ガシャットビタースイーツ♪   作:Totty

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ひなビタライブが終わった後にエグゼイドトリロジーのゴッドマキシマムが届いた時に思いついた作品です
今でもライブの余韻に浸りまくりな自分



第1話 マイティまり花

倉野川市 某日 天気は雨 夜のゴミ捨て場にて

 

ドサッ と黒いトランクがゴミ捨て場に置かれた

それも3つ

捨てた人はいない

ならばどこかで捨てられなんらかで流されていく内にここに辿り着いたのか、或いは空から降ってたまたまここに落ちた可能性もある

この3つトランクが倉野川市で起きる大騒動になるとわ思いもしないだろう

 

 

 

翌日の午後にて

 

「ふぉおおおおおおっ!練習に遅れちゃうよおおおおおお!」

まり花はダッシュで自宅(サウダージ)まで向かっている最中だった。

何故なら学校でごみ出しと授業で使用した物品の収容をしていたのだった…だけならばまだしも彼女の場合は自分の住む商店街にいる猫2匹と遊んでいたからだ。そりゃ時間も忘れて次の目的も忘れてしまうのは仕方ないだろう。

「遅れたらイブにあれこれ言われちゃうよおおおおおお!凛ちゃんからも言われちゃうっ!」

そう言いながら走っていく内にあのごみ捨て場を通り過ぎようとしていたら

「あれ?朝こんなのあったけ?」

彼女は走ってる足を止め捨てられた3つのトランクに目をやった

「こんなのが捨てられていたなんて気が付かなかったよっ」

不思議そうにそれぞれのトランクを見てると1個づつ持ち上げてみたのであった

「わ?!ズッシリさんだよっ。中身あるのかな?」

そう言いつつ確認しようとしたら

「わっ?!そうだ!練習に遅れちゃう!あ、どうしようこの3つのトランクさん………あ、そうだ」

 

サウダージ屋根裏兼収録スタジオにて

 

「遅いし!」

「レコード屋のことだわ。どこかで道草をしているでしょうね」

「それだったら限度とゆもんがあるし!」

「まあまあ、二人ともまり花ちゃんなら忘れず来ますよ。大事な練習に忘れたことはありませんから」

「どうだろうか、まりかは必ずどこか抜けてるし幼馴染のあたしでもわかるし」

「でもいぶぶはちくパを食べないなり。幼馴染でも反対なとこがあるめう」

「いや、あれの味はあたしでも分からないし…」

「だからいぶぶは田舎者めう」

「い、田舎者言うなし!」

こうしている内にワイワイ騒いでいると

バァン「みんな…ゼェ… ごめんねっ !…ゼェ…遅くなってっ!ゼェ…」

息を切らしながら自宅の屋根裏にやっと着いたのであった。

「もう、まりか!一体何処で道草してたs…ってなんだし?!そのトランクは?!」

遅れてやってきたまり花に注意しようとしたらイブは彼女の現状に驚いて声を荒げてしまった

そんな彼女の声に残りの3人もまり花の方に目をやった

何故なら…

「?あ、このトランクさん?ごみ捨て場にあったから持ってきちゃったっ♪」

「持ってきちゃった♪、じゃないし!何でごみ捨て場にあったのをそのまま持って帰るのよ!」

なんと彼女はごみ捨て場にあった3つのトランクを持ってきてしまったのだった

しかも一人で

そうなると息を切らしながら帰ってくるのも無理はない

「はぁ…レコード屋、貴女が町内会から頼まれたりした物などを持ち込むのはまだしも…今度はごみ捨て場にある愚昧なガラクタを持ち込むのはどうかと」

「ガラクタさんじゃないんだよっ!このトランクさん中身があるみたいだよっ!」

「ちょっ、それだったら普通交番とかに届けるし!何で持って帰るのよ!」

「練習に遅れちゃうと思って終わったら届けようかなって考えてたの。えへへ♪」

「えへへ♪っじゃないし!一番最初に交番に届けるのが先でしょ!それで遅れるんだったら分かるけども!」

「でもこのトランクさん何だか可哀そうだったから保護しちゃったっ。」

「それだったら練習終わってあたしらに話せばいいでしょ!一緒に見に行って持ってあげて交番まで届けられるんだから!」

「わっ!そうゆうのもありなのすっかり忘れてたんだよっ」

「全くまりかは…」

「貴女はガラクタでも捨てられた小動物に見えるのかしら」

凛もイブも呆れ返ってしまう

3人がそうゆうふにやり取りしてる内にめうと咲子はトランクの中身がなんなのかを話していた

「むむむ?この中身はきっとお金が入ってるめう」

「でもお金さんでしたら簡単に捨てたりしませんよ。もしかしたら中身は空っぽさんでトランクさん自体が重かったというのもありますよ」

「むっきゅん、ならば中身が何なのか調べるなり」

「ちょっとめうちゃん、それはとってもとっても悪い事ですよ。」

「大丈夫めう!中身が何なりか見るだけめう!」

「それも駄目ですよ」

咲子の注意を聞かずめうは一個のトランク開けてしまった。

「ちょっとめうちゃん…あら、コレは一体…?」

注意してた本人もトランクの中身が何だったのか目をやった

めうに至っては

「むっきゅーん!!まりり、いぶぶ、りんりん先生!!コレを見るめう!!」

めうの声であれこれ話してた3人は2人の方を向いた

「どうしたの?めうめう?」

「ちょっ、めう!勝手に開ける奴がいるか⁈」

「全く…はんこ屋も困った好奇心を持ってるわね…」

そうこう言いながら2人の方へ近づくと

「ふぉおおおおおおっ!?この色とりどりさんは一体⁉︎」

「な、!?何だしコレは⁉︎」

「……見た感じ何かのカセットみたいな物ね」

トランクの中身は色とりどりのカセット(のような物?)がギッシリ収納されていた

すると咲子はカセットの側面に注目した

「あら、このカセットさん達の側面には何か文字がありますよ」

「そうね、全部英語で表記されてるわね。しかもそれぞれ名称らしきものだけど違いがあるわ」

「じゃあ、この赤とピンクさんが合わさったカセットさんには何て書いてあるの?」

「ちょ⁈まりか!何勝手に取ってるの!」

いつの間かまり花は手に取っていた

「なんかこっちにはイラストさんが描かれてるよっ」

「あ、ホントだ…なんか描かれてるし…しかもバックには文字があるよ」

「どれどれ?えーと、…ま、マイ…?…バッテン……?ねぇりんちゃん、これなんて読むの?」

カセットに書かれてる英文も読めず何故かバッテンと言うワードまで入ってる。当然まり花だから読めないのでメンバーの中で随一天才的頭脳を持った凛に質問するしかなかった。

