、朝の挨拶と支度を終え朝食を食べる。

 

 「イッセーはまだ起きないの?」

 

 向かいに座る母にイッセーの事を聞いてみる。

 

 「あの子昨日遅くまで起きていたみたいだからまだ寝ていると思う。もう少ししたら叩き起こすわよ」

 

 「ふーん」

 

 興味の無い風を装って返事をする。大方昨日女性から放課後呼ばれているとか、その先を妄想でもして興奮していたんだろう。

 

 「あの子ももう少しレイを見習ってくれれば良いのに。…女性関係以外で」

 

 ため息を吐きながらしみじみと言う。あのド変態さえ抑えられたらと云う事だろう。

 

 「ぐふっ。ちょっと最後のは余計だよ」

 

 味噌汁を飲んでいる時に噴出してしまった。 此方に飛び火したんじゃたまったものではない。急いで朝食を食べる。

 

 「ご馳走様。俺は先に行ってくる」

 

 「そう、いってらっしゃい。気を付けるのよ」

 

 「分かってる。行ってきます」

 

通学路を歩いていると女子生徒から声を掛けられ、それに応えながら学校に着きホームルームが始まるまで席について待っている。

 チャイムが鳴る寸前にイッセーが走りこんできた。

 前世では双子や同じ歳の兄弟は同じクラスなれなかったような気がするけど現在は同じクラスに在籍している。

 

 

 今日の授業を終え放課後になる。放課後になるにつれてイッセーがそわそわしている姿に笑いを堪えるのに苦労した。

 現在ではピークを向かえ頻りに顔を動かしている。

 そんな中イッセーの元にこの学校一といわれるイケメン王子の木場祐斗がなにやら話していた。あいつも悪魔の気配がするから使いとやらはあいつのことだろう。

 木場とイッセーが此方に向かって来る。木場は爽やかなニコニコ顔でイッセーは睨んで来た。

 恐らく女性が呼んでいると聞いたから期待した分落胆が大きかったのだろう。

 

 「今から僕についてきて。主が待っているし昨日話はついているんでしょ?」

 

 「おいレイ、男とは聴いてなかったぞ!どうしてくれるっ、今日の幸せの一日を!」

 

 木場の話に割り込んで血の涙を流さんばかりのもはや慟哭と言っても良い位に言ってくる。

 

 「落ち着け、イッセー。これから会いに行くんだよ。だから木場についていくぞ」

 

 まだ望があるとわかり急に笑顔になる。喜怒哀楽の激しい奴め、鬱陶しいぞ。

 

 「では行こうか」

 

 木場を先頭に俺達兄弟が後ろに続く。

 廊下に出て歩くと女子生徒の2種類の悲鳴が響く。

 なんか俺と木場は良いらしいがイッセーが一緒だと許せないらしい。仕舞には「木場×兵藤」なんて声も聞こえ俺もどちらかに当てはめられたが、精神衛生上聞かなかった事にする。

 

 木場の後に続きながら向かった先は校舎の裏手だ。

 木々に囲まれた場所に現在は使われていない建物、旧校舎と呼ばれる場所に向かっている。

 木場は旧校舎の中に入り二階の奥まで歩を進めた。

 木場の足がとある教室の前で止まり目的地に着いたことを知らせる。

 

 「ここで部長が待っているよ」

 

 俺は教室のプレートを見て笑いを堪える。だって悪魔なのにオカルト研究部だってさ。ある意味良いギャグセンスなのかもしれない。

 

 引き戸の前で木場がノックをする。

 

 「部長連れてきました」

 

 「そう、入ってもらってちょうだい」

 

 教室の中からリアス先輩から声が聞こえる。

 教室の中に入り目に飛び込んできたのは、室内に色々な悪魔の文字が書き込まれ、中央には巨大な魔方陣が描かれていた。

 ソファーやデスクがあり一人の小柄な女の子が座っていた。

 この女の子の気配を見て一発で分かった。黒歌の妹であると。

 あちらも俺をガン見してくる。姉と一緒で鼻が利くんだろう。俺の匂いと一緒に黒歌の匂いがするのを。

 しかし、喋り掛けては来ず、羊羹を食べている。

 正面のデスクの椅子に座ってリアス先輩が真剣な眼差しでこちらを見てくる。

 昨日俺は会っているから、イッセーを見ているのだろう。

 その斜め後ろにニコニコした学園でリアス先輩と同じく有名人が居た。

 名前は姫島朱乃先輩だ。黒のポニーテイルをしていつも笑顔を絶やさない、大和撫子を体現しているリアス先輩と双璧をなす二大お姉さまと呼ばれている。

 イッセーは彼女達を見て鼻の下を伸ばしていた。こいつは先輩方だったら分かるけど、見た目が小学生の子にもエロい視線で見るとはもはやどうしようもないな。

 

