更新速度遅くて本当に申し訳ないです。
受験が終わるまではこんな感じになると思うのでご理解いただけると助かります。
(………気まずい。)
朝、今までのように星導館に迎えが来てレヴォルフに来た。………まぁオーフェリアが迎えに来たのにはだったのには驚いたけど。
そのまま、オーフェリアに連れられるままにレヴォルフの生徒会長であるディルク・エーベルヴァインのところへと行き許可書発行のためと言われ何故か色紙にサインを書かされ現在に至る。
現在、オーフェリアが生徒会長さんに呼び出されている関係で一人でいるせいかやたら視線を感じる。というより、私の周り確実に人が増えている……。
(……オーフェリア、お願いだから早く……。)
先程から、やたら凄い目付きで睨まれてて危うく殺気で返しそうになる。
(…まぁそんことしたら、絶対問題になるからやらないけど)
そんなかんやで、周りの視線と格闘すること数十分。その時は漸く来た。
「……ごめんなさい、琴音。待たせてしまって…」
「(やっと来た……)ううん、大丈夫だよ。もう用事は大丈夫なの?」
「えぇ。大したことではなかったから。」
少しオーフェリアの表情に陰りが見えたが、すぐに戻ったので気にするのはやめた。
それにしても、やっぱりオーフェリアは凄いと改めて感じた。先程まで私に向けられてた視線もオーフェリアが来てからというもの全くない。
流石は実力主義の学園といったところ。序列1位に逆らうような人はいないのだろう………………あれ?私ってオーフェリアに勝ったよね……?
「……どうしたのかしら?時間が勿体ないわ…」
「ごめん、それでどこに行くの?」
「……とりあえず、学園を案内するわ。……琴音にはVIP待遇をしろと言われたから……どういう風の吹き回しかしらね……」
【悪辣の王】と言われるレヴォルフの生徒会長がただの体験入学生にVIP待遇は有り得ないと思った。
悪辣と言われるだけあって、私も六花に来てからは彼の悪い噂はよく耳にしたし、正直レヴォルフにだけは来たくなかったのが本音。
それに、オーフェリアから簡単に許可が出たと聞いた時には一緒に居たクローディアもかなり驚いていたぐらい。
「……それじゃあ、案内お願いします」
「えぇ、わかったわ」
オーフェリアが歩き始めると周りに居た生徒は避けるようにどき、一本の道が出来る。
(……オーフェリア、怖がられてるのかな?)
数少ない友人のことが少し心配になりながら、私はオーフェリアの後を追った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オーフェリアによるレヴォルフの学園案内は一言で言えば驚きだった。
オーフェリアに案内してもらっている間もあちこちで決闘が行われていて、ゆっくり出来そうな場所はなかった。けど、VIP待遇に関しては凄いの一言に尽きると思う……。
一番驚いたことと言えば、プリシラちゃんの存在。彼女は本当に可愛かった。
姉であるイレーネさんのことをとても大事にしていたし、本当に星導館に欲しいぐらい。
ただ、イレーネさんはちょっと怖かったかな。
根は優しそうな人だったけど。
学園の案内も終わり、私は今ベンチに座っている。
ちなみに、オーフェリアはいない。
また生徒会長さんからお呼び出しされていて、私は例の如く一人ぼっち。
「あんた星導館の【桜姫】だろ」
……やってしまった。
やることがなくて、考え事をしている間に周りを囲まれてしまっていたらしい。
私は千本桜に手をかけ、いつでも抜刀できるようにする。
「……だったら、なにかな?」
相手の返答次第でいつでも攻撃できるように構える。
「……やっぱりな………。
サイン貰えませんか!!」
………えっ、今なんと??
いやきっと、私の聞き間違いだろう。
「……えっと、もう1回聞いてもいいかな?」
「………サイン貰えませんか?」
…聞き間違えじゃなかったみたい。
「……えっとそれで書くのはいいんだけど、私なんかでいいの?」
「「「「【桜姫】さんのが欲しいんですっ!」」」」
「えっと、ありがとう?」
それから、私の周りを取り囲んでいた生徒たちは綺麗に1列に並び順番待ちを始めた。
(……こんなに礼儀正しいの!?)
本日一番の発見にして、一番の驚き。
それから私は、オーフェリアが来るまでサインを書き続けた。
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オーフェリアに見送られ、星導館に無事生還した訳なのだが………
「琴音っ、大丈夫でしたか?何もされてませんか?」
この通りである。
寮の自室に帰ってくるなり、クローディアが抱きついて来てかれこれ数十分この調子。
「うん、大丈夫だったから。」
「もし琴音になにかあったら、あの豚には絶望を味わって貰わないといけませんから」
………怖いよ、クローディア。
ドス黒い考えをし始めたクローディアを宥めてからお互いのベットへと入った。
(………そーいえば私、どこの学園も殆ど体験入学してない……。)
明日のガラードワースへの体験入学に少しの不安を抱きながら意識を落とした。