「全く、この程度のスペルも読めないなんて…それに最後の文字はXよ。レコード屋、貴女はホントにスイーツしか頭に無いのかしら…」ハァ

当然まり花の質問にも呆れる

本人に至っては

「えへへ♪」

「いや褒めてないし」

「なんて書かれてますか?」

「コレはマイティアクションXと書かれているわ。側面にも同じように表記されてるわ」

「ふぉおおおおおおっ!流石りんちゃん!」

「りんりん先生頭いいめう!」

「この程度のスペル誰だって読めるわ」

「ねぇ凛、このマイティアクションXってなんて意味なの?」

「そうね、マイティは『力強い』或いは『強大な』という意味ね。アクションは『動く』という意味でもあってこの2つの意味を合わせれば『力強い動き』や『強大な動き』という意味にもなるわ」

「流石りんちゃんだよっ。天才さんだよっ!あ、でもこの最後にあるXさんはなんて意味なのかな?」

「言われてみれば、とってもとっても気になりました。何故Xさんなんでしょうか?」

「めうも気になっためう」

「凛、何かわかる」

4人とも共通の質問であり当然凛は

「そうね…Xは『未知数』と言う意味でもあるわ。このマイティアクションX自体を訳せば『未知数の力強い動き』や『未知数の強大な動き』となるわ。」

「「「おぉ〜」」」

「……めう?」ポカーン

「はんこ屋はともかく、貴女達3人は英語の授業を受けてる筈よね?この程度のスペルや意味を解らないでどうするの?」

凛の鋭い指摘に3人は

「英語さんは中々難しくて」

「寧ろあまり聞かないワードだし日常的にも使われないし…」

「私はよく受けてますが聞き慣れないワードでして…」

当然このような返答である

ハァ「全く…貴女達の先が思いやられるわ…」

4人がそうこう話してる内にめうはまたもう一つ(2つ目)のトランクを開けてしまった。

「むっきゅん!!みんなコレを見るめう!!」

「って、また勝手に開けてるし!」

「はんこ屋…また私達が話している間に勝手な行動を…滅ぼされたいかしら?」

「りんりん先生!落ち着くめう!まずコレを見るめう!」

咄嗟にめうは開封した2つ目のトランクの中身を4人に見せた(凛の怒りを含めて回避した)

「あら?これってもしかして…ゲーム機さん…?」

「ホントだ。変わった形をしたゲーム機さんだね。」

「けどこんな形のゲーム機なんてイブ達でも見たことないし…なんでこんなトランクの中にあったの?しかも数多いし…」

「見た感じ同じ形のが7つもあるわね、でもゲーム機にしてはおかしなとこがあるわ。」

凛はトランクから一個取り出すと謎の形をしたゲーム機の全体を見た

「しかし妙な物ね…この機材の背面がどうも変な形をしてる」

「それってどういう事?」

「ご覧、この機材の背面は何かを巻きつけるかのようにして少し湾曲してるわ。普通ならば考えられない形よ。」

「確かに変だし。巻きつけるゲーム機だったら柱かなんかにやらなきゃダメって事になるよね?壁だと難しいし、そもそも巻きつけるような丁度いい柱なんて家にないし…」

「でも今までのゲーム機さんには巻きつけると言った使い方なんて聞いた事ありません。もしかしたら新しい種類ですかね?」

「いや、それだったらテレビやネットのニュースなどで発売前のこう言う特集するし、後ここしばらくそう言った情報が無かったし…」

「それにこの機材を上から見たらご覧なさい。どうやらあのカセットを差し込む穴らしき物が2つあるわ」

凛は手にしてるゲーム機を別の方へ向けて見せた

「あ、でもなんか無かったっけ?こういうタイプのゲーム機前にもあったような…」

悩むイブに咲子は何か思い出したような顔してこう言った

「随分前に1つのゲーム機さんにカセットさんを2つ入れるのがありましたよね?それと同じ形ではないでしょうか?」

「それだとしたら許可なく作った類似品として問題になるわ。それにこの機材自体には作った企業の名が刻まれてないわ」

「確かに書いてない」

「会社さんの名前が無かったら拾った連絡が出来ませんね」

3人が話してる間にまり花とめうに至っては、

「ねぇ、めうめう?今夜このゲーム機さんで勝負しない?」

「むっきゅん!まりりの挑戦受けるめう!めうの神業裏技お見舞いするめう!」

「ふぉおおおおおおっ⁈めうめう本気モードだよっ。私も負けてられないよっ!」

何故かトランクに入ってたゲーム機で遊ぶ話になっていた2人

そんな2人の会話にイブが割って入った

「ちょっと2人とも!今はそんな話してる場合じゃないし!それに夜中までやってたら明日も学校と練習あるじゃない!」

「いぶぶも変にカチカチめう…」

「あんたはこの前みたいに音ゲーにお金使いすぎたみたいになるし…」

ギクッ「そ、そんな事はないなり…そもそもこりは家庭用ゲーム機めう…お金を使うようなことは無いなり…」

「あら、はんこ屋…貴女はこの前はゲームを明け方までやってて昼の練習をレコード屋の前に遅れたのは何だったのかしら?」

ギクッギクッ「あ、ありはそうなりね…」

「その前は撮り貯めした深夜アニメを観すぎて遅れたのも何だったかしら?」

ギクッギクッギクッ「あ、ありは……」

「全く、貴女達二人はどうしてこうもトラブルしか持ってこないかしら…」

サラッとまり花も含めて指摘する凛の言動に二人は

「りんちゃん厳しいよぅ…」ショボーン

「あーめう…」ショボーン

「凛ちゃんそれは言いすぎですよ」

「喫茶店、貴女はすぐに甘やかさない方がいいわ」

ションボリしてる二人にイブは

「ほら、二人とも元気出すし、後で一緒にゲーセンでもスイーツでも付き合ってあげるし」

「むっきゅーーん!!ならば音ゲーで付き合ってもらうめう!」ワクワク

「ふぉおおおおおおっ!じゃあ後で3人でちくパ食べよっ!」ワクワク

「いや、普通のスイーツだし…」

二人はすぐに元気を回復し喜ぶが、イブ本人に至ってはスイーツと言うワードは出さない方が良かったかもしれないと少々後悔したのであった

イブの反応にまり花とめうは

「えー!皆で食べるちくパが美味しいよっ!」

「そーめう!いぶぶとさききとりんりん先生も一緒になって食べるちくパが美味しいめう!」

「何故私まで入ってるのかしら?」

めうの発言に咲子は

「確かに皆さんでちくわパフェを食べたことないですね。後でシャノワールに立ち寄っていかがですか?」

「遠慮しておくわ」

「イブも遠慮しておくし…」

イブと凛は即答した

2人の即答にまり花とめうは

「えー⁈皆んなで食べた方がいいよっ!美味しいんだからっ!」

「そーめう!皆んなで食べるちくパがいつもと違って格別めう!ちくパの味を分からないなんて田舎者めう!」

「洋服屋と一緒にしないでくれるかしら」

「そうそう、イブと一緒に……ってなんでイブだけ⁈凛それはひどくない⁈」

4人がちくパの事で論争してる内に咲子は

(あら、このゲーム機さん…別の違和感さんがとってもとっても感じます。なんでしょうか…この違和感さんは?)

