学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

53 / 83

今回は色々な事情で書きたいことが書けないので、閑話的な回です!


質問なのですが、皆さんはアイデンティティfiveやっていますか?
やっている方いました一緒にやりたいです!!


それでは本編どうぞ〜


52話

 

特にこれと言った事件も起こることなく、私は高等部1学年を終え新学期を迎えることが出来るはずだったのだが…。

 

(…………流石に広過ぎるでしょ……)

 

ここ六花に来てからずっと私は寮に住んできたのだが…。

哀歌ちゃんの1件で銀河に当主であることがバレてしまったことや、実家の方に今まで全て任せていた仕事も主戦力である総ちゃんと私がこれ以上抜けるのは不味いということもあって何故か実家ではなく銀河の方が新居を用意してくれたのだ。

 

「いやぁ、広いですねぇ」

 

「うん、そうだね…」

 

普通のマンションの1室で良かったのに、銀河が用意してくれたのは星導館の序列1位の寮の部屋の倍程の広さの部屋だった。

今まで、クローディアと2人で生活していたこともありあの部屋も丁度よく感じていたのだがこの部屋に総ちゃんと2人というのは広過ぎる。

最低でも、あと3人は欲しい。

 

「それにしても、銀河もどういう風の吹き回しでしょうね?わざわざ用意するなんて」

 

総ちゃんの言う通り、本当は実家の方で私と透の住む家を用意する予定だったのだけどわざわざ銀河が実家に手紙を寄越して「沖田様と東雲琴音様の新居は我々が用意します」と言ってきたらしい。

お陰さまで、私の透との生活の夢は絶たれてしまったのだ。

 

「……うーん、多分用意した代わりに調べてほしいことでもあるんじゃないかな?それか私達に調べられたくないことがあって、私たちを監視するためとか」

 

実際、私と総ちゃんを一緒に住まわせる理由なんて監視ぐらいなものだろう。

襲撃するなら、1人ずつの方が圧倒的に楽だろうし。

 

「そう言えば、これ先ほど銀河の方から琴音にって」

 

総ちゃんは手に持った手紙のようなものをヒラヒラさせている。

 

「……わざわざ私に直接か」

 

私は明らかに面倒ごとであろう、その手紙を総ちゃんから受け取った。

 

『東雲琴音様

 

ご新居、お気に召したでしょうか。我々が六花で用意出来る最高級のお部屋ですが、何かあればお申し付け下さい。

 

 

統合企業財体 銀河』

 

 

私の予想と反して手紙には特に何も書いていなかった。

 

(……何かある)

 

銀河に限らず、統合企業財体というのは自分たちの利益にならないことはまずしない。

これは暗部として関わっていなくても分かること。

 

「……怪しいですねぇ」

 

「うん………。銀河が私達をわざわざ星導館の寮から出したってことは、遠ざけたかったんだと思う。」

 

今、銀河が星導館から私たちを遠ざける理由として思い当たるのは一つ。

それは哀歌ちゃんの存在。

実家の方に調べさせた結果、哀歌ちゃんは統合企業財体にとって色々とブラックな存在であることがわかった。

つまり、彼女に生きていられるのは統合企業財体にとって不利益でしかないということ。

 

(……流石に今は手を出さないだろうけど)

 

幾ら統合企業財体と言えど、安易に東雲を敵にすることはしてこないだろう。

家と全面的に敵対しようと思ったら、それこそ全統合企業財体でかかって来ない限り勝ち目なんてない。

 

(………それに、気になる人ならもう1人。)

 

私を遠ざけることで狙い安くなる人物はもう1人いる………それはクローディア。

普通に考えれば、銀河に母親もいるクローディアが狙われる通りなんてないのかもしれない。

ただそれでも、鳳凰星武祭が終わってからクローディアの表情が険しくなることが多くなっているのも間違いない。

 

(……そして、何よりあの時の…。)

 

私の能力でクローディアは悪夢を見ることは殆どなくなった。

だけど、クローディアはまだ悪夢を見ていた頃に言っていたことがある。

 

『私は、あなたと共には長くはいられないと思いますよ』

 

その言葉が私の脳裏から離れたことはない。

クローディアは最初のころ、ある男の子の腕の中で看取られて死にたいと言っていた。

それも言わなくなって来ていた。そんな矢先にクローディアから言われた言葉がそれだった。

 

(……クローディア大丈夫だよね…。念のため、琴音に調べさせようかな………。)

 

幾ら私が心配しても無駄なことは分かっていたが、それでも心配せざるお得なかった。

 

 

 

「……琴音っ!!」

 

そんな私を他所に家の探索を続けていた総ちゃんが、急に大声を出した。

 

「…どうしたの?総ちゃん」

 

驚いている総ちゃんの目の前にあった物、それは………

 

 

 

 

 

 

 

「……なんでダイエット器具が……?」

 

そこの部屋には、大量のダイエット器具。そして、一緒にあった手紙にはこう書かれていた。

 

『宜しければお使い下さい。東雲様たちのスタイルが戻ることをお祈りしております。

 

P,S

東雲様にはモデルのお仕事が来ているとの事らしいので、頑張って下さい。』

 

(………なんで銀河の人こんなこと知ってるの……?)

 

私と総ちゃんは、少し混乱しながらもこの器具を有難く使わせてもらうことにした。

 

 

 

 

後日、ペトラさんから銀河の予告通りモデルの仕事が来たがお断りさせてもらった。

その際に、ペトラさんに「それよりも、今度はよろしくね」と言われたがその今度の心当たりがない。

 

(……やらないって言ってるのになぁ)

 

私はこの時の、自分の騙されやすさを恨んだ。

 

 

 

 

 

 





今回はこの辺りで。

この話が関わってくるのはまだまだ先なので楽しみにお待ち下さい!!


新作のアンケ、参加お願いします!!
今のところ、さすおにかワンピ書こうかなぁと。
それもまだ先になりそうですがそれでは、また次回
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。