学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

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何とか毎日投稿。
もうなんか意地でやってる部分あるのですが、皆さん的にはどうなんですかね?
毎日よりも、2日に1話ぐらいの方がいいんですかね?

今日、少し時間があったので自分の作品読み直してみたのですが中々酷いですね……。なんか読んで下さって、本当に有難いって感じでした。

そんな作品なのに、お気に入り数200人もして下さって本当に有難い限りです。




それでは!どうぞ!!


56話

 

「あら、琴音ちゃん。私に用ってどうしたのかしら?デビューする気にでもなったかしら」

 

元々来る前に連絡を入れていた為、ペトラさん本人が出迎えてくれた。

 

「…いや、しませんって。それに今回は、星導館の生徒としてではなく東雲家の当主として来てますから」

 

この言葉で通じたのか、それとも元々そんな気はなかったのかわからないがペトラさんはすぐさま険しい顔つきになった。

 

「……冗談よ。理事長室でいいでしょうか?」

 

真面目になったのはいいのだが、幾らなんでも敬語まで使われるとこっちが気恥しい。

 

「えぇ。それと話し方はいつも通りでお願いします。話しにくいので」

 

「わかったわ。それじゃあ、着いてきてくれるかしら」

 

私は前を歩くペトラさんのあとを追って理事長室へと向かった。

 

 

 

 

〜~〜~〜~〜~〜~〜

 

 

 

「それにしても、簡単に着いてきちゃうのね」

 

それがペトラさんが理事長室について、最初に発した言葉。

暗部の案件であるのに、私が簡単に着いてきたことを言っているのだろう。

 

「えぇ、 それぐらいペトラさんのことは信用してますから」

 

これは本心。

ペトラさんとはシルヴィを通じて知り合ったが、初対面のときから怪しさというものは微塵も感じなかった。

 

「…それでも、私はW&Wの幹部よ?」

 

「それがどうかしましたか?もし、ペトラさんが私のことを殺そうと思ったらこの状況で有り得るのは襲撃、もしくは毒殺と言ったところでしょうか。襲撃ならばこの密室において、私は負けないですし。それに毒殺だろうが襲撃だろうが私を殺そうと思ったら即死させなきゃいけませんからね。人とか罠が近くにあれば気配で感じ取れますし。」

 

私の千本桜の能力は狭ければ狭いほど効果を発揮する。それは至極簡単なこと。狭ければ狭いほど、その空間を千本桜によって支配しやすいから。

それに私のことを殺すには先ほど言った通り一撃で心臓を貫かれようが星脈世代でもある私の身体は即死はしない。つまり、実質私を殺す術は修復が間に合わないレベルで私の脳を破壊するぐらいしかない。

そんなこと眠らされていない限り有り得ないし、まず眠らされることがない。

 

「そ、そう。それじゃあ、まず私に聞きたいことって何かしら?」

 

「えぇ。ペトラさんに私が聞きたいことは2点です。まず一つ目は、何故菅生の犯行ということが絞れたのかということ。もう一つは、行方不明になった生徒はどのような状況でそうなったのかです。」

 

私が気になったのはこの2点。

一つ目の質問は、何故犯人が分かっているのにW&Wが自分たちで動こうとしないのか。の理由が知りたかったから。

もう一つは、ただ単に調査に役立つと思ったから。

 

「そうね。まず一つ目だけど、彼が犯人であると断定出来たのには大きく2つの理由があるわ。一つ目は、1人だけ誘拐されそうになったときに抵抗して逃げた生徒が居るのだけどその子の証言のもと調べた結果彼が浮上してきたの。そして、もう一つの理由は……シルヴィアが調べたのよ。彼女、生徒会長として異変に気が付いたみたいでそれで行方不明になってた生徒から話を聞いてそれで、菅生に辿り着いたみたいなの。それでも決定的な証拠は上がらなかったみたいで、私の所にも話に来たのよ。もう一つの質問の答えだけど全員学園敷地外、殆どが学園の近くで攫われているみたいなの。」

 