彼女はゲーム機を持ち全体を見るとある事に気が付いた

「あ、これは……。皆さんこのゲーム機さんを見てください。すごいのを発見してしまいました。」

4人は論争を止め咲子の方を見た

「このゲーム機さん…コントローラーさんを挿すところがありません!」

咲子の一言にめうとまり花だけに衝撃が走った

「ふぉおおおおおおっ?!ほ、ほんとだ…コントローラさんを挿すとこが無いんだよ…」

「むっきゅーーん?!こ、こりではゲームが出来ないめう…」

ガッカリする2人はまだゲームをやる事を引っ張っていた

「喫茶店…私でも気が付かなかった所を発見するなんて…見事だわ」

盲点だった所を突かれたように多少悔しがる凛

「いや、そんなんで悔しがるなし…。そもそもコントローラが使えないんじゃゲーム機の意味無くない?」

「言われてみればそうですね。ホントにおかしなとこばかりなゲーム機さんです。どうやって遊ぶのでしょうか?」

「そもそも何かを掛けるようにして湾曲してる。コントローラがない。まるでゲーム機でもない気がするわ」

悩む3人、しかしイブはベルトのある部分に気が付いた。

「ねぇ?扉みたいなとこの真ん中に『GD』って書いてあるし。コレもなんか意味あるのかな?」

イブの気付きに凛は

「GD…なんの意味かしら?何を略しているのか見当がつかないわ」

「凛ちゃんでもお手上げさんですか…」

「えぇ、私でもコレはお手上げね…」

何も分からず沈黙しかない

すると凛はこんな事を言い出した

「なんか妙ね…」

「何が妙ですか?」

「この機材自体とカセットが何故トランクに入ってたかよ。それをレコード屋が拾うまで何故ゴミ捨場にあったかが謎よ」

「発売がお流れさんになってしまったからですかね?」

「それだったらこんな田舎のゴミ捨場に捨てるやついないし」

「密かに処理するには打って付けの場所かもしれないわね」

「けどそれをまり花が偶然拾ってあたし達のとこに来ちゃったし、そもそも作った会社も分からずじまいの状態だしどうする事も出来ないじゃん」

「そうね…手っ取り早い方法はコレを届け出すしか無いわね」

「そうと決まれば善は急げさんですね」

「ええ」

手にしてたゲーム機のような物を仕舞い早速届けだそうとしたら、

「レコード屋、はんこ屋、貴女達の方にある一個を元に戻しなs…」

ガッチャン

2人の方にもに仕舞うよう呼び掛けようとしたら何かが装着されたような音がした。その音は丁度2人の方から聞こえたので2人の方を向くと、

「「「……………え?」」」

3人ハモった時には手遅れであった

まり花は当然驚いてるがめうに至ってはアワワワとした表情をしていた

「皆んな…大変な事になっためう……」

「……えーと、なんか、ゲーム機さん、巻き付いちゃったっ」

「「……………えーーー⁈⁈」」

イブと咲子は驚くも凛に至っては

「あ な た は 何故そう勝手なことしてこうも騒ぎを起こす事しか出来ないのかしら?」

まり花の現状に凛の背後からゴゴゴと言わんばかりの怒りのオーラが溢れ出ていた

近くにいた3人も当然凛のオーラにビビッていた。(特にめうに至ってはものすごい震えだった)

そのオーラは滅亡天使が降臨するより滅亡神が君臨するような禍々しく漂わせていたのであった

「ふぇぇぇぇ…りんちゃんごめんなさいっ!」

当のまり花ら凛の出した怒りのオーラで半泣き状態だった

彼女がここまで怒りのオーラを出すのは4人にとっては初めて遭遇するような状態でもあった

「と、とにかくまりかに巻きついたゲーム機を外す方が先だし!」

「言われなくてもわかってるわ」

凛の怒りの気を紛らわせるかのようにイブは彼女に呼びかけるのであった

4人はまり花の方に寄って巻き付いてしまったゲーム機の方に同時に手をやった

「「「「せーのっ!」」」」

4人の声が合わさったときゲーム機を外す作業(無理矢理)がはじまった

しかし、まり花の反応は…

「ふぉおおおおおおっ?!痛いっ!痛いっ!痛いっ!ちょっとみんな痛いよっ!」

無理矢理に外そうとするから付けてる本人も当然痛がる

しかしそのゲーム機は外れようとしなかった

「だ…駄目です…外れません…」

「さきき諦めちゃダメなり…めう達が頑張ってやらないとまりりの生活が大変なことになるめう…」

「そうだよっ!このゲーム機さんが外れないとおやすみした時寝返りが出来ないよっ!」

「そこじゃないし!!」

「後、お着替えも出来ないんだよっ1」

「そこは!……確かに生活の一部として大変だし、ゲーム機が突っかかって余計にできないね…」

「洋服屋、間違ってはないけど他に何かあるはずよ」

「あ、ウエストさんが図れないとかかな?」

「レコード屋、貴女も間違ってはないが他は無いのかしら?」

(ウエスト?……あっ!)

