学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

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今回も大して進んでないです……


皆様のお陰でランキングに載ることが出来ました!!
本当にありがとうございます




31話

綺凛ちゃんたちと練習するようになって数日……

 

(……何かが惜しいんだよね)

 

遠距離の紗夜ちゃんに近距離の綺凛ちゃんと戦闘スタイルの相性の良さなら申し分ないし、お互いの力量もそこら辺のペアと比べたら十分過ぎるほどある。

 

「中々、以心伝心とはいかないみたいですね」

 

また例の如く団子を頬張りながら話す総ちゃん。

総ちゃんの言う通り、今までの訓練を通して紗夜ちゃんと綺凛ちゃんがお互いで潰しあってしまうことが少なからずある。

 

(んー、どうしたら……。私と総ちゃんにあって綺凛ちゃんと紗夜ちゃんに足らないもの……)

 

そう考えると思いついたのは一つだけだった。

 

「紗夜ちゃん、綺凛ちゃんちょっといい?」

 

私が呼ぶと、2人とも若干ヘロヘロになりながらこっちに向かって歩いてきた。

 

「ハァハァ、なにかあったんですか?」

 

「…ハァハァ、どうかしたのか?」

 

2人して息切れしているが、なんとか話そうとしてくれる。

 

「えっとね、明日は練習禁止。"2人"でお出かけしてきてね」

 

私たちにあって、2人に足りないものは[どれだけ相手を知っているか]の一点。

よくよく考えてみれば、2人が知り合ってからまだ数ヶ月。2人の意思疎通が大切なタッグ戦に於いて、最も重要なことでもある。

 

「…わかりました!」

 

「わかった」

 

2人とも納得してくれたらしく、いそいそと訓練に戻って行った。

 

「いいアドバイスでしたね〜。」

 

そう言う総ちゃんの手には今度は金平糖が。

 

(そんなにどこで買ってるんだろう……)

 

その後も綺凛ちゃんたちの訓練を見ながら総ちゃんは和菓子を食べ続けていた。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

翌日の放課後

 

綺凛ちゃんたちが休みということで、私達も休むことにし最近噂のカップルタッグを見に行くことにした。

 

「本当に総ちゃん、その2人って凄いの?」

 

「えぇ、沖田さんが聞いた話によると何でも高校から入学してきた男女らしいんですが男子生徒の方は序列11位で純星煌式武装持ちらしくて、何でも殺傷能力は一ノ瀬先輩の能力の数倍だとか。普段は真っ黒の剣と半透明の剣の二刀流らしいですが。もう1人の女子生徒の方は序列12位。武器は普通のレイピア型の煌式武装らしいんですが何でも速さがとんでもないらしいですよ」

 

そんな噂聞いたこともなかった。

先ほどクローディアに聞いてみたら、知っていて当然と言わんばかりに話し始めて最終的に私の友達の少なさを指摘されてしまった。

 

「えっと、それでどこでしったっけ?」

 

「さっきクローディアに聞いてきたよ。確か、あそこの訓練室かな」

 

クローディアから教えてもらったのは、私達がいつも使っている訓練室とは真逆にある訓練室。

どうりで、見たことすらないわけだ。

 

「さて、行きますよ!琴音」

 

「…うん」

 

先ほど、クローディアから貰ったキーをかざすと施錠が解け、ドアが開いた。

 

「失礼します…」

 

訓練室に入ると、丁度訓練を終えたところらしく2人してこちらを凝視している。

 

「…こんにちは!!私は沖田総司です!!」

 

そんな2人にお構い無しに挨拶をする総ちゃんのコミュニケーション能力に驚きつつも私も挨拶をすることにした。

 

「勝手に入ってごめんなさい。私は東雲琴音です」

 

そう言うと、目の前の2人は何度か瞬きをした後…

 

「「えぇぇぇ!!」」

 

と驚いていた。

 

「あ、明日奈なんでこんな所に【桜姫】と【瞬神】が!?」

 

「私だって知らないよ。和人くん、なにかしたの?」

 

(総ちゃんの二つ名【瞬神】なんだ………かっこよ過ぎない?)

