なお、シルヴィやアーネストとの出会いについては番外編の方にて書いていきたいと思います。
前話にて、王竜星武祭がもうすぐのような感じでしたが時期が1年早かったのでまだ王竜星武祭にははいりません。申し訳ないです。
今回、少し時間が飛びますのでご了承ください。
激動とも言える、中等部2年生の1年間がようやく終わりを告げ私達は中等部3年生になった。
(……はぁ。またか)
決闘によって、一時期は無くなってた私の下駄箱の郵便ポスト化は最近になって復活してきた。
「…はぁ。琴音今日もですか?」
「私もため息吐きたいよ……。」
何故クローディアがため息を吐いたかというと、私の郵便ポスト問題の解決に尽力してくれ、私が決闘の際に壊した施設などの始末を全部してくれその際にかなりのストレスが溜まったとのこと。またその問題が起ころうとしていると考えればため息も吐きたくなるのだろう。
私はいつものように手紙をクローディアにそのまま預けようと思い、郵便ポストもとい下駄箱から手紙の類を出そうと思い手を入れたのだが
(…ん?なんだろう)
手の先には明らかに他の紙とは違う感触のものがあり、それを恐る恐る下駄箱から出してみた。
出てきたものは、一言で言えば箱だった。
「これは、初めて見ますね」
「……うん。箱が入ってたのは初めてかな」
恐る恐る箱を開けてみるとそこには、小さいメッセージカードと指輪?が入ってた。
「これはまた…。やりますね、琴音」
「いや、全く心当たりないから。私の知り合いの男子なんて、一ノ瀬先輩、夜吹くん、虎峰くんにアーネストだよ?こんなの送ってくるような人は1人もいないよ」
それに、この指輪多分高い…。
きっとアーネストぐらいしか買えないだろうけど、アーネストはこんな事しない。
「メッセージカードは読まないんですか?」
「あっ、そうだった。えーっと、『僕の婚約者へ ささやかなプレゼントだ、受け取ってくれたまえ。 菅生伸彦』…………誰?」
菅生伸彦?って、誰だろうか。まさか実家が決めた許嫁!?
いや、そんなわけない。お母さんが、私に恋愛しなさいって言ってたし…。
「まさか婚約者が居たんですね…。」
「いや、違うから。それにこの人知らないし」
「確か、一ノ瀬先輩の前の序列1位の方がそのような名前だったような…」
一ノ瀬先輩の前任か…。それなら手っ取り早い。
「クローディア、放課後に一ノ瀬先輩のところに行くから付いてきて」
「え、えぇ。構いませんが」
私は箱をカバンにしまい、手紙はクローディアに預けとりあえずクラスへと向かうことにした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜放課後〜
私は今、一ノ瀬先輩のクラスへと来ていた。
クローディアはどうしたかって?クローディアなら、先生に呼ばれてどこかに行っちゃったよ…。
一ノ瀬先輩のクラスにはまだかなりの人が残ってて、私が一ノ瀬先輩を訪ねてきたということでかなり驚いている。
「……それでその菅生伸彦って人からこんなものが来てて、一ノ瀬先輩の前の序列1位ってクローディアが言っていたので何かご存知じゃないかなと思って」
私が菅生と言う名前を出したときに先輩の顔が険しくなったのはひと目でわかった。
一ノ瀬先輩は何だかんだで頼れる先輩でもあり、人当たりの良さもあってか周りの人からの評判はかなり良い。
そんな先輩が、明らかな嫌悪を示すような顔をするということは何かあったのだろう
「…先輩の知り合いですか?」
「知り合いじゃねぇよ。ただあいつは最低な人間だ。それは、俺が奴に返しとくから東雲は絶対に会いに行くな。絶対だぞ」
「は、はい。分かりました。ありがとうございます。」
一ノ瀬先輩にそれ以上は話させてはいけないと感じ、私はそのまま寮へと戻ることにした。
私はこの時はまだ、一ノ瀬先輩が言ってた"最低な人間"の意味がよく分かっていなかった。
あまり面白くない回になってしまいました、申し訳ないです。
ただこの回がないと、王竜星武祭前に特に何もなくいってしまいそうだったのでちょっと不快かもしれませがこのような展開を入れました。
菅生伸彦という名前、わかる人なら分かってしまいそうですが元はもちろん某自称妖精王の彼です。
あまり活躍と言った活躍のなかった一ノ瀬先輩にも今回は活躍して貰おうと思っているので楽しみにしてください。
それでは次回お楽しみに