まり花の言葉にイブは何かを思い出したような顔した

「ねぇ、まりか?最後に自分でウエスト図ったのいつだっけ?」

「あ、そう言えば…最近図ってないやっ♪」

「何故それをどうどうと笑顔で答えられるのかしら?」

「どうりで最近聞かなくなったと思ったよ!!最近何食べた?!」

「えーとっ…昨日は終わってからアメちゃんを一袋と寝る前に小さなドーナッツさんを5個たべたかなっ?あ、後ここ最近ちくパを1日で5個も毎日食べたりしてたかなっ♪」

「練習終わってからまだしも寝る前はダメって言ったよね?!しかもちくパも1個までって言ったでしょ!!」

「あ、後ね、今日帰りに購買で珍しくチョコチップメロンパンさんとホイップデニッシュさんが置いてったからそれを一個ずつたべたよっ♪」

これを聞いたイブはガックリとしてしまった

「さ、最悪だ…よりによって原因がこれ?…」

「いや、他にも何かあるはずだわ」

凛が考え込むとめうはまり花を元気ずけようと話しかけた

「まりりキツくないめう?」

「大丈夫だよっ」

「苦しくないめう?」

「もちろん大丈夫だよっ!ちょうどいい感じなんだよっ!」

まり花自体は前向きなため気にもしなかった

「まり花ちゃんはとってもとっても元気さんですね。あれ?何だかこのゲーム機さんまた別の違和感さんがあります」

咲子はまり花に巻き付いたゲーム機に別の違和感を感じたのであった

「咲子何か分かったの?」

「いえ、なんだかまり花ちゃんに巻き付いてるゲーム機さんが別の見方をしたらゲーム機さんには見えないんです」

咲子は別の違和感を発見したのであった

「ホントめう!こりはなんだかヒーローが使う変身ベルトにみえるめう!」

「ふぇっ⁈ホント⁈」

「ホントめう!こりはもうゲーム機ではないめう!」

「言われてみれば…」

「まさか…コレはなんかの玩具ではないのかしら?」

「いや、外れなくなるおもちゃとかだったら大問題だし、今まり花がこんな状態だし」

「そうですよね…もしかしてこのゲーム機の形をしたおもちゃさんは外れなくってしまう問題さんからトランクさんにしまわれて捨てられたのでしょうか?」

「だよね、それだとしたらなんで倉野川に持ってきて捨てるのか、だし」

「また難解な謎が出てきたわね」

5人は一緒に考え込むのであった

 

すると、背後にオレンジ色の粒子のような物が集合していた

5人はそれに気が付いてない

粒子は集合してある存在が現れた

その存在は人の形をしておらず左手とがま口のような頭と黒い帽子が特徴的な怪人であった

「フッ、実にしょっぱいな…」

そう言うが彼女たちは突如として現れた怪人に気が付いてない

「聞け!私の名はソルティ!貴様らを塩漬けにし」

「とにかくこの巻き付いてる所を工具か何かで切り外すしかないわね」

「そんなことしたらまり花ちゃんは大丈夫なんでしょうか?」

「最悪の場合電動ノコギリでやることになるわね」

「りんりん先生…そりはまりりが大丈夫じゃないめう…」

「凛、なんておっかないことを…」

「やむおえない時よ。レコード屋、その時は覚悟しておきなさい」

「りんちゃん…絶対大丈夫じゃないよ…」

全 然 気付かない

「おい!聞け!そこの小娘ども!私の名はソルティだ!貴様らを塩漬けに」

「そこは救急隊とか呼ぶ方がいいんじゃないか?」

「まぁ、電動ノコギリがダメだった時には」

「何故電動ノコギリでやろうとする前提なの⁈やむおえない時は救急隊だし!」

「凛ちゃん、イブちゃんの言うとおりですからやむおえない時は救急隊の人達に連絡した方がいいと思います。」

「わかったわ…もし、救急隊もダメだったら私達でなんとかするしかないわね」

「りんりん先生もしかして電動ノコギリを含めてるめう?」

「最終手段として」

「りんちゃんお願いだから電動ノコギリさんだけは使わないでっ!」

「そうだよ凛!まりかのお腹周りごと命まで堕ちるし!」

「小娘ども!いいから私の話をき」

「ちょっと黙ってて!今こっちは大変なことになってんだし!」

ソルティと呼ばれる怪人も流石にこの一言で苛立ちが強まる一方

彼女たちに至っては

「電動ノコギリを使わない方法なんてある?」

「そうなればレコード屋に巻き付いた愚昧なゲームもどきを滅ぼすまでしかないわ」

「りんりん先生、電動ノコギリはなしめう」

「わかってるわ。ならば他に方法はあるのかしら?」

「油さんなどを使って外すのはいかがでしょうか?」

「でもまりかのお腹周りにピッタリと巻き付いてるか無理があるし…」

「そうですか…他の方法が見当たりませんね…」

「き さ ま ら いい加減にしろ~!!!!」

とうとうソルティは痺れを切らした

左手から小さな光弾を発し5人の近くにあったアンプに直撃

この音で彼女たちは気づかないはずはない

ようやく彼女たちはソルティの方に振り向いた

「な、なんだし?!あんた?!」

「一体何処から湧いたのかしら?!」

「ようやく気付いたか!まったくどれだけの時間を費やしたと思ってる!」

「あの、どちらさんですか?」

咲子の問いに最早ソルティも「嗚呼、また名乗らなければならないのか」と思った

しかしソルティ自身も紳士(のような存在)でもあるため三度めの名乗りをした

「私の名はソルティ!貴様らを塩漬けにしてやる!」

「名は体を表す、といったとこかしら?随分それっぽくないわね」

「う、うるさい!私はそう言う名だから!」

凛の指摘にムキになる

しかしめうはポカーンとした顔をしてこう言った

「ソルティってなんなりめう?」

「それはお塩さんの事を英語さんに訳したんですよ」

「めう達には合わないないりね」

「黙れ小娘!塩漬けにしてやる!」

「えぇ⁈私お塩さんよりお砂糖さんの方がいいよ!」

「レコード屋…変に反応しなくていいわ」

まり花の発言にソルティは更にイライラが増してしまった

「なんだその甘ったるい考えは!!こうなればそこの甘ったるい小娘から塩漬けにして」

「あーー!!ちょっと!何人様のアンプを壊してだし!!」

「なーーー!!!!何故貴様らはさっきから私の発言をこうも何度も遮ってい」

「ともかく、あんたがアンプを壊したせいでこっちは練習も出来ないんだけど!!」

「また私の言葉を遮って!!」

「とにかくこんな狭い部屋で騒いでいても埒があかないわ。塩帽子屋、場所を変えるべきだわ」

「おい!そこの黒髪の小娘!今私の事を何と言った?!」

「塩帽子屋よ。他に何があると言うの?」

「私にはソルティと言う名があってだな!」

「うっさい!さっさと表にいくし!」

「まだ私の話が終わってな」

「早く外に出なさい。塩分採りすぎによる高血圧で滅ぼされたいかしら?」

「くっ……分かった、外に出て場所を変えようではないか」

今のソルティは凛とイブによる言葉の遮りとまり花のスイーツ思考によってイライラはあるも、トドメが凛による屋号呼びでかなり増した

(何故私がこんな甘すぎる考えを持った小娘達に指図されなければならないのだ?)と思うソルティであった

 

