この空を飛びたくて(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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2018.6.10 話数修正しました


第二十七話 本格的に始まったゴールデンウイーク

「・・・・・・」

 

「どうした、その程度か」

 

「せ、先輩」

 

俺はアリーナの地面に寝そべっていた。 相棒のシールドエネルギーは満タン、やる気は上々、だが俺は地面に寝そべっていた。 いやね、さっきも言った通りやる気はあるんだよ? でもね、体が動かないんだ!ハハッ、ドナルド困っちゃう!ドナルドじゃないけど。 織斑先生はそんな俺を冷たい目で見下しながら、展開している葵を肩に担いでいた。 その横にはラファールリヴァイヴを展開した山田先生の姿があった。 もうわかるだろう? この二人と模擬戦やってたんだぜ? ブリュンヒルデと元日本代表候補対ペーペーの素人、戦力差ありすぎだろ!当たり前のように模擬戦してるけど、異常だよ!自分で頼んでおいていうのはおかしいけど、こんなのってないや!!さて、キャラ崩壊しかけたがやるか、立ち上がれればな!体に力を入れるが、思うように力が入らない。 昨日の筋肉痛プラス今日の模擬戦の疲労、そのほかいろんな要因があるが、まぁようは疲れだ。 それでも無理して立ち上がる

 

「お願いします」

 

「ほぅ......」

 

「・・・・・・」

 

織斑先生は感心したように目を細め、山田先生はさっきとは変わりいつもの模擬戦の時の表情だ。 そんな二人の前に立つと委縮する、と言うわけでもないがプレッシャーに圧倒されるのは確かだ。 もう何回もやって何回も負けた模擬戦だが、実りになっているのは確かだ。 実際存命時間は伸びてきている。 それって逃げ足が強化されただけではとも思うだろうけどな、最初は瞬殺だったんだぞ!ほならね、自分がやってみろって話なんですよ。 話はそれたが、愛用のサブマシンガンを両手に構える。 愛用という話だが、斬られた数はいざ知らず、織斑先生の話では箱買いしたから大丈夫って話だった。 何がどう大丈夫なんですかねぇ...... さて準備はできた

 

「行きます!」

 

「来い!」

 

ブーストを点火し、模擬戦を始めた

 

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「蒼海君、大丈夫?」

 

「あぁ、なんとか......」

 

相棒の整備も終わって、部屋で死んだようにベッドで横になっていると、簪さんが心配そうに声をかけてきた。 あぁ、生きてるって素晴らしい。 と言っても、これから夜は筋肉痛で苦しむのだろうけど

 

「今日は何をしたの?」

 

「GW特別メニュー二日目、ブリュンヒルデと元日本代表候補との模擬戦」

 

「え”っ」

 

簪さんの動きが止まった。 と言うよりも、時間が止まったかのような錯覚まで起きる。 流れているのは簪さんが撮りためたアニメで、今日は00のセカンドシーズンみたいだ。 ここにはoガンダムとエクシアと俺がいる!!流石刹那、俺ガンダムを自称することはある。 俺は使わなかったけどね、00R。 俺の愛機はプロヴィデンスです。 ドラグーンまいて、前格楽しいよね。 覚醒はわざとA覚にして、サッカーを楽しむためだけにやってたのはいい思い出。 話はそれたが、アニメを鑑賞していると、ようやく簪さんが再起動したのかもう一度聞いてきた

 

「えっと、もう一回きくね? 今日は何をしたの?」

 

「GW特別メニュー二日目、ブリュンヒルデと元日本代表候補との模擬戦」

 

「聞き間違いじゃなかった......」

 

頭を抱える簪さんだが、俺はそんなの気にせずにアニメ視聴中。 と言うよりも、体起こすのがかなり面倒。 全身にろくに力が入らないので、もう少し休憩しないと。 さながら気分はおじいちゃん

 

「なんでそんなことになったの?」

 

「昨日の話は知ってるよな?」

 

「うん、織斑先生と模擬戦したんでしょ?」

 

