学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

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綾斗のアンチに関してはそろそろ決めようかと思っています。
ただ、アンチに反対という方の意見が今のところないんですよね………。皆さん嫌いなんでしょうか……。
ただ今から、完全アンチなしというのもかなり大変なんですよね…。

Fgo、ジャンヌ狙いで50連で大爆死しました……。



それでは、本編どうぞ〜


51話

高等部1年もあと一ヶ月を切った今日……。

私はこの日のために、一ヶ月程前から準備してきたのだ。

 

(………どうやって渡せば………。)

 

丁度一ヶ月前。バレンタインデーの日に、下駄箱に詰め込まれていた無数の箱や私の机の上に出来ていた山。そして、星導館に送られた物の数々。

その中でも、くれた人の名前が書いてあり尚且つ星導館の人にだけでも返そうと思い作ってきたまでは良かった。

ただ、あまりにも人数が多すぎて返すに返せない。

 

「あら、琴音何かお悩みですか?」

 

私が下駄箱で唸っていると、先に学校に行っていたはずのクローディアに声をかけられた。

「…あ、クローディア。ちょっとね、これ一応作ってきたんだけどどうやって渡せばいいかわからなくて…。それに知らない男子は話しかけられないし………」

 

そう言って、私は持っている"3つ"紙袋をクローディアに見せる。

 

「そうですね……、私が全部貰うというのはどうでしょうか?」

 

悩んだと見せかけて、全く間を空けずに自分が貰うと言い張るクローディア。

これを作ったあまりを先日あげたばかりなのにまだ食べたりないのか。

 

「……真面目に考えてよ。じゃないと、もう和菓子作らないからね」

 

「ま、待ってください。そうですねぇ…………普通に配ればいいんじゃないでしょうか?」

 

「………普通に配るって?」

 

普通に配る。

それが出来たら苦労していない訳で、実際星導館の生徒であり、尚且つ名前が分かっている人というだけでも500人はいるのだ。

それを1人1人渡すというのは少々骨が折れる。

 

「ですから、学年、クラスがわかっているのでしたらその教室に行ってその人たちを呼び出せばいいんですよ」

 

「・・・・・・それ…時間、間に合うかな?」

 

渡す相手は中等部、高等部、大学部まで幅広くおり、少なくとも1時間ほどはかかる。

そうなると始業の時間には間に合わない可能性が大である。

 

「……まぁ何とかなりますよ、琴音なら」

 

なんとも投げやりなクローディアの言葉に、少し泣きそうになった。

 

「……わかった。それじゃあ行ってくる」

 

(始業時間までは、1時間半。

まだ登校していない人もいるかもしれないけど、その場合は誰かに渡してもらおう。)

 

私は始業時間に間に合わせるため、全力で廊下を駆け抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(………何でこんなに時間が………)

 

全力で廊下を駆け抜ければ、1時間もかからずに終わると思っていた。

確かに移動で時間は殆どロスしていない。

だが、渡すのにここまで時間を喰うことになるとは………。

 

中等部から回る事にしたのだが、その中等部で一つの教室に行く度に騒がれ、お返しを渡そうとすれば悲鳴が上がり、手渡しすれば感動され……。

こんな感じで、中等部ではかなりの時間をロスしてしまった。

 

次に向かったのは大学部。

流石は大学生、悲鳴を上げる人は誰もいなかった。

だが、その代わりに握手や何故か写真を求められることが沢山ありここでも時間をロスしてしまった。

 

ここまでで、所要時間1時間10分。

あと、20分しかない中でまだ高等部が残っている。

 

(……どうしようかな)

 

あと20分間では、とてもじゃないけど配りきれる自信はないのだが……

 

(…そっか。渡したら、すぐに次に行けばいいんだ)

 

配り始めて1時間10分経って、私は漸く気が付いた。

 

(よし、さっさと配って教室に戻ろう)

 

私はもう一度廊下を駆け抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(………あとは、うちのクラスで最後。)

 

渡したらすぐに次のクラスへ行くということを心掛けた結果、たった10分で高等部は自分のクラス以外配り終えることが出来た。

 

ガラガラ

 

教室のドアを開け、自分の席に1度着く。

 

「……えっと、このクラスの人は殆ど全員かな?バレンタインのお返し渡したいから名前呼んだら来て欲しいんだけど……。いいかな?」

 

「「「・・・・・・。よっしゃー!!」」」

 

と何故かとても嬉しそうな男子生徒とは引換に、何故か女子生徒は泣き出してしまう始末。

 

(………そんなに要らなかったのかな………。)

 

女子の反応にかなり心を抉られながらも、1人1人名前を呼んで渡し始めた。

 

「…えっと、これで最後かな。……天霧綾斗くん」

 

「ありがとう、琴音。俺の"ため"に作ってくれて」

 

 

最後の1人に渡し終えたところで、丁度担任が入ってきてホームルームが始まった。

 

(………ごめんなさい。今回は量が多かったから皆同じものなんです。)

 

最後の彼の言葉に、申し訳なさを感じながら私はホームルームを過ごすことになった。

 

 

 

 

 

 

 

後日、寮の方に皆からお返しが届いた。

アーネストやオーフェリアの意外なお菓子作りのセンスや星露のセンスの渋さに驚いたり、虎峰くんの女子力の高さにショックを受け、より一層に男子とは思えなくなったり。

とても楽しみながら、美味しく食べることが出来た。

 

 

 

 

お陰さまで、この1ヶ月で体重が○kg増えたのはまた別の話である。

ちなみに、総ちゃんとクローディアは私よりもさらに体重が増えたらしい。

私が貰った分も、勝手に食べていたのだから自業自得な気もするが。

 




今回は若干短かっかたです。
この話は書こうか迷ったんですけど、一応書きました。


最近は感想たくさん貰えてとても嬉しいのですが、1つだけお願いが。
今作よりも原作の方がキャラクターがいいと言われるのは、言われなくてもわかっていますしわざわざ言わないで欲しいです。
豆腐メンタルなだけと思うかもしれませんが、わざわざ言うことでもないと思うのでお願いします。
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