場所は変わり倉野川市内にある空き地に移動

移動する際にまり花の父親や商店街の人達に気付かれなくて済んでよかった。

たとえ気付かれたとしてもソルティの存在自体は「コレは今度のライブのパフォーマンスで使用するかの案」という理由で済まされるだろう

今の様子ではイブと凛がソルティと睨み合い、後ろではめうと咲子がまり花に巻き付いた変身ベルト(のようなもの)を外すのに対応してた。

「で、あんた一体なんだし?突然現れて塩漬けってどいう事?」

「だから文字通りそのままの意味だ!」

「なんと愚昧な考えね…もしかして貴方は人を高血圧にするような存在?俗に言うレコード屋の言う妖精なのかしら?」

「私はそんな甘い考えで出来た存在ではない!私はバグスターだ!」

「え?バ、バグスター?聞いたことのないバンド名だし」

「洋服屋、バンド名でもないと思うわ。きっと何かの分類のようなものだわ」

「そうだ!その通りだ!黒髪の小娘よ!」

この会話を聞いてた咲子は手を止めソルティに質問してきた

「あの、ソルティさんはバグスターさんと言うバンド名の人ですか?」

「(このふわふわした小娘もバンド名かよ!)…我々バグスターは人間に感染し現れる存在。しかし私はそこの甘ったるい考えを持った小娘に感染するどころか甘すぎて感染出来なかったのだ!」

「感染って⁈貴方はウイルスのようなものなの⁈」

「そうだ!私の存在はウイルスの結晶体とも言うべき存在!しかしそこの甘ったるい小娘に感染出来ず完全体になれなかったのだ」

「(まさかまりかのいつものスイーツ思考が感染を回避したって凄すぎるし…)ねぇ凛、これってマジヤバな事じゃない?」

「そうね…相手がウイルスではどうしようもないわね。ここは専門機関などに連絡するべきかしらね」

「けど凛は聞いたことあるの?バグスターって言う病気の名前は?」

「聞いたことないわね。けど今ハッキリしてるのはあのウイルスの結晶体は新種のウイルスによって形成されたものであって厄介な存在だわ」

「それ以前にも専門機関なんてある?あんな大きな結晶体を対応してくれるとこなんてあった?」

「……考えてみればないわね」

「何をごちゃごちゃ話している!もう私は我慢の限界だ!こちらから向かうぞ!」

遂にソルティは動き出した

無論彼女たちの答えはこうだ

「逃げるしかないわね」

「右に同じだし」

「賛成です」

三人同じ結論を出し、後ろで悪戦苦闘してるまり花とめうを引き連れて逃げようとしたが、

「な?!何なの?!これは?!」

「パテシエさんの服を着たおかしな人達がいっぱいです!」

「とゆうより、こいつ等頭が人じゃないし!!」

彼女たちの背後には頭が人間ではないパテシエの集団が10体ほどいて彼女たちを逃げないように取り囲んでいた

「残念だったな!私は配下に貴様らを逃がさぬよう後ろに回り込ませていたのさ!簡単に逃げようなんて実にしょっぱいな!」

「ちょっと!!それ卑怯だし!!」

「黙れ!まとめて塩漬けだ!」

「むっきゅーーん!!まりり!いつの間にかめう達のまわりで大変なことになってるめう!」

「わわ?!何があったの?!」

どうやらまり花とめうはベルト(のようなもの)を外すのに没頭してたらしく三人とソルティのやり取りには気が付いてなかったようでソルティの配下が現れた直後にやっと気付いたのであった

「二人ともまだそんなことやってたの?!」

「だってこれ中々外れてくれないんだもん!!」

「そんなことより今この状態をどうするか先だし!」

じりじりと迫りつつあるソルティ達

しかしめうはこんな事を考えていた

(むにに?!こりはめう達絶体絶命のピンチめう!めうとまりりが魔法ちくわ少女に変身出来れば…)

その考えのなかにある言葉にめうはひらめいた

(変身…まさか?!)

めうはとっさに上着のポケットからあるものを取り出した

「まりり!こりをまりりに巻き付いてるゲーム機に挿すめう!」

「めう、あんたいつの間にそんなの持ち出してたの?!」

それは『マイティアクションX』だった

どうやらこっそり持ち出して後でまり花と一緒に遊ぶ筈であったのかもしれない

「めうめうそれ貸して!」

めうのとっさの思いつきにまり花は出されたマイティアクションXを手に取った

慌ててとったからかカセットのイラストが描かれてる面の右端に付いてる黒いスイッチらしきものまで押した

 

“マイティアクションX!”

 

カセットから音が鳴り出した

するとまり花の背後にイラストと同じ画面が浮かび上がった

「ふぉおおおおおおっ⁈何これ⁈何これ⁈」

「ゲームスタート画面のようなものね…」

「一体何が起きるんでしょうか?」

「ともかくまりか、そのカセットをお腹に巻き付いてる物に差し込んでみたら?」

「え⁈どっちに?」

「どっちでもいいから!」

「わ、わかった」

まり花はカセットを右側にある挿入部分に差し込んだ

すると驚きの変化が起きたのであった

カセットを装填したらキャラクターを選ぶような項目がルーレットのように回りながらまり花の目の前に表示された

回りが勝手に止まり、止まった表示が彼女の目の前から全体を包むようにすり抜けたのであった

 

“レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム⁉︎ アイム ア カメンライダー!”

 

