学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

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更新遅れて申し訳です。

これからはこのぐらいになるかも知れませんが、時間がある時にしていきたいとおもいます。

それでは今回はクインヴェールです!!


21話

 

界龍学院での体験が終わり、今日はクインヴェール。ここからはなぜか急に1日体験に変わったらしい。

クローディア曰く「「桜姫様がいない!」と生徒たちが騒いでいて大変です」とのこと。

正直言って、私の体験入学を勝手に決めたのってクローディアだったと思うんだけどなぁ。

 

「ほらほら、琴音。早くステージに来て!」

 

………折角の現実逃避が……。

界龍の時同様に、シルヴィにクインヴェールに連れてこられたまでは良かったんだよ?なのに、言われるがまま着いてきたらいつの間にかステージの裏に………。

 

「………歌うなんて聞いてないんだけど……。」

 

ステージ裏に着くなり笑顔のペトラさんに握手され、さらにシルヴィが私が来たことを言ったせいで今か今かと待つ生徒たち….。

 

(……私なんかよりも可愛いくて、歌が上手い人たちの前でステージしろなんて……。私って嫌われてるのかな……。)

 

「こらこら、また自分のこと卑下して。みんな琴音のファンなんだよ?」

 

 

いつの間にかステージから袖の方に来ていたシルヴィに考えていることを丸々当てられたことにツッコミを入れる間もなく、シルヴィにステージに出されてしまった。

 

「「「「「きゃあぁぁぁ!!!」」」」」

 

声の暴力とはこのこと。鼓膜が破けるかと思った。

 

「みんな知っての通り、今日は【桜姫】さんが来てくれたよ!!!!」

 

……シルヴィ、桜姫はやめて………恥ずかしい。

そんな私の気も知らず盛り上がる観客の生徒たち。

 

「それじゃあ、特別に1曲歌ってもらいましょう!!」

 

シルヴィがMCとしてどんどん進めていく。

 

(……シルヴィが1曲って言った時にため息が聞こえたのは多分気の所為。私なんかの歌1曲でも嫌なはず…。)

 

そんなことを考えているとシルヴィにマイクを渡され、もう周りは聞くモードに入ってしまっている。

 

「(……何でこんなに静かなの……。もう早く歌って終わらせよう……。)えー、それじゃあ1曲だけお付き合い下さい。【星の降る町】」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

地獄………とまではいかないけど中々な拷問だった。

シルヴィに頼んで1曲だけにしてもらったのに結局アンコールだのなんだので5曲も歌うハメに……。

 

(……喜んでもらえたのは良かったんだけど。これやる意味ある?)

 

ミニコンサート?みたいなのが終わりステージ袖に帰ったらペトラさんに速攻捕まりデビューしないかとせがまれ、シルヴィが助けに来てくれたと思い着いていった結果が今の握手兼サインである。

 

「あ、ありがとうございます!一生大切にします!!」

 

「え、あうん。……ありがとう」

 

さっきから100人ぐらいこの調子である。

中には感動しましたと大泣きする子もいて、みんなの中の私はどうなっているのだろうかとツッコミたくなった。

この学園にはシルヴィがいる訳だし、私なんかよりも断然可愛いし、歌も上手いし。何より世界のアイドルである。

 

「いやぁ、凄いね琴音は。うちの学園にもファンがいるのは知ってたけどここまでとは驚きだよ」

 

……私も驚きだよ!と突っ込まなかった私を誰か褒めて欲しい。かれこれ、200人近くと握手をしたが先程から列が減る様子は全くない。

 

(……これ終わるのかな?)

 

案の定、列が無くなるまで1時間ほどかかった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「琴音、今日はありがとね。本当だったらあと3日あったのになぁ〜。クローディアの腹黒め〜。」

 

「そ、そーだね。(これなら界龍で模擬戦やってた方が楽だよ!!)」

 

内心、1日にしてくれたクローディアに感謝してしまった。

 

「東雲さん、本当にデビューしないかしら?あなたならいつでも歓迎よ?」

 

「……考えておきます。」

 

多分、いや十中八九有り得ない。

私がアイドルなんて誰得かも分からない。

何より私の意思はそう簡単には変わらない…………透に頼まれない限りは…。

 

「…そう、いい返事待っているわね」

 

「またね、琴音」

 

ペトラさんとシルヴィは手を振りながら帰っていった。

 

(……次はレヴォルフかぁ。何も無いといいけど……。)

 

 

 

 





また次回お会いしましょう!!
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