学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

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まさかの1日2話……。

早く話を進めたくて、こうなりました…。
あとは感想からヒント貰い、それを早く形にしたかっただけなんですけどね

それではどうぞ


41話

「お待たせ、シルヴィ」

 

「ううん、私も今来たところだから」

 

哀歌ちゃんがいなくなったことを受け、私が連絡したのは総ちゃんとシルヴィの2人だけ。

ちなみに、今はクローディアはここにはいない。理由は、簡単。今日は鳳凰星武祭の決勝戦。つまり、生徒会長には閉会式に出るという仕事があるわけであまり迷惑をかけられない。

シルヴィも、居場所だけ教えて貰ったら後は会場の方に向かってもらう予定。

 

「………哀歌ちゃんだけど、ここにいるよ。」

 

そう言ってシルヴィが教えてくれたのは、再開発エリアの中でも人が全くと言ってもいいほど寄り付かない一画。

 

「ありがと、シルヴィ。後は私と総ちゃんでどうにかするから。」

 

そう言って、シルヴィと別れようと思ったのだが……

 

「これだから、琴音は。私もクローディアも一緒に行くに決まってるでしょ?それに彼らも」

 

シルヴィは、そう言って私達の後ろを指差す。

そこには、会場に向かった筈のクローディアに加えて明日奈と桐ヶ谷くんが居た。

 

「仲間外れなんて、酷いじゃないですか。琴音」

 

「そーだよ。私達だって、哀歌ちゃんのことは心配なんだからね」

 

クローディア、明日奈と続いて桐ヶ谷くんも何か言うかと思ったら何も言わなかった。

 

「……ごめん。それじゃあ、行こう。」

 

私達は急いで哀歌ちゃんの元へと向かった。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

「………なんですか、これは」

 

シルヴィが示した場所に辿り着いた私達の目に写ったのはたった1人の少女が大勢の大人を圧倒している景色だった。

 

「あれは……哀歌ちゃんなの?」

 

大勢の大人が倒れている中心に佇む少女の容姿は、まるで悪魔のようだった。

背中からはコウモリのような羽が生え、右肘から下は銃火器のようになっている。

 

(それに、彼らは……銀河の暗部……【影星】……)

 

少女を囲む彼らには見覚えがあった。

だが、クローディアもシルヴィたちがいることでそれを声に出すことは出来ずにいた。

 

(………仕方ない)

 

このまま見ていても、彼らが蹂躙される未来は確実。

だったら、シルヴィたちには退いてもらって私と総ちゃんとクローディアでやるのが一番効率がいい。

 

「ごめん、シルヴィ。明日奈たちと下がってて欲しいんだけど…」

 

折角来てくれたシルヴィたちにこう言うのがどれ程酷いことかは分かっているけど……。

 

「うん、分かった。琴音にも琴音の事情があるよね」

 

そう言うとシルヴィは、明日奈たちを連れて退いてくれた。

 

「……琴音、助かりました」

 

「ううん、私もシルヴィたちにバレるのはあんまり嬉しいことじゃないから」

 

彼女たちなら、私の実家のことを知っても変わらずに接してくれるだろうけど私にはそれを聞く勇気はない。

 

「琴音、早くしないと彼ら危ないですよ」

 

総ちゃんの言う通り、あと立っているのは数人。

倒れている人もギリギリ息をしているようだが、厳しそうだ。

 

「うん、行こう」

 

私達は、少女の元へと駆け出した。

 

 

 

 

私達は少女を取り囲んでいる【影星】のリーダー格らしき人物の元へとまず向かった。

 

「………あなたがリーダーですか?」

 

「あぁ、そうだが。貴様らは何者だ」

 

リーダー格の男は、明らかにこちらを見下したような言い方をしてくる。

 

「……私は東雲琴音。もう一度聞きます、あなたがリーダーですか?」

 

今度は、私の名を名乗った。

すると、リーダー格の男は顔を青ざめさせたあと答えた。

 

「………私がリーダーの夜吹です。」

 

「そうですか、夜吹さん。それでは、【影星】を撤退させて下さい。ここからは東雲家が受け持ちます」

 

「………わかりました。」

 

夜吹さんは、渋々と言った感じでメンバーに撤退を命じる。

撤退していく【影星】を追おうとする少女を総ちゃんが食い止めにかかった。

すると、撤退していく【影星】の中からこちらへ歩いてくる男女がいた。

 

「……よっ、東雲。あいつ、かなりヤバイから気をつけろよ」

 

「…夜吹くん、ちゃんと居たんだね」

 

「俺だってやる時はやるのよ」

 

夜吹くんはこんな軽口を叩いているが、身体はかなりボロボロだった。

私はもう1人こちらに歩いてきた女の子が気になり、そちらに顔を向けた。

 

「あっ、私竹宮琴音っていいます。」

 

「(…この子が、桐ヶ谷くん達が言ってた子か。)自己紹介ありがとね。私は東雲琴音。また今度ゆっくり話そう」

 

「う、うん。」

 

周りを見ると【影星】のメンバーの殆ど撤退が完了していた。

2人はと言うと、かなりボロボロのため自力で移動するのも難しそうだった。

 

「…クローディア、この2人よろしく。戦いが終わったら私が治すからそれまで守ってて」

 

「え、わかりました。琴音はどうするんですか?」

 

「もちろん、私はあの子を止めにいくよ」

 

2人をクローディアに任せ、私は総ちゃんの元へと向かった。

 

 

 

 

 




琴音(フィリア)今作でも出しちゃいました!
若干展開に無理やり感ありますが、そこは目をつぶって貰えると嬉しいです…


明日もちゃんと更新しますので、ご安心?下さい
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