謎めいたワードが発し、彼女の姿が変わった

「な⁈まさか⁈お前は⁈」

ソルティは何かを知ってるようで驚いていた

その姿はまるでどこかのマスコットキャラのようなスタイルで装填したカセットと同じ色をした頭をしていた

「「「「え?!」」」」

「………」

四人はおどろくも本人はポカーンとしていた

「…何が起こったのかな…?」

「むっきゅーん!!まりりがヒーローに変身しためう!!」

「そんなのって、ありーー?!」

「嘘でしょ…」

「わわわっ!まり花ちゃん、とってもとってもかわいいヒーローさんに変身しましたよ!」

まり花が変身したヒーローは漫画で言えば3~4頭身ぐらいの姿であり、まさにマスコットのようなスタイルであった

「ふぉおおおおおおっ?!何これ?!何これ?!私、ほんとにヒーローさんになっちゃった?!」

「馬鹿な?!この世界にマイティがいたと言うのか?!ありえん!!」

どうやらソルティはまり花が変身したヒーローをマイティと称して言った

ソルティ自身は恐れていた自体が現実になったかのような口振りで慌てていた

「よーしっ!!マイティまり花、いっくよー!」

まり花が掛け声とともにソルティの方に突撃しだした

自分でヒーロー名まで付けた

「ええい!お前たち!私を守れ!」

イブ達の方を取り囲んでいたパテシエの部下がソルティの命令により集まり護衛をし始めた

まり花は止まることなく突っ込むと同時にジャンプした

普通の人間では飛べない高さまで飛んだ

「ふぉおおおおおおっ?!高く飛べたーーー!!」

「まりり!驚いてる場合じゃないめう!!そこからキックかパンチをお見舞いするめう!」

「よーしっ!キーーーークッ!!」

めうのアドバイスにより最初の一撃が飛び蹴りによって炸裂

ソルティ側の部下3体が怯んだ

「次はパンチめう!!」

「パーーーンチ!」

今度はパンチがソルティに炸裂し吹っ飛ぶ

「何?!レベル1の分際でこの私を怯ませただと?!お前たち何やってる!!さっさとこの私を護れ!」

残った部下に再度命令しまり花応戦する

「今度は連続パンチさんだよっ!!」

文字通り連続でパンチを自分からしだした

しかしそのパンチのパターンがイブ達から見ると…

「な、何あれ?まるで子供同士がけんかでやるような攻撃の仕方ね…」

「まり花らしいけど、何故か効いてるし…」

「でもなんだか平和的でかわいらしい戦い方ですね。流石まり花ちゃんです!」

「でもなんかしっくりこないめう…」

そう、凛の言う通りまり花の放つ連続パンチは子供同士がけんかでよくやる腕をぐるぐる回すようなやり方

咲子にとってはいい印象になるが、残りの3名に至っては、唖然とする凛、何だこれと言うような納得いかない表情をするイブとめうであった

まり花の連続パンチが残った部下に炸裂しソルティだけとなった

「こうなれば…!!お前達!!合体しろ!!」

何か奇策を思いついたかのように命令を発した

すると、怯んだ部下達が再び起きだし集結して巨大な怪物となった

その姿は四角い箱に四足が生えたような姿

「ふぉおおおおおおっ?!何だか大きな動く箱さんになちゃったっ!」

「ちょっと!!部下を合体させるとかズルくない?!」

「うるさい!これで貴様らもお終いだ!」

「わわわわ?!この箱さん商店街まできたらとってもとってもお終いさんです!」

「こんな愚昧な連中に商店を滅ぼされるのは納得いかないわ…レコード屋、早く仕留めるべきね」

「どうやって、ってわわ?!」ステン

驚きのあまりに彼女は転んでしまった

しかし転んだ拍子に左腰にかかってたホルダーのような物に手が当たった

その途端

 

“ステージセレクト!”

 

その音とともに全員は倉野川の空き地からどこかの無人の平地にワープした

「あれ?!ここどこ?!」

「倉野川…ではなさそうな場所ですね…」

「まさかレコード屋は商店街に近づけないように場所を移動させたの?!」

「こりは俗に言うテレポーテーションめう!」

「いや、それよりなんでイブ達まで一緒になってるし!」

「まりり、いまのどうやっためう?!」

「えーと、転んだ時にこの腰にあるポケットさんみたいなのに付いてるボタンを押したかもしれない」

「成る程…あのホルダーのようなものは、はんこ屋が言うテレポーテーションを起こす装置のようなものね。レコード屋が偶然押したことによって装置が発動して私達まで巻き込まれたことになるわね」

「そう言う事か…納得、ってまりか!前見て!」

「わわ?!忘れてた!」

間一髪踏みつけられそうになり回避する

「どうやって戦えばいいのーーー?!」

「どうやってって…?!あれは…」

逃げ回るまり花にイブはまり花とは違う方向を見て何かを見つけた

「まりか!向こうの上にある赤くて丸いものがあるの見える?!」

「見えるよっ!」

「ジャンプして取って使ってみたら!」

「わかった!やってみるよっ!」

イブの指示通りジャンプして赤くて丸い物を入手

 

“マッスル化”

 

「ふぉおおおおおおっ?!力がみなぎってきたよっ!」

「まさかパワーアップアイテム?!」

「そのようね。少しはマシに戦えると思うわ」

「もう一回いくよ!」

パワーアップしたまり花の攻撃が四足の箱に炸裂

まり花は移動しながら次々と攻撃を決めていく

するとめうはこんな事を言い出した

「まりりの動きどこかで見たことあるめう」

「それってどう言う事?」

「まるで配管工を探索するような動きめう」

「めう…それは言わない方がいいし…察した方が良いし…」

「そうね…敢えて知らないフリをするのが一番だわ…」

「もしかして、マr「咲子!何も言うなし!察するし!」

「わかりました、何も言いません…」

動きが有名な配管工のやつであった

そんなこんなで最初の戦いも大詰めになっていた

箱もだいぶ弱ってきた

「よーしっ!必殺技さん発動だよ!」

こう宣言するも

「………」

「まりり!一体どうしためうか?!」

「…どうやったら必殺技さん発動するかな?」

攻めに攻めはしたが結局トドメはどうやってやるか考えてはいなかった

まさにまり花である

「さっきのパワーアップアイテムさんを取るのはどうでしょうか?」

「だけど周りにはそれらしきものが無いわ。このままだとレコード屋の戦況が塩帽子屋に逆転されてしまうわ」

「それじゃあダメじゃん!まりかが負けちゃうし!どうすることも出来ないじゃん!」

「むにに……どうすれば勝つめうか…」

「わわっ?!もう回復してる?!みんななんかヒントちょうだーい!」

さっきまで弱っていた箱がコンディションを整えたようで再びまり花に襲ってきた

上手くかわすもまた逃げ回る事になってしまった

悩んでいためうはある事を思い出した

(めう!まりりはポッケケに付いてるボタンを押してテレポーテションしためう!もしかして…?!)

「まりりー!まりりが挿してるカッセセを腰のポッケケに挿すめう!」

「え?!これをこっちに?!」

めうに言われたとおり逃げながらカセットを腰のホルダーに装填した

「挿したけど後どうすればいいの?!」

「もう一回ボタンを押すめう!」

言われるままホルダーに付いてるボタンを押した

 

“キメワザ!”

 

ホルダーから鳴り出した途端まり花の右足に光が収束し始めた

「ふぉおおおおおおっ⁈私の右足が光ってるよ!」

「そんな事よりその光ってる足であの箱に一発キメるし!」

「わかった!」

右足に光が収束してはしゃいでる内に再びホルダーのボタンを押した

 

“マイティ!クリティカルストライク!”

