2018.6.8 誤字修正しました。 報告ありがとうございます
2018.6.10 話数修正しました
「お昼~」
「まーた甘いものを」
「本音......」
上機嫌でトレイに乗ったパフェを見る本音さんと、それを見て呆れる俺と簪さん。 もはやこれも毎日の光景なので、微妙に慣れてきている自分がいる。 簪さんも最初は口を酸っぱくして言っていたのだが、本音さんがお菓子の誘惑には勝てなかったよ...... と言ったら、膝から崩れ落ちそれ以降は言わなくなったのは記憶に新しい。 誘惑に勝てなかったも何も、言ってるそばからパフェ頼んでたけどな。 そんなわけで三人でいつもの通り座り、お昼ご飯を食べ始める。 たまに、ISの関係など話があるときは、オルコットさんが同席していることもあるが
「うまうま~」
「ほんと幸せそうに食べるな」
「本音だから」
一応サンドイッチを頼んではいるが、何故かパフェから食べ始める本音さん。 幸せそうに食べているのはいいんだが、サンドイッチを作った人がなくから食べないのはなしにしてね? まぁ、大体食べずに俺のところに来るわけなのだが。 相変わらず簪さんといると嫉妬というかジェラシーというか、そんなような視線を感じる。 俺が視線の主を探そうとすると、相変わらずなくなるわけだが。 そんな視線もずっとさらされていたら慣れるもので、もう気にしていない。 さて、食堂の一部が騒がしいが、その中心にいるのは織斑だ。 鈴さんと織斑が再会して話していたわけなのだが、それに篠ノ之さんが気に入らず食って掛かっていた
「篠ノ之さんもよくやること」
「彼女としては~、他の女の子と喋ってることが許せないんじゃないの~?」
「そんなもんか」
俺としては興味がない話なので適当に聞き流していたが、簪さんは真剣な表情でうんうん頷いていた。 女子も大変だな。 そんな俺たちの会話中も篠ノ之さんは鈴さんに食って掛かっていて、いい加減鈴さんも面倒そうだ。 普段から織斑にべったりだからな篠ノ之さん、ある意味鈴さんも可哀想だ
「まったく、うるさくて食事もままなりませんわ」
「オルコットさん」
「セッシーだ~、やほやほー」
どこか疲れた表情のオルコットさん。 どうやらあの近くで食べていたらしく、うるさかったようだ。 ご愁傷様です。 そして本音さんのあだ名に頬を引くつかせているが、何か言うことはない。 と言っても、変えてくれと言ってもかわいいの一点張りで変えようとしないんだけどね。 簪さんは少し頭を下げ食事を再開していた
「それで、近くにいたなら話聞いてたんでしょ?」
「えぇ、まぁ。 一年ぶりの再会に話が弾んでいたようですが、凰さんが織斑さんに操縦を教えるといったところからああなりました」
「なーる。 まぁ、オルコットさんが教えるときも食って掛かってるからね篠ノ之さん。 仕方ないっちゃ仕方ないか」
いまだに言い争っている、と言っても一方的にだが。 ともかく、篠ノ之さんが鈴さんに食って掛かり鈴さんは面倒そうに応対していた。 あ、鈴さんが席を立って、こっちのほうに?
