面白くないのでしょうか、様子見て消すかも知れませんのでご了承ください。
私と序列1位の方の決闘は、瞬く間に学園中に広まり決闘をやる広場には大勢のギャラリーが集まっていました。
「…先輩、こんなに人がいるなんて聞いてませんよ?」
「これは俺も予想外でさ、ごめん」
この先輩、存外悪い人でもないらしく今のところそこまで嫌悪する対象ではないのだけど……。
「そうですか…。」
私は1度集中するため目を瞑り、相手の獲物を確認する。
先輩が使用するのは、一般的な片手剣型の煌式武装。確か魔術師としての能力は氷を操る?だったかな
「それじゃあ、始めようぜ。不撓の証たる赤蓮の名の下に、我一ノ瀬翔は汝東雲琴音への決闘を申請する」
「我東雲琴音は、汝一ノ瀬翔の決闘申請を受諾する」
私が受諾したことの証に校章が輝き、決闘が始まった。
始まるとほぼ同時に私の足元が凍り始めた。
(さすがは序列1位ってところか…。速い)
すぐに後ろに退き、体制を立て直す。
「今の避けるか。さすがは東雲家ってところか?」
「家のこと知ってたんですか…。それじゃあ、こっちから攻めさせて貰いますね」
とりあえずは様子見。
私は一気に距離を詰め、抜刀し斬りかかろうとするが氷の壁に阻まれる。
(…やっぱりあの壁を破るにはこの状態じゃ無理か…。)
さっき一撃入れたことで氷の壁は崩れたが、すぐに次の壁が出来上がっていた。
「そんなんじゃ、俺の防御は破れないぞ。次はこっちの番だ!」
そう言うと先輩の周りにはたくさんの氷の粒が出現し、こっちに飛んできた。
(……なるほど、物量戦か。流石にこの量は捌ききれない、出し惜しみしてる場合じゃないか)
私は千本桜に星辰力を送る。
「…卍解 千本桜景厳」
刀身が幾重もの刀の花びらへと変化し、私の周りを渦巻く。
さらに、私の後ろには四枚の桜の花弁が浮いている。
「…へぇ。それがお前の武器か」
先程の攻撃を防がれたのが意外だったのか、先輩は少し驚いた表情に変わっていた。
(…花びらの数はあと、17枚か…)
「えぇ。それじゃあ、そろそろ決めさせて貰います」
そのまま、花びらと化した刀身を先輩の方へと向ける。
もちろん、氷の壁によってそれは阻まれるがこちらには数千の刀があると言っても過言じゃない。
氷の壁を破壊し、そのまま先輩を包むように両サイドから攻める。
「…それじゃあ先輩、これで終わりです。吭景・千本桜景厳」
『校章破壊 勝者東雲琴音』
(ふぅ、あと15枚か…、勝ててよかった。悪い人じゃないんだろうけど、デートなんて無理だし……。)
「…先輩、どうもありがとうございました。」
「あぁ。いやー、かっこ悪ぃな、後輩の女子相手に完膚なきまでにやられるとは」
座りながら大笑いしているが、多分相当悔しいのだろう。地面を掴んでいる手が震えている。
「それよりも、今日からはお前が星導館学園序列1位だ。頑張れよ」
先輩はそう言って私の肩を叩いて、歩いていってしまった。
(……そうだった。あの先輩、序列1位だったんだ……)
余計なものを残していってくれた先輩に恨みを込めつつ、私は自分の寮へと戻った。
〜〜〜〜〜
翌日、学校へ行くとクローディアから二つ名が決まったと言われた。
「琴音の二つ名は【桜姫】です。………ちなみに、昨日でファンクラブ会員がとても増えましたよ」
クローディアはそう言って自分の席へと戻っていってしまった。
(いや、待って。姫って何、姫って。それにファンクラブ?なんて何であるの?あと、なんでクローディアが人数を知ってるのよ!)
とてつもなく腹黒い友人の一言によって、私はその日の授業に集中することが出来なかった。
おまけ
自分の部屋に戻る際に、下駄箱に少し気持ちが悪い手紙が入っていた。
(……。よし捨てよう)
この日以降、何度か手紙となにかよく分からないものが下駄箱に入れられるようになった。
戦闘描写下手くそですみません。
最期のおまけの部分についてですが、詳しく書くかはまだ考えていません。
この作品、続けるかわかりませんが読んで頂けると嬉しいです。