 

再びホルダーから鳴り出した

「よーしっ!必殺技のキーーーーク!!」

そう言いながら箱に炸裂

箱は木っ端微塵に爆散した

残りはソルティのみとなった

「もう一度必殺キックだよ!」

再度キメワザをソルティて浴びせるも、

「フッ、実にしょっぱいな」

「え⁈」

片手でキメワザを防ぎさらに掴んで投げ飛ばした

その反動で怯んでしまった

「お前は所詮レベル1!先の戦いで全て見切ったのだ!」

「通りで塩帽子屋に動きがない思ったらまさかレコード屋の戦いを…。ホントに愚昧な存在ね」

「ねぇ!まり花の胸のとこ見て!」

イブの気づきによりまり花の胸のとこにあるゲージを見た

さっきまで満タンだったゲージが半分に減っていた

「あれ⁈なんか減ってるよ⁈何で⁈」

「もしかしてアレはエネルギーゲージ⁈」

「みたいですね。でもアレが無くなってしまったらまり花ちゃんどうなってしまうのでしょうか?」

「簡単だ、この小娘はゲームオーバーとなって消え去るのだ」

「「「「「え⁈」」」」」

ソルティの思いがけない一言で5人は驚きが隠せない

さらに付け加えるかのようにこんな事を言ってきた

「その小娘のゲージはゼロになればゲームオーバーになり消える。そして二度と復活出来ないのだよ!」

「そんな……」

「ましてやレベル1のまま私に勝とうなんてなんて愚かな」

「愚かなのは貴方よ。塩帽子屋」

凛がソルティに反論した

「貴方はレコード屋がレベル1では勝てないと言い張った。ならばレベルが上がってしまえば貴方に勝てると言う事もあるわ」

「何を根拠にそんな事が言える」

「私達は奇跡を信じて色々成功してきた。それはレコード屋がいたからどんな困難でも奇跡を信じて前へ進めた。今この現状は貴方にとっては有利かもしれないが私達にとっては逆転の場でもあるわ」

「凛…」

「私はレコード屋が貴方に勝てると信じてる。彼女はいつも『大丈夫だよっ!』と自分や私達に言い聞かせてきた。貴方は今勝てると思っているが大間違いよ。負けるわ」

「何だと…!!」

「洋服屋、喫茶店、はんこ屋…貴女達はレコード屋が勝てると信じてるかしら?」

「そんなの当り前だし!まりかはイブの幼馴染で大親友だし!信じなきゃダメだし!」

「はい、まり花ちゃんがいたから私も、とってもとっても変われました!だからまり花ちゃんなら勝てると信じてます!」

「めうも信じてるめう!まりりならしおしおをぶっ飛ばせるめう!」

「みんな…」

4人の思いが怯んだまり花を再び立ち上がらせた

「下らん!さっさと塩漬けにしてゲームオーバーにしてやろう!」

ソルティは迫りだすもまり花は

「よーしっ!レベルアップさんだよっ!」

が、しかし

「どうやってレベルアップさんが出来るかな?」

その場にいた4人はズッコケた

「そういえばどうやってレベルを上げるか考えてなかったわね…」

「それじゃあさっきの言葉が意味なくて台無しだし!」

「けど、何か方法があると思いますよ」

まさかの事態

だがめうは再びある事に気づいた

「めうー!まりり!ベルトの真ん中にあるレバーを引くめう!」

「これね!よーしっ!今度こそレベルアップさんだよっ!」

めうに言われた通りガチャンとレバーを引いた

その時さらなる変化が起きた

3、4頭身のヒーローに変身してたまり花の体がジャンプし次なる変化を起こした

 

“マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!”

 

ベルトから鳴った音と共にポーズを決めながら変化した

その姿は8頭身のヒーローとなった

「ふぉおおおおおおっ⁈みんな見て見て!今度は大きくなったよ!」

「レベルアップしたら等身が変わるなんて…すごいわ…」

「なんかさっきよりスマートになってるし!」

「かわいい姿からカッコいい姿になるなんて、とってもとっても胸熱さんです!」

「めうー!このまましおしおをぶっとばすめうー!」

「よーしっ!レベルアップしたマイティまり花!いっくよー!」

頭身が変わり再びソルティに立ち向かうまり花

彼女の今の考えはこうだ

『大丈夫っ!絶対大丈夫っ!』と

いつものこの考えがまり花だけじゃなく他のメンバーを支え前に進めたからだ

「レベルアップしたとわ言えど、私は貴様の戦いを見切っているのだよ!同じ手など食らわん!」

自信に満ちたソルティ

しかしその予想は大きく上回っていた

「とう!」

さっきの低い頭身のジャンプより更に高く飛びソルティの後ろに回り込んだ

「えい!」

パンチが背部に炸裂し吹っ飛ぶ

「馬鹿な!レベル2なのにその強さは一体?!」

「あれでレベル2?!」

「低い割にはかなり強力ね…このまま快進撃が続くわね」

「むっきゅん!今のまりりは無敵めう!」

「どんどんいくよっ!」

今度はエキセントリックな動きをしつつパンチやキックをキメていく

流石のソルティも翻弄されていく

「このままではマズイ?!」

「よーしっ!次は…あれれ?」

「どうしたの?!まりか?!」

まり花に異変が起きた

それは…

“グ~~”

「おなかさんが鳴っちゃった」

「こんな時に?!」

「チャーンス!!」

ソルティの左拳がヒットしてまた吹き飛ばされる

更にゲージが減ってしまった

よりにもよってまり花の空腹が劣勢を呼んでしまった

「うーん、このままじゃ戦えないよ…あ!」

何か近くに見つけた

見つけた物は

「おっきなチョコレートさんだ!箱みたいな形してて大きいけど、いただきまーす!」

「レコード屋!!後ろ!!」

「わわ?!」

間一髪ソルティの追撃を回避した

その際まり花が見つけたチョコレートの形をした箱は砕けるもある物が出てきた

「あれってまりかがパワーアップした時に取ったアイテムじゃん。しかも二つ出てきて色も違うし」

「青と緑のアイテムが二つ…もしかしたら能力が違うかもしれないわ」

「まり花ちゃん!そこのアイテムさんを取ってみてはどうでしょうか?」

「わかった!やってみるよ!」

咲子に言われた通りソルティの攻撃を回避しつつアイテムを獲得

最初に緑のアイテムを使用すると

 

“回復”

 

半分を切っていたゲージが満タンになった

「ふぉおおおおおおっ⁈何だかお腹いっぱいになった気がするよ!」

「回復アイテムもあるの?!」

「そうみたいですね、それにまり花ちゃんとソルティさんの周りにはチョコレートさんの形をした箱さんが幾つかあります」

「どうやらあの箱の中にアイテムがあるみたいね。それを取りつつこの戦いを有利にしていくことね」

「まりり!今度はあおあおを使うめう!」

次に青のアイテム使用すると、

 

“高速化”

 

「! 何だか思いっきり走りたい気分なんだよっ!」

そう言うとまり花は走り出した

その瞬間

「グハッ!」

走り出したと同時に近くにいたソルティが吹き飛ばされた

どうやら高速化と言うアイテムを使用したことによって目にも止まらぬ速さで走りだし止まることなくソルティに激突したが、当のまり花に至っては

「ふぉおおおおおおっ⁈見て見て!さっきそこにいたのにもうここまで走っちゃったよ!」

「レコード屋!浮かれている場合ではないわ!このまま攻め込みなさい!」

「わかったよ!」

高速化によるハイスピイーディな攻撃が炸裂していく

徐々にソルティも弱りだしていた

「このままでは…後が無い…?!」

「もう一回、必殺技さんだよっ!」

レベル1の時と同じようにカセットをホルダーに装填しキメワザを発動する

 

“マイティ!クリティカルストライク!”