「何事?」
「こっちに向かってきてますわね」
「と言うよりも蒼海君のこと見てる」
こちらにまっすぐ歩いてくる鈴さん。 そして、俺たちの席の前で止まると
「なんなのあの篠ノ之って女?」
何故か俺に聞いてきた
「なんで俺に聞くんだよ......」
「だって、昨日から知ってるし一番話しやすいじゃない」
ごもっとも。 ちょうど俺の隣があいていたからか、隣のテーブルをくっつけ俺の隣に座る鈴さん。 その際、簪さんからの無言のプレッシャーが来るが、なんでなん? 後、視線からも威圧感を感じるんですが、なんで? そんな俺の状況を知らない鈴さんは、目で続きを促してくる
「はぁ...... 俺もそこまでよく知ってるわけじゃないんだ、織斑たちとは喋らないし。 ただ噂だと、付き合ってるらしい」
「はぁ!?」
オーバーリアクションの凰さんだが、その言葉を引き継ぐようにオルコットさんが続きを語ってくれる
「そうですわね、私もそのように聞きました。 休日、腕を組みながら学園内を散歩をしていただとか。 キスをしているところを目撃しただとか」
「な、な、な......」
顔面が蒼白を通り越して白くなってきているが大丈夫だろうか? 鈴さんの様子が少し心配だが、その後を本音さんが引き継ぐ
「でもでも~、しののんはともかくおりむーは否定してるみたいだよ~」
「そ、そうなの? よかった~」
後半の方は小声でよく聞こえなかったが、顔色は何とか回復したようだ
「まぁ噂だからね、本当かどうかわからないけど」
「た、多分嘘よ、嘘に決まってるわ!」
よくわからないが自分に言い聞かせるように言う鈴さん。 うーむ、よくわからないが大変そうやね。 そんなことを考えていると、予鈴が鳴る。 俺は食べ終わってるからいいのだが、他の面々は少し残っていた。あたふたしている間に俺はすっと気配を消し、その場を後にする。 なのだが
「はい、つばっち」
「・・・・・・」
本音さんはついてきていたようだった。 手渡されたのはサンドイッチで、今日も残したのだった
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今日も今日とて山田先生と特訓中だ。 昨日のメニューにオルコットさんのファンネルなしだが、反撃不可能なため中々えぐい。 と言っても、ファンネルがない分生き残れる確率は上昇してるけど。 気を抜けば山田先生にハチの巣だ。 こういう訓練を行うにあたって、イグニッションブーストのタイミング、連続使用の見直しなどを進められた。 おかげで回避に余裕はできたが、今度はエネルギー関連の問題が出てくる。 やはりエネルギー消費が激しく、エネルギー切れで動けませんなんてなったら目も当てられない。 なのでそこら辺を上手く考えながら動かないといけないのだが、自動追尾式のミサイルなどはいいが、山田先生が操るガトリングが問題だ。 イグニッションブーストは使用の都合上、直進しかできず見切りやすい。 しかも流石元日本代表候補、イグニッションブーストが切れたところの狙い撃ちなど朝飯前である。 しかもしかも、予想して銃弾置いてくるのでね三駄目である。 やろうと思えば無理やりにでも直線の動きを変えることはできるが、その場合怪我や相棒に無理をさせることになる。 そういう直線的な動きにならないためのテクニックはあるのだが、成功率は低い。 もちろん、こうした実践の中にも取り入れているので成功率はだいぶ上がってきたのだが。 なのだが、やはりネックなのはエネルギーの問題だ。 そこら辺を何とか改善していきたい所存ではある。 やっとの思いで銃弾とミサイルの嵐がやみ動きを止める
「やっぱりオルコットさんのBT兵器があったほうがいいですね。 オルコットさんに協力してもらいましょう。 オルコットさん自体の練習になりますし」
「まぁ、オルコットさんが乗り気なら。 流石に俺の練習のためだけにそんなことしてもらうのも気が引けますし。 それに、俺よりも織斑のほうが問題だと思います」
「そう、ですね。 そこはオルコットさんと相談してみましょう」
まぁ、俺の予想的にオルコットさんは喜んで俺の方の練習に参加しそうだが。 実際、今日の休み時間話していた時も調子が良かったとか、これを続けていけば何かがつかめそうとか言ってたし
「そろそろ時間ですね。 山田先生、今日もありがとうございます」
「いえいえ!蒼海君は飲み込みも速いですし、教えがいもありますから!」
こうして今日も訓練を終える。 また、相棒整備しなくちゃ......