いやぁ、毎日投稿というのもなかなかに疲れるものですね……。本当に他の作者さんを尊敬します
それではどうぞ、!
会議のあった翌日、ペトラさんから来たのは私にとって最悪の連絡となった。
『シルヴィが攫われた』
その一言だった。
ペトラさんによると、シルヴィは確実に今日の朝までは寮の部屋にいたとの事。
シルヴィがいなくなったのは、つい30分前までは確実に寮の部屋に居たらしい。だが、シルヴィは理事長室に来る予定の時間になっても現れず中々来ないためペトラさんも心配になり、現在位置を見てみたら学園外になっていたとのこと。
(………ペトラさんにも渡しておいてよかった。)
私はすぐさま、母に連絡を入れ向こうの処分を今日に早める旨を伝えた。
『すみません、ご迷惑を』
『いえ、いいのよ。当主はあなたですもの。こちらは任せて、あなたはあなたのするべきことをしなさい』
『ありがとうございます。それでは』
『えぇ。しっかりやりなさい』
私は電話を切り
「……目標は全て殲滅する、容赦はいりません。総司は私と共に正面から潰しにいきます。琴音は、被害者の救助を最優先に。隠密に徹して。」
そう命じた。
「承知」
「了解」
私たちはすぐにシルヴィがいるであろう、奴らのアジトへと向かった。
〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~
シルヴィside
(……どこ、ここ)
学園内だから油断してた。
まさか、学園内で襲われるなんて思いもしなかったから。
私は身動きがとれないようにしっかり手足を固定されており、猿轡を噛まされているため声も出せない。
「お目覚めかな?歌姫様」
(あなたはっ!)
その男に私は見覚えがあった。
何故ならその男は、琴音を襲おうとした張本人だったから。星導館からいなくなったとは聞いていたがまだ六花に居たとは思わなかった。
「いいねぇ、その勝気な目。今すぐにでも穢してやりたいよ。まぁ、僕はメインディッシュはとっておくタイプなんだ。まだ君には手は出さない。精々怯えているがいい」
そう言って、男は部屋から出ていった。
(………助けて、琴音…)
私は来るはずのない親友にただ祈ることしか出来なかった。
sideout
〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜
「………やっぱりか」
総ちゃんが案内した場所とシルヴィの反応があったのは同じ廃ビルだった。
「……それじゃあ、手筈通り宜しくね。」
「「はっ」」
私と総ちゃんは琴音と一旦別れ、正面の入口から入っていった。
「まさか、ここまでセキュリティが甘いとはね」
総ちゃんからアジトの情報を聞いたときに薄々わかってはいたけど、まさかアジトまでカメラは愚か巡回のひとりもいないとは。
「…さて、潰しますか。総ちゃん、よろしく」
「承知」
そう言って総ちゃんは扉を切り刻んだ。
ガシャン
「なんだ!?」
扉を破壊した先に居たのは計4人。
つまり、菅生以外の一人を除いた奴がそこにいた。
「どうも。そして、さようなら………咲き誇れ 千本桜」
私は死なないギリギリ、確実に動けなくなるように全員の両足のアキレス腱を切断した。
「「「「ぐぁっ!!」」」」
「…あとは、よろしく」
「えぇ。」
私は倒れている4人を総ちゃんに任せ、奥の部屋へと進んだ。
(………これは。)
私が進んだ部屋にあったのは、鎖と中央には大きなベット。
そして、壁には何十枚もの陵辱された女子生徒の写真。
「……やぁ久しぶりだね」
「……………。」
今回の対象はその中央のベットの奥に居座っていた。
「どうかしたのかね?そんな顔をして。あぁもしかして、この娘を探しているのかな?」
そう言って菅生は指を鳴らした。
ガチャ
「…残念。」
奥の扉から出てきたのは、菅生の仲間ではなくその菅生の仲間の死体を引き摺っている琴音の姿だった。
「なっ、誰だ貴様は!?」
「さぁ?私は、誰でしょう?」
そう笑顔で言う琴音だが、正直ただのホラーである。血塗れの少女が血だらけの死体を笑