 

キメワザを防ごうと身構えるが一撃で崩されてしまう

崩した瞬間一回転してもう一撃

更に一回転してまた一撃

これを連続で繰り返し10回与えた

「馬鹿な…しよっぱかったのは…この私だと?!」

膝から崩れ落ち爆散

まり花は無事に勝てたのであった

「やったーーー!!みんな!!勝ったよーーー!!」

「「「やったーーーー!!(めう!!)」」」

「良かった…ほんとに良かったわ」

5人が喜びだすと

 

“ゲームクリア!!”

 

すると元の倉野川の空き地に戻った

「あれ?もう空き地に戻ってる」

「どうやら戦いが終わったから戻ったようね」

「なんか、夢でも見ていた感じだったし」

「夢じゃありません。ここにまり花ちゃんが変身したままここにいるんですもの」

「まりり、もういいじゃないめうか?」

「あ、そうだね。でもどうやって戻るんだろう?」

「ハァ…全く、変身した時の原理を逆にすればいいじゃないかしら」

「なるほど」

凛に言われた通り逆の原理でやると元に戻った

まり花に巻き付いていたベルトも外れた

「あ、取れた!」

「良かった!一時はどうなるかと思ってヒヤヒヤしたし」

「まり花ちゃん、とってもとってもカッコよかったです!」

「めう!まりりは日向美商店街のヒーローめう!いや、倉野川のヒーローめう!」

「えへへ♪何だか照れるなっ♪」

「それよりも一回レコード屋の練習場所に戻りましょう。今後の事について話さないといけないわ」

「そう?じゃあ戻ろうか」

5人はサウダージの屋根裏へと足を運んだ

凛はある事を言い出した

「このゲーム機擬きを私達が持ってる⁈」

「そうよ」

「でも凛ちゃん、これは泥棒さんになるんじゃないですか?」

「そうなるかもしれないけど、今日の騒ぎで分かった事があるわ」

「何が分かったの?」

「コレはもしかして、私達は選ばれたかもしれないわ」

「何でそんな事が言えるの?」

「レコード屋の戦いで分かったわ」

凛はトランクにあったゲーム機の形をしたベルトを自分達で持ってると結論を出した

その根拠がまり花の先の戦いにあると結論付けたのであった

「でも、まり花ちゃんの戦いで何が分かったのですか?」

「いいかしら?レコード屋は偶然拾って戦いをする羽目になった。しかし不慣れながらも順応してたわ。もしかしたら私達もレコード屋と同じように扱えるんじゃないかしら?それにいつか私達も戦う事になるわ」

「けどまりかは偶然でなったんだし私達でもなれるの?」

「なれるわ。だからコレを一個ずつ私達で持ってようと考えたの」

「りんりん先生めう達でも戦えるなり?」

「やれるわ。レコード屋が出来たんだもの。私達でも出来るわ。まるで運命の悪戯みたいなものよ」

「ねぇ、りんちゃん…」

「何かしらレコード屋?」

「わたしは偶々拾った事からこんな事になったんだよ。それに勝てたんだよ。けど凛ちゃん達も一緒になってくれるのは嬉しいけど、凛ちゃんやイブ、咲ちゃんやめうめうはこんなんでいいの?もしかしたらわたしだけかもしれないんだよ?」

凛の提案に一番躊躇っていたのはまり花だった

自分が出来ても他のメンバーに迷惑がかかるんじゃないかと心配してた

しかし凛は

「レコード屋…貴女は1人じゃないわ。私達がいるでしょう」

「りんちゃん…」

「貴女1人で背負う事でもないのよ。貴女はこの日向美ビタースイーツのリーダーでもあるじゃない。リーダーを支えるのも私達残りのメンバーの役割でもあるわ。貴女1人にしておくわけにはいかないわ」

「「凛(ちゃん)…」」

「貴女がやるなら私も、いや、私達もやらなければいけないわ」

「りんりん先生…」

「私達全員が日向美ビタースイーツでしょ?危険な事で1人欠かさせる訳にはいかないわ」

「りんちゃん…」

「3人はどう?」

凛の問いに残りの3人の答えは当然

「勿論だし!まりか1人にさせる訳にはいかないし!1人欠けたら日向美ビタースイーツでもなくなっちゃうし!」

「私もとってもとっても賛成です!まり花ちゃんのお手伝いをしっかり務まなければメンバー失格です!」

「めうも賛成めう!まりりがいなくなったりしたら楽しくないめう!めうだっていっぱいやるめう!」

「みんな…」

「レコード屋、いや、まり花、私達は『ずっと一緒』でしょ?」

「うん!みんな、ありがとう!大好きだよっ!」

4人の決断にまり花は半分泣きながら抱きついてきた

凛は抱きついてきたまり化に対していつもは

「衆目を気にしなさい!」と恥ずかしがるが今日は違った

(悪くないわね、偶にはこういうのも)

すこし微笑みをこぼして思った

「これから何が起きようとしても私達は一緒よ。互いに助け合って前に進み続けるのみよ」

「「「「うん!」」」」

凛の言葉に4人は良い返事をした

彼女達はこれから起きる困難を乗り越えていける

互いに信じ合っているからこそ止まることなく進めたのだから

 

 

 

 

 

その後

ソルティによって壊されたアンプは「練習してたら突然煙が出てこうなった」と言い訳をしてまり花の父親に話したら「知り合いに直せるかどうか頼んでみる」と受け持ってもらい更には「もし無理だったらこっちで用意するよ」といい結果が出た。

数日は集まって練習は出来ないが自主練と言う事になる。

5人は「申し訳ないことしたな」と思った

そして凛の提案通りまり花が使ってた同じベルトをそれぞれ1個ずつ持つことにした

だが残り2つ余ったベルトはまり花が持っててもらう事にした

凛からは「もしコレが破損とか紛失した場合厄介だから拾い主である貴女が持ってなさい」と頼まれ練習場所の屋根裏部屋の隅っこにトランクに入れたまま置いた

後の4人は使うカセットをどう決めていくか後日にするとゆう

 

 

 

 

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