この空を飛びたくて(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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プロローグⅡ

おはこんばんにちわ、蒼海翼だ。 まずは今の俺の状態についての説明だ。 今年で五歳になった俺は、田舎でのびのび暮らしている。 いきなり転生したときはアクアを恨んだものだが、頭空っぽにすれば何とかなったよ、ハハハ...... そんなわけで田舎も田舎、ド田舎に生まれた俺だったが別に暮らしは不自由していない。 父親は単身赴任で都会に行っているが、母はスーパーでパートという普通の家庭に生まれた。 そんなわけで名前だが、変わらずに蒼海翼だ。 まだどういう世界かわからないから特殊能力は使えないはずなのだが、なのだが......

 

「これは何なのだろうか......」

 

目の前できれいな円を作る水を見て頭を抱えたくなる。 きっかけはふとしたことだった、やることもなく暇な赤ん坊の時、母さんがいれば話は別だが近くの畑に野菜を買うということで出かけていた時、適当に思い浮かべていた形に水が変化するではありませんか!その時に確信したね、あの水の駄目女神さまがかかわっていると。 意識すれば、泥水だってきれいな飲み水に変えることができるよ? どうしてこうなった...... まぁ、副次効果として絵がうまくなったりしてるからいいんだけどね。 宴会芸と絵がうまくなるのは何処に関係があるのか? 気になるところではあるけど、答えは一生出ないだろう。 そんなわけでちょっと普通じゃないけど、普通な生活を送っている

 

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さてさて、時は巡って俺も中三、もう四月からは高校生だ。 その間に合った大きなことと言えば、やはりISインフィニット・ストラトスの開発だろうか。 元々は宇宙進出のため開発されたマルチフォームスーツだが、今は見る影もなく軍事利用用のパワードスーツというほうが正しいだろう。 アラスカ条約なんてIS関係の法律もあるが、どこまで守られているやら。 俺なんかは夢があるからIS関係の知識は身に着けているが、他の奴らはほとんど興味ない状態だ。 ここがど田舎というのもあるが、選ばれたーだの庶民にはーだの変なうたい文句が付きまとっているのが現状だ。 実際ISはコアと呼ばれる大本があり、そのコアは総数467個しかなく、しかも開発者の篠ノ之束博士しか開発できないらしい。 その篠ノ之束博士も、今や指名手配されているわけだが。 まぁ、ISの登場により女尊男卑や過激な連中のせいで世界はゆがんだわけで、その世界を見るのは開発者にとって愉快じゃないわな。 まぁ、俺のような凡人と頭の出来が違うわけだし、本当のことは分からないけど。 ともかく話はそれたが、そんなものが開発された。 それでISにまつわる事件とかもあったわけだが、そこらへんは割愛させてもらう。 語ったら時間がかかりすぎるし、全部覚えているわけじゃないしね。 それでこのISだが、弱点というか難点がある。 女性にしか扱えない、という点だ。 これにより俺は夢を諦めたが、自分でもかかわれそうな道を見つけたから良しとする。 え? 俺の夢は何だって? 小さいころ抱いた夢ならそれはもちろん、IS乗りだ。 某ネコ型ロボットではないが、あのタケ〇プターみたいに空を自由に飛べるなら、ぜひとも飛びたいものだし。 そこで俺は体を鍛えることにしたわけなのだが、まぁ、すぐに挫折するよね。 だって女性にしか扱えないわけじゃん? 体鍛えたって意味ないわけだし。 あの時は三日三晩枕を濡らしたね、涎で。 そんなわけでISの道は閉ざされたかとも思ったけど、そこで俺は機転を利かしたわけだ。 パイロットが無理ならエンジニアになればと。 実際、ごく少数だが男でもエンジニアはするらしく、俺はそれを目指すことにした。 機体関係の整備やハード、つまりプログラミング面なら同年代に負けるつもりはない。 まぁ、そもそも興味があるのはいてもパイロットとか機体の見てくれだけなので、比べようがないんだけどね、トホホ...... さて、そんなんで空を飛ぶのと何が関係あるんだとも思うかもしれないが、あります。 自分の調整した機体で、パイロットと仲良くなり空を飛べば夢叶うんじゃね? ということだ。 周りの奴らは応援してくれていたが、ほとんど呆れてたけどな。 さて、暇つぶしはこれくらいでいいかな?

 

「次はお前らだー!」

 

体育教師がお呼びのようだ。 本来なら進学ももうとっくに決まっており、卒業式が終わった俺たちが学校にいること自体おかしいのだが、それは先日のニュースが発端だろう。 世界初、男性がISを動かした。 なんでもこのニュースデマではなく本当のことらしい。 これにより、今まで調査されることのなかった男性が調査されるわけなのだが、件のニュース以降その報道はない。 他の奴らも楽しみにしているようだが、ほとんどの奴らは無理だろうと思っているらしい。 かくいう俺もその一人だ。 一応特典としてそういう特殊能力系はもらっているが、あっちの裁量次第だし

 

「蒼海、次はお前だ」

 

「うーい」

 

俺の番になったらしく、ISの前に案内される。 打鉄、日本純国産の第2世代型IS。 性能が安定しており使いやすく、武者鎧のような形態をしている。 今は外されているが両肩部分に装備された楯は「破壊される前に装甲が再生する」など防御力に特化している。 近接用ブレード「葵」とアサルトライフル「焔備」を標準装備している。 専用機や第2世代でも後期型のISが各部のアーマーを大型化して手足を延長した形態にしているのに対して、基本的に搭乗者本来の体格からあまり逸脱しないサイズなので扱いやすい。 ただし、追加装備の種類によっては大幅に変化する。 柔軟な仕様の日本製OSによって第二世代でも最大数の追加装備に対応しており、超長距離射撃装備「撃鉄」は命中率の世界記録を保持している。 とまぁ、情報はこんなところだろうか。 あまり長い時間をかけると目の前で見ている女性に殺されそうだ。 やれやれ、女尊男卑の風潮ができてからというもの、ゆっくりもしていられない。 ため息をつきたくなりながら打鉄に触れると、何故か装着完了していた

 

「・・・・・・うそぉ」

 

俺のその言葉を皮切りに周りが騒がしくなった。 俺はそっとため息をついて、今のこの状況を喜べばいいのか憂いを浮かべればいいのかわからなかった。 ただ一つ、面倒なことになった......

 

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アレからの日々はなかなかに忙しかった。 来ていた係員は結果を認められなかったのか、一回脱いでそれからまた再装着をやらされたりした。 流石にそれを数回繰り返したところで温厚な俺も我慢の限界になり、係員にふざけんなと言ったが。 そんなわけで家にとんぼ返りし事情を説明、俺がISを乗れることが分かった母は夢がかなうねと喜んでいたが、正直言って俺は微妙でした。 そこからIS学園の職員の人が来て、必要な荷物を持って学院近くのホテルに缶詰め状態だった。 ウチの学校が最後だったらしく、一番遅いわけで、入学まで時間がない中書類や参考書、入学のしおりなどを読まされた。 まぁ必読のマニュアルに関しては、基本中の基本だったため流し読み程度だったが。 それでも新しくIS関係の知識が知れたのはいい経験だった。 そして、俺は今、一年一組の教室の前に居ます。 ほんと喜んでいいのか悪いのか、まぁでも織斑一夏ハーレムを遠くから眺めてニヤニヤできるからいいけどね!!

 

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