一番関わって欲しくない相手が、この事件に既に絡んでしまっていることに私は肩を落とした。

シルヴィのことだから、自分で調べようとするだろうけどそれだとシルヴィに危険がないとも限らない。

相手は犯罪者だ。それに加えて、菅生の実家の話が本当だとすればシルヴィは絶好の獲物だろう。

それに、シルヴィが調べようとすれば必然的に学外へと出るということ。

シルヴィの腕を疑っている訳では無いが、それでも相手の戦力が分からないため危険が全くないとは言いきれない。

 

「……そうですか。ペトラさん、一つだけお願いがあります。シルヴィにこのことから手を引かせてください。私の名前を使っても構いません。」

 

「えっ、えぇわかったわ。でも、良いの?あなたの素性バラしてしまって」

 

ペトラさんはそう言うが、ペトラさんの言う「いいの?」とは私が東雲家の当主であることがバレてもいいのかということではなく、東雲家の当主が私であることがバレてもいいのかということだろう。

 

「それで親友の身を守れるなら安いものです。それに、私が当主であることなんて統合企業財体にバレてる時点で隠す必要もありませんよ。」

 

実際、東雲家を邪魔に思っているのなんて統合企業財体ぐらいなものでその統合企業財体にバレているのならどこにバレようと今更なのだ。

 

「…そ、そう。わかったわ」

 

「それでは、私は失礼します。これ、シルヴィに渡しておいてください。」

 

私はペトラさんにシルヴィへの贈り物を渡し、理事長室を後にした。

 

(……シルヴィが危ないかもしれない)

 

ペトラさんには一応言ったが、シルヴィの性格からして大人しくしているとは思えないし多分ペトラさんは私のことも話さないだろう。

ペトラさんは、統合企業財体の幹部にしては優し過ぎるから。

 

(……取り敢えず、総ちゃんたちの結果次第かな)

 

私は親友のことを考えながら、帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総ちゃんたちの調査が終わったのはそれから10日後の事だった。

 

「…それでは報告を」

 

今回は六花と日本の同時進行ということもあって、報告は逐一通信で受けていた。

そして、今回は両方の調査が完了したということで全員集まっての会議である。

 

「それでは、こちらから。菅生家ですが、情報通り人身売買を行っているようです。定期的にオークションという形をとっているようです」

 

定期的なオークションということは、それなりに商売相手がいるという事だ。

どんなに世界情勢が変わろうともそういう人たちがい無くならないから私達のような暗部が存在するわけなのだけど。

 

「お疲れ様です。それでは、こちらの報告を。」

 

「はっ。菅生信彦についてですが、彼は六花に今も潜伏しています。彼らの構成員は、確認できた中で5人。そのうち、2人は星脈世代でその2人が実質実行犯。残りの2人は、星脈世代ではないものの菅生の護衛というかたちです。」

 

「アジトについてですが、アジトは再開発エリアのビルの地下にありました。潜入した際には、誘拐されている人物はおらず構成員も存在しませんでした。ただ気にかかる写真が数枚。」

 

そう言って、総ちゃんは懐から写真を数枚出した。

 

「これは奴らのアジトにあったものですが、これら全てクインヴェール女学院の生徒会長シルヴィア・リューネハイムを撮ったものです。」

 

総ちゃんの持つ写真は、全てシルヴィのことを写したもの。

それは変装しているものであったり、変装していないものであったりと奴らが次のターゲットに狙っていることを示唆している以外には考えられないものだった。

 

「……他に写真は?」

 

「シルヴィア・リューネハイムのもの以外ありませんでした。」

 

「そう……お疲れ様でした。それでは、本日から2日後菅生家、菅生信彦を処分します。尚、菅生家の人間に関しては容赦はいりません。捕縛する必要はありません、抹殺して下さい。そちらの指示は、母に全権を委託しますので詳しい作戦は母の方からお願いします」

 

私がそう命じ、報告会議は終わった。

 

(………奴らの狙いはシルヴィか。あれ、渡しといて良かったな。)

 

私の杞憂で終わることを祈り、私達は作戦を練った。

 

 

 

 

 

 

 

 





菅生はあと2話か、次の話で存在消えると思います。




新作、新純星煌式武装、アンチのアンケートしているので参加お願いします




それではまた次回〜
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