本編どうぞー
2018.5.9 誤字の方修正しました。 指摘の方、ありがとうございます
2018.5.12 誤字の方修正しました。 報告ありがとうございます。
結局オルコットさんは毎時間織斑たちに絡んでいたようだが、俺に飛び火するようなことはなかった。 飛び火するようなことはなくても、休み時間ごとに来て隣で騒がれるのもうっとおしいけどな。 そんなわけで昼休憩、俺は食堂にランチに来ていた。 織斑から誘われたが丁重にお断りせてもらった。 さすがに飯時までは騒がないだろうが、癒しが欲しいのだ。 まぁ、食堂に来た時点で視線が刺さっているわけだが。 だが一人でいるわけでもないのでましだ
「よくそんなに食べられるね」
「まぁ男だしね。 俺からしたらよくそんなもので女子は足りるよね」
一人で昼を食べようかとも思ったのだが、そこで声をかけてくれたのが今はなしている相川さんと布仏さんと言うわけだ。 いや、本当に助かった。 正直一人だったら、常時解放されている屋上に食べに行こうと思ってたからな
「お菓子、よく食べるからね!」
「それは貴女だけよ本音......」
「ははは」
まぁ確かに、休み時間いつの間にかお菓子を取り出し、いつの間にか食べ始めてたりするからな布仏さん。 ちなみになぜそんなことを知っているかと言うと、何故かなつかれたらしく休み時間になると飴をねだりに来る。 どうやら気に入ったようだ、この飴。 なんだかこのままだと食い尽くされそうだし、後で補充しておこう
「それにしてもオルコットさんに絡まれて、大変そうだね」
「それは俺じゃなくて隣の席の奴だな」
「でも、たまに絡まれてたよね?」
「まぁ、そうねぇ......」
行儀は悪いとわかってはいるが、箸を咥える。 たいてい寝たふりをして無視するか、布仏さんと喋って無視していたが、本当にどうしよう。 織斑が余計なことして火に油注ぐからな、俺は近いこともあり巻き添えを食らっているのだ。 それに彼女、女尊男卑思考だしな
「もしかして、織斑君と仲悪いの?」
相川さんが聞いてくるが、どう答えたもんかな? まぁ、正直にでいいか
「仲悪いというか、苦手なんだよね、ああいうぐいぐい来るタイプ。 しかも、何故か関係ないはずなのに俺まで被害食いそうになるし」
「そだね~、確かにそんな風に感じることはあるかも」
「あー、参考書とか?」
「それもあるし。 授業中とかね。 一々、一夏に確認取ってるせいか、進みも遅いし」
「なるほどなるほど」
相川さんも思うところがあるのか頷いてる
「ごちそうさまでした」
「「はやっ!?」」
二人は驚いているようだが、いつもこのくらいだ。 別に俺が早食いとかではなく、たぶん二人との一口の差だろう。 いつも他の奴らより少し早いことはあるが。 俺はお茶を飲みながら、気になっていたことを言うことにした
「と言うかさ、よくその袖で食べるよね? 食べづらくないの?」
「え~、今更じゃないかな~?」
「ごめん本音、私も気になってた」
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授業も終わり放課後、普通なら速攻帰るのが定石だろうが、俺は違う。 帰りのHRは終わったばかりなので、山田先生はまだ教室内にいる。 と言っても、扉の前なのだが。 俺はその後を追いかける
「山田先生」
「はい、何でしょうか蒼海君」
ちょうど廊下に出たところで、話しかけることに成功した。 流石に止まったまま話すのはあれなので、そのまま歩いて話すことにする
「あの、授業のことなんですけど」
「はい、何かわからないところでもありましたか?」
心配そうに聞いてくる山田先生。 そんなに心配しなくてもいいと思うのだが、山田先生の授業わかりやすいし
「いえ、そういうことじゃなくてですね。 これから学んでいくうちにわからないことが出てくるじゃないですか、そしたら補習と言う形で教えてもらえないかな、と。 もちろん先生が忙しいことは分かってるんですけど、暇な時でいいので」
「っ~~~!!もちろんです!私は先生ですから、頼ってくださいね!!」
瞳をキラキラさせ、よっぽど嬉しいのか止まって俺の両手をとり上下に振る山田先生。 いや、オーバーリアクションでは? 嬉しいのは分かりますが、先生の揺れる部分は健全なる青少年には毒なのですが...... どうしたものかとしばらく考えていたが、山田先生も我に返ったのか恥ずかしそうに手を離してくれた
「す、すみません。 つい嬉しくて......」
「いえ、気にしてませんけど......」
何故か気恥ずかしい雰囲気になる。 うーむ、本当にどうしてこうなった。 とにかく、この雰囲気を払しょくするために、先生に話しかける
「えっと、じゃあ補習の件はOKということでしょうか?」
「それはもちろんです!」
むん!と胸の前に手を合わせ、こちらに迫ってくる山田先生。 女子高ゆえの弊害なのかな、これは? 異性に対して距離が近いというかなんというか。 これ以上考えても沼にはまりそうなので、思考を明後日の方向に投げておいた
「それともう一つ、お願いがあるんですけど......」
「はい、何でしょうか?」
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「いよいよか」
俺はカタパルトの上に乗り、射出準備が整うのを待つ。 訓練用アリーナ、基本ISの展開はここでしか許可されておらず、主な使用用途もISの使用に絡むものになる。 俺はその数少ないピットのうちの一つを使い、ISの操作訓練をしようとカタパルトの上に乗っていた。 ちなみに、操作訓練とカタパルトはあまり関係ない。 俺が山田先生に無理を言って、使わせてもらっているのだ
「蒼海君、準備が整いました」
「ありがとうございます山田先生!それじゃあ行こうか、相棒」
俺は今装着しているラファールリヴァイヴに声をかける。 ラファール・リヴァイヴ フランス、デュノア社製の第2世代型IS最後期の機体で、そのスペックは第3世代型初期に劣らない。 操縦しやすく汎用性が高い。 それにより操縦者を選ばないことと、多様性役割切り替えを両立している。 外見上の特徴は、ネイビーカラーをした4枚の多方向加速推進翼である。 別名『飛翔する武器庫』の異名を持っている。 何故リヴァイヴを選んだかと言えば、打鉄は見た目がごつかったからだ。 そもそも訓練機は打鉄とリヴァイヴの二種類しかなく、打鉄を選ばないならリヴァイヴしかないのだ。 そして、何故訓練機かと言われれば、織斑は用意されているようだが、俺はないからだ。 まぁ、憧れはあるけど正直いらない。 さて、それじゃあ行きますか!
「蒼海翼、ラファールリヴァイヴ、行きます!」
カタパルトから発射された俺は、華麗に空を飛ぶことなく、地面に落ちた。 まぁ、ですよねー、わかってた
「きゃー!蒼海君、大丈夫ですか!?」
山田先生の悲鳴が聞こえるが、絶対防御があるので大丈夫です。 とりあえず起き上がり、こちらに走ってくる山田先生に手を振る。 でも一瞬感じた浮遊感、あの感覚は一生忘れないと思う。 俺はこうして、ようやく小さいころからの夢が一歩叶ったのだった。 空は見てないし、すぐに落ちたけどね。 さて、タノシイタノシイオベンキョウノジカンダー