 

2人の大慌てぶりに若干驚きつつ、総ちゃんの二つ名の格好良さに嫉妬していた。

 

「えっと、大丈夫?」

 

いつまでもあたふたしている2人を宥めようと思い、声をかけたら女の子の方が先に落ち着いたらしく自己紹介を始めてくれたのだが…

 

「さっきは取り乱してごめんなさい。私の名前は、結城明日奈。それであっちで、【瞬神】さんと手合わせしてるのが桐ヶ谷和人くん………手合わせ!?」

 

先ほどまで、私の横にいたはずの総ちゃんと打ち合いをしている彼。

 

「彼、中々凄いね」

 

総ちゃんも手を抜いているとはいえ、彼も本気ではないだろうし今のまんまでもかなりのスピードでの戦闘になっている。

 

「え、あうん。それで、序列1位と2位の2人がどうしてここに?」

 

「あ、ごめんなさい。偶々噂で、とんでもなく強いペアがいるって聞いたから気になっちゃって来たんだけど…」

 

「そうなんだ。あと私のことは明日奈って呼んでくれると嬉しいかな。あと敬語もなしで」

 

「うん、分かったよ。それじゃあ、明日奈も私のことは琴音って呼んで。あともちろん敬語もなしだよ」

 

「うん、わかった。けど、もう1人私の知り合いの子で琴音っているのよね。まぁそっちの子は違う呼び方してんるんだけどね」

 

そんな感じで明日奈と話していると、丁度2人も疲れたらしくこちらに戻ってきた。

 

「いやぁ、彼強いですねぇ」

 

「よく言うよ軽くあしらわれてた気しかしないぜ?こっちは。それはそうと、あんまり俺は近寄らない方がいいのかな?」

 

「なんでです?」

 

「いや、噂で聞いた程度なんだけど【桜姫】は軽度の男性恐怖症だからあまり男子とは関わらないって聞いたもんでな」

 

自分のことがそんなに広まっていたことに驚いたが、それとは別に彼の心遣いにはとても感動した。

どこかの転入生くんとは違い、相手のことを考えられるのは素晴らしいことのように思えた。

 

「ごめんね、慣れてくれば大丈夫なんだけど……。」

 

「いや、人それぞれ事情があるだろうし。それにしても、アイツと同じ名前なのに全くタイプは違うな」

 

「だよね、私もそれは思ったよ」

 

先ほどから出てくるもう1人の琴音さんはどんな人なのだろうか。

 

「琴音って名前の人がもう一人いるんですか?」

 

「あぁ、確かあいつも星導館だから今度紹介する機会があったらするよ。他にも数人だけど女の友達いるから、東雲さんにも紹介するよ」

 

「あ、うん。ありがとう、、それと、さん付けなくていいよ」

 

「それじゃあ、俺も敬語はなしで頼む。呼び方はそっちに任せるよ」

 

本当にどこかの転入生くんとは大違い。

私の事情を知っているからかは分からないが、絶対にある程度の距離を保ってくれている。

 

「それじゃあ、これ以上いるのも訓練の邪魔だろうから私たちはこれで」

 

「それじゃあ、また会いましょうね〜。」

 

訓練室を出ていく私達を、2人は手を振って見送ってくれた。

 

 

「いい人たちでしたね」

 

「…うん、そうだね。あの2人と知り合えたのは良かったかな」

 

私達は鳳凰星武祭に向け、新しい楽しみを見つけることができ更に訓練に力が入ることになった。

 

 

 

 

 

 




この2人以外にもまだまだキャラは追加されますのでご安心を。

まだまだキャラについての案は募集しておりますので、宜しければ参加お願いします
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