「そうそう。 それで、久しぶりにいい運動になったということで、今日も来たと。 今日は山田先生と新しいメニューを教えてもらいながらやるつもりだったんだけど、織斑先生が朝から乱入。 それからメニューのことを午前中でたたき込まれて、午後から二対一の模擬戦」

 

「うわぁ......」

 

簪さんも思わず引いているようだが、凄かった。 これぐらいもできんのかと言われた挙句、罰として数十週アリーナをIS装着状態で走らされ、それからまたメニュー通りに訓練と言うわけだ。 はっきり言って、山田先生いないと死んでたな俺。 織斑先生もどちらかと言うと感覚タイプで、自分ができることは少し練習すればできるだろうと思ってる節がある。 なので山田先生がかみ砕いて説明して、やっとわかるという感じだ。 いや、強いし教えるのが下手と言うわけじゃないけど、感覚交じったらわかりません

 

「お疲れ様」

 

「ありがとう」

 

ねぎらうように頭をなでてくる簪さんだが、少し恥ずかしい。 でもその撫でられるのが心地よくて、だんだんと眠くなってきた

 

「簪さん、そろそろやめてくれるとありがたいんだけど?」

 

「ダメ」

 

少し笑いながら言う簪さんに何も言えず、結局俺はそのまま寝てしまった

 

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「んぁ?」

 

どうやら寝てしまっていたようで、体を起こそうとするが起きれない。 いや、力が入らないとかではなく、体が重い。 それに引っ付かれている感覚が...... そこまで考えて急に目が冴えた。 嫌な予感がして首だけ後ろを見れば、そこには大天使な横顔が。 その寝顔に危うく浄化されそうになるが、いやちょっと待て、ほんとに待って!? どういうこと!? オーケーオーケー、餅つけ。 いや、落ち着け。 寝る前の記憶は確か簪さんが撫でるのをやめてくれず、俺はそのまま寝落ちしたわけで、よし、手は出してない。 チキンハートだと!? 嫁入り前のいいところのお嬢さんに手を出してみろ!殺されるわ!!いいところじゃなかったらいいのかと言う質問だが、自分で責任とれるようになるまではだめだよ!お兄さんとの約束だ!何がお兄さんじゃぼけ!やばいやばいやばい、思っていたよりもパニックになってる。 こういう時は深呼吸だ、ヒッヒ、フー、ヒッヒ、フー...... 深呼吸じゃないけどおち

 

「んぅ.....」

 

ヒィーヤァ!簪さん足を絡めてこないで!その実った果実を俺に押し付けないで!!そして俺の匂い嗅がないでー!!

 

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「あー、うん、つらたん......」

 

シャワーを浴びながらさっきのことを思い出す。  マジで襲う五秒前だったが、謎の殺気によりそれは阻止された。 ありがとう誰か!でも殺気はやめてくれ!なんかあの嫉妬の視線に似ていたような気もしないでもないが。 その殺気の視線を受けて止まると、簪さんの拘束は緩まり、その隙に速攻でシャワーを浴びに来たわけだ。 おっと、マイサンが元気になってきたが、静まれー、静まれー......  はぁ、男って辛いなー。 シャワーを浴び、部屋に出ると相変わらず簪さんは俺のベッドで寝ていた。それに少しほっこりしながらテレビを消し、ついている部屋の明かり消しさあ寝ようと思ったのだが、問題が発生。 俺、どこで寝よ? 俺のベッドは簪さん、なら俺は? まさか簪さんのベッドで寝るわけにはいかないし、寝たらムラムラして襲う自信があるね!そういうわけで寝るわけにはいかないので、考えるのだが。 寝れるところがない事実に、俺は愕然とした。 簪さんを簪さんのベッドに移すのはいいが、あまりにも幸せそうに眠っている簪さんを起こす可能性があるのができるだけ避けたい。 結局ヘタレな俺は一緒に寝るなどと考えず、簪さんに毛布を掛け、俺はタオルをしたに引いて寝ることにした

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