いやぁ、何とか毎日投稿……。
本当に誰得なんでしょうね。他作の方がお気に入り登録とか多いんですけどね、僕はこの作品が一番好きなんですよね…。
他作もしっかり更新はしていくので、一応ご安心を…。
それでは本編どうぞ!!
「それでは、今回は模擬戦という形ですので序列の変動はありません。なお、今回は両者の同意の元相手が死に至らなければ何をしてもOKです。なお、どちらかが戦闘不能になるかどちらかがギブアップする。もしくは、審判である私が止めない限り続行となります。念のため、確認しますがそれでいいのですね?」
クローディアは、今回の模擬戦のルールを説明し新入生の方を見てもう一度確認をとる。
「えぇ、もちろん。なんで俺だけに聞くんですか?聞くならそっちの序列1位の人の方でしょ?」
先程まで腰を抜かしていたとは思えないほどの強気発言だが、今更もう気にする気にもならない。
「いえ、琴音には必要ないですよ。」
クローディアは、新入生の言葉をきっぱり切る。
「……そうですか。後悔されても知りませんよ?序列1位さんが戦えなくなっても。」
「………よく喋る口だね。黙らせてあげようか?」
別に喋るぐらいはいいだろうと許容していたが、幾らなんでも五月蝿い。
戦いを前に、よく喋る剣士なんて私は聞いたことが無い。
「………クローディア」
もう話を聞くのも面倒になったので、クローディアの方を向き催促する。
「えぇ、それでは模擬戦を始めます。両者準備はいいですか?」
「えぇ、俺は何時でも」
新入生はそう言っているが、鞘にすら手を掛けずただ立っているだけ。
私を舐めているのか、それともそういう構えなのか。だが、後者はないだろう。鞘にすら手を掛けない構えなんて聞いたことないし。
「……いいよ。」
私は、鞘に手を掛け相手を見据える。
「 ……それでは開始!」
ザシュッ
クローディアの開始の声と共に、彼の利き手である右手首を切り落とす。
「…っうわぁ」
「…………なに?騒がしいんだけど」
「模擬戦で腕斬るかよ、普通!」
ザシュッ
振り向きざまにもう一度。
今度は右肩から切り落とした。
「ぐわぁ!し、審判、模擬戦だろ?これ。」
「えぇ、模擬戦ですよ。殺し以外なんでもありの」
クローディアがそう言うと転入生は顔を青ざめさせる。
「くそ!油断してなければ、腕さえあればこんな奴余裕 なんだよっ!!」
転入生は周りに誇示するかのように叫ぶ。
「………へぇ。油断してなければね……」
戦闘において、その油断がどれだけ大きなものか。
本当の命のやり取りならば、それだけで命を落としてしまう。
「そ、そうだ!油断さえしてなかったら、あんたの攻撃なんて受けるわけがないんだよ!!」
「………そう。……私は拒絶する」
私の星辰力で転入生の腕を包み込み、腕を修復した。
「な、なにをした!」
「……治しただけだけど?それに腕さえあれば私を倒せるんでしょ?ほら、早く」
自分の腕が治ったことに驚いて、動こうとしなかったので少し煽らせてもらった。
多分、総ちゃんにこの戦いを見れば怒るだろう。それ程私は相手を愚弄した戦い方をしている。
けど、今私は剣士として戦っているわけじゃない。今の私はただのエゴイスト。それでいい。
「……ほら、早く刀抜けよ」
「こ、このっ!舐めやがって」
転入生は冷静さを欠き、型もなにもないただ刀を振り回すように斬りかかってきた。
そんな振り回すような剣筋に当たる筈もなくなんなく躱し続けた。
「…………そんなもんなのね」
「ハァ………、な、なんだと」
「………もういいよ。それじゃあ、さようなら。エセ剣士さん」
ザシュッ
ザシュッ
ザシュッ
ザシュッ
意識を奪わないギリギリ。
痛みが脳に届く前に、四肢を切り刻む。
「……私は拒絶する」
失血死してしまう可能性があるので、出血する前に治す。
そして、もう一度
ザシュッ
ザシュッ
ザシュッ
ザシュッ
私は転入生の意識が続く限り切り刻んでは治し、切り刻んでは治しを繰り返し続けた。
「………琴音、そこまでです」
転入生が意識を失いかけた頃に、クローディアが私を止めた。
「………なんで?周りには何も見えてないでしょう?」
周りには、私がただ移動しているようにしか見えない。
強いて言うなら、骨や肉が切れる音は聞こえるが彼の身体には傷一つないような状態なはず。
「………これ以上はあなたが可哀想です。」
「……なにを…」
「……心優しいあなたがこんな事をして、辛くないはずがないでしょう」
クローディアにそう言われるが辛かった。
私は何も感じていなかったから。ただ目の前の相手を痛めつけることしか考えていなかったから。
「………そんなことないよ。………ごめん、クローディア。私先帰ってるね」
私はクローディアから逃げるようにして、家に戻った。
「あっ、お疲れ様です!琴音」
家に帰ると、何処かいつもよりも笑顔の総ちゃんが出迎えてくれた。
「……ただいま。」
「ん?どうかしましたか?」
総ちゃんは当然のように聞いてくる。
「………ううん。ちょっと疲れたから先に寝るね」
「あっ、はい。」
私は総ちゃんから逃げるようにして、寝室に向かった。
(……やっちゃったなぁ)
総ちゃんに言い出せず、その日はそのまま眠りについた。
後日、新聞部の『新入生、桜姫の逆鱗に触れる!』という題名のせいで総ちゃんたちにバレてしまいみんなに少し説教されたのは言うまでもない。
クローディアによると、あの新入生は一応在籍はしているらしい。ただ刀を握ることすら出来ないらしく居なくなるのも時間の問題とのこと。
その日以来、『姫の逆鱗に触れし者に命なし』という言葉が学園中で囁かれ始めたことは私が知る由もない。
新作、新純星煌式武装などなどのアンケの参加お願いします!!
それではまた次回