喜んでくれる方いるかわかりませんが、宜しければ読んでいって下さい。
「……んっ」
「あ、琴音!!大丈夫ですか……?」
目を覚ました私の目に入ってきたのは、クローディアの顔。
クローディアは、斬られた私を保護してくれていたらしい。
「……ごめん、クローディア。迷惑かけたね」
「いえ、それはいいんですが。琴音、見た目が……」
「あ、これねぇ。」
クローディアに言われて気がついたが、元々ショートだった私の髪は肩にかかるほどの長さになっており色も黒から桜色へと変わっている。
「取り敢えず、あの娘助けてくるね」
私はクローディアの元を離れ、総ちゃんの方へと歩いていった。
「咲き誇れ…千本桜」
「琴音っ!?」
未だに哀歌ちゃんと戦ってくれている総ちゃんと、哀歌ちゃんの間に千本桜で壁を作り総ちゃんを一旦救出する。
「…総ちゃん、大丈夫?」
「えぇ、それよりも琴音は…大丈夫そうですね。後は任せてもいいですか」
「うん、ありがとう。あとは任せて」
総ちゃんはそのままクローディアの元へと退いていった。
(………さてと、取り敢えず哀歌ちゃんを救わないと)
千本桜で作った壁を壊すと、未だに暴走を続けている哀歌ちゃんが出てきた。
「………ジャマ………コロス……」
「………待っててね、助けるから。…………舞え」
千本桜によって哀歌ちゃんを包み込み、動きを封じる。
「……私は拒絶する…」
私の星辰力が哀歌ちゃんを包む。
(………まだ無理か。)
拒絶の力は、哀歌ちゃんから溢れ出す星辰力によって阻まれ哀歌ちゃんまで届かなかった。
(……あの星辰力が出なくなるまで弱らせるしかない。ごめんね、哀歌ちゃん。)
「……卍解……千本桜景厳【桜帝】」
見た目は今までとは何も変わらない。
だが、自分でも分かるほど今までとは格が違う。
「……[桜帝 桜吹雪]」
千本桜が波となって、哀歌ちゃんを飲み込む。
(……まだか)
濁流が通り過ぎた後に出てきたのは、ボロボロになりながらも未だ星辰力を出し続けている哀歌ちゃん。
「……これならどう[桜帝驟雨]」
数千本の刀が哀歌ちゃんへと突き刺さる。
が、それでも哀歌ちゃんは立ち続けている。
(………これ以上は不味い)
これ以上、私が攻撃すれば哀歌ちゃんの身体が持たずに哀歌ちゃん自身が死んでしまう。
「………シンデ……」
ガキィン
もう立てないほどの傷を受けているにも関わらず、剣を振るい続ける哀歌ちゃん。
(……これに賭けるしかない。)
展開していた数千本の刀1本1本に、星辰力を流し拒絶の力を付与する。
「……行くよ、哀歌ちゃん
一歩、音超え
二歩、無間……
三歩、絶刀……無明無限突き」
数千本の刀が哀歌ちゃんへと突き刺さり、その身体を星辰力の光が包み込む。
「………良かった。本当に」
光が収まり、哀歌ちゃんは元の姿に戻り溢れ出ていた星辰力も収まっていた。
「琴音、お疲れ様です。」
「うん、ありがと。みんな、こっちに来てくれるかな」
私が呼ぶと、夜吹くん、竹宮さん、総ちゃんがこちらへ来てくれた。
「……私は拒絶する」
以前ならば、1人ずつが限界だったが私の拒絶の光は3人を包み込み3人の怪我を癒した。
「……化け物じみてるな」
「凄いですね。流石序列1位ですね!」
「…むぅ。また琴音に離された気がします」
三者三様の反応を見せた後、総ちゃんはどこかへと走っていってしまった。
「あっ、行っちゃった」
「それじゃあ、俺はお暇させて貰うわ。」
そう言うと夜吹もどこかへと消えていった。
「……それでは、私たちも帰りましょうか。」
いつの間にか哀歌ちゃんを背負っているクローディア。
「そうだね。そうだ、竹宮さんも一緒に戻ろ?」
「えっ、あそれじゃあ」
私は私に気付かれないように、消えようとしていた竹宮さんを引き止めた。
「それと、敬語もなしね。それと折角、同じ名前なんだしさお互い下の名前で呼ぼうよ?ね」
「う、うん。宜しくね、琴音」
「うん、よろしく。琴音」
こうして、私に新しい友達が増えた。
「あの〜、私の事忘れてませんかね…」
「いやいや、忘れてないよ?さ、帰ろ」
不貞腐れているクローディアの手を引き、私たちは帰路についた。
後日、哀歌ちゃんは星導館へ入学することになった。
その際、銀河の方々とお話したのは別の話。
今回でオリジナルキャラの話は一旦おしまいです。
次の話の展開は………まだ曖昧な感じです……。
それではまた次回!