 「こちら兵藤一誠君と、弟の兵藤零二君です」

 

 木場が教室、いや部室に居る人達に紹介をした。

 

 「ようこそオカルト部へ、私はリアス・グレモリー貴方達を歓迎するわ」

 「あらあら、私、姫島朱乃と申します。初めまして、以後お見知りおきを」

 

 リアス先輩が声を掛けた後姫島先輩が挨拶をしてくれた。その時俺と目が合った瞬間、ニコニコ顔は変わらなかったが、目が少しだけ揺れていた。

 何か思うところでもあるのだろうか?

 黒歌の妹、確か白音だったか?はペコリと頭を下げるだけだった。

 俺達兄弟は揃って頭を下げる。

 

 「宜しくお願いします。えーと、俺は何故呼ばれたか分からないですけど」

 

 「貴方弟の零二から聞いてないの?」

 

 リアス先輩は兄が何も知らずに来た事を驚き半目で俺を見てくる。

 

 「俺からは何も。先輩が今からすると思ったから」

 

 「ふう。分かったわ。とりあえず座りなさい」

 

 リアス先輩はため息を一つして、俺達は空いているソファーに座る。

 

 「お前先輩に向かって何タメ口きいてるんだよ。敬語で喋れよ」

 

 イッセーが俺に向かって注意してくる。

 俺はリアス先輩に聞いてみた。

 

 「リアス先輩いいでしょ?」

 

 「別にどちらでも構わないわ」

 

 さしたる興味はないのかリアス先輩は簡単に許しを出した。

 

 「粗茶です」

 

 座っている俺達に姫島先輩がお茶を淹れてくれた。その際、俺に背中から密着する様に、そして耳元で喋った。

 何故こんなに近いのかは分からない。この人がいつもこうなのかと思い周りを見るとオカルト部の面々が驚いた表情をし、イッセーは羨ましそうに見ている。

 

 「あの姫島先輩近いんだけど」

 

 「うふふ、そんなこと無いですよ。それと朱乃、と下の名前でお呼び下さい」

 

 いや、明らかにおかしいしいきなり下の名前で呼びづらいでしょ。まあ、とりあえず落ち着くためにお茶を飲む。

 

 「美味しいです」

 

 「あらあら、零二君ににそう言って貰えてとても嬉しいですわ」

 

 近しい人に向ける笑顔と言えば良いのか先ほどのニコニコ顔より親密さが増しているような気がする。

 先輩に下の名前でもう呼ばれている。俺もお言葉に甘えて今後下の名前で呼ぼう。

 

 「俺もうまいです」

 

 俺に向ける笑顔を見たイッセーが先輩に賺さずお礼を言う。しかし先ほどのニコニコ顔で。

 何故俺だけ扱いに差があるのか。

 朱乃さんを見て驚いているリアス先輩が話しかける。

 

 「朱乃どうしたの?」

 

 「いいえ部長。何でもありません」

 

 「そう、…なら貴方も座ってちょうだい」

 

 朱乃さんの態度に疑問に思ったリアス先輩が問うけど朱乃さんは答えなかった。

 それにリアス先輩の隣の席が空いているの俺の隣に距離を詰めて座って、こちらを見て微笑んでいる。

 うん、もはや分からないな。周りに居る皆も分からないといった表情をしているけど、朱乃さんが何も言わない以上話が進まないからリアス先輩に話しかける。

 

 「リアス先輩説明をお願い」

 

 「…そ、そうね。かなり吃驚したけど先に進めましょう。まず最初に言っておくけど、ここに居る貴方の弟である零二以外悪魔なの」

 

 リアス先輩の悪魔発言に隣のイッセーを見るとポカンとした表情のままで固まっていた。

 やがて回りを見て皆が嘘や冗談を言っている感じではないのに気付いただろう。

 でも信じられないって顔をしている。

 

 「証拠を見せましょう」

 

 徐に立ち上がり背中から悪魔である翼を出した。イッセーは眼が飛び出さん勢いでその翼を見ている。

 どうでもいいけど、その翼を出す時服が破れないのは何でだろう。

 そんな益体のないことを思っていると話は進み、悪魔と堕天使、そして天使陣営の三すくみの情勢とイッセーの中に眠る力神器の説明を終えている。 

 

 「そこで貴方に私の眷属になってもらおうと思って今日呼んだのよ」

 

 「俺が呼ばれた理由は分かりました。でもレイが呼ばれたのには何か理由があるんですか?」

 

 イッセーがこちらを怪訝な目で見て俺が呼ばれた理由を聞いている。まあ、それはそうか。自分には神器があり、眷属に誘われているけど、俺はこの場では誘われていないからな、無理もない。

 

 「俺は昨日堕天使に襲われた所をリアス先輩に偶々助けられたから今日俺も一緒に呼ばれた」

 

 「えっ!おいっ大丈夫か。あ、いや、ここに居るから無事か。ふう。…お前はいつも帰りが遅いから襲われていたなんて気付かなかった」

 

 俺が嘘を吐いてイッセーの会話しているのを聞いたリアス先輩と朱乃さんは何を言っているんだこいつみたいな目で見てくる。

 リアス先輩なら分かるけど、朱乃さんにそんな目で見られる事に違和感を覚える。……もしかするとどこかで俺の力を見たのかもしれない。そうすると先ほどからの態度に納得いく。いやいくか?。力を知っているだけで好意を感じるような態度を取るだろうか。ますます分からない。けど、朱乃さんは俺が力を持っていることを知っている事だけは分かった。

 視線をイッセーに戻して。

 

 「まあ、帰りが遅いのは認めるけど、俺が今日呼ばれた理由は昨日の堕天使がまだこの町に居るからなんだ。そうすると俺が生きていることが知れるわけだ。また襲いに来るかもしれない。そこでリアス先輩に庇護を頼んだわけ」

 

 俺は言葉を合わせる様、リアス先輩にアイコンタクトをする。

 

 「…そうなのよ。対価も貰ったから堕天使から零二を守っている。守り易い様に今日部室に呼んで入部させるために呼んだのよ」

 

 寝耳に水とはこういう事か。入部など聞いていない。しかし、先ほどから堕天使の事で嘘を吐いた話し合わせてもらったし、イッセーを守る為にはリアス先輩の協力が必要だし、昨日俺を監視すると言っていたから恐らくその時にはもうこの話を考えていたのだろう。こちらも話を合わせるしかない。

 

 「俺はリアス先輩の眷属になれないけど、守ってもらうには入部は丁度良いと思ったんだよ」

 

 「ふ~ん。堕天使がどの程度なのかわからないけど、悪魔である先輩に守ってもらうなんて羨ましいっ!」

 

 実際は守ってもらうのはお前で、俺は監視されるんだけどな。

 

 「では、貴方達兄弟をオカルト研究部に入部させるわ。今から私の事は部長と呼ぶように。私はイッセーとレイと呼ばせてもらうわね」

 

 『はい、リアス部長』

 

 俺とイッセーの返事の声が重なる。

 

 

 その後はイッセーに悪魔の駒の兵士分8個全てを消費した。兵士の駒全部を消費したもんだからすごい騒ぎになった。かなりの神器がイッセーに眠っていることが分かった。先ほど説明された秘めた力を解放するためリアス部長のアドバイス通りに神器を発現させた。その発現方法は小学生が出来ると信じて練習して挫折しそんな力は無かったんだと、一歩大人になる言うなれば通過儀礼みたいなものをこの歳でマジでやらかした。腹が捩れるほど笑った。

 発現した神器は有触れた『龍の手』であるらしい。所有者の力を一定時間倍にするという。

 でもそれでは兵士の駒を全部消費しなくちゃ、悪魔に転生できないのはおかしい気がする。

 今は分からないけど、いずれその時が来るのかもしれない。

 

 イッセーに悪魔に成ると色々な得点があると説明している。それを聞いたイッセーは、「ハーレム王に俺はなるっ!」と握り拳を天井に突き上げている。

 

 粗方説明が終わり俺とイッセー以外の部員の皆が一斉に悪魔の翼を展開した。

 

 「では改めて紹介するわね。祐斗と小猫そして朱乃はイッセーと同じ私の下僕悪魔よ。朱乃は研究部の副部長でもあるわ。そして私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。爵位は公爵。よろしくね。イッセーそれとレイ」

 

 意味有り気にこちらに笑みを向けると今日はこれで解散した。

 




アドバイスなどお願いします。
例えばここの所をこうした方がいいとか。
お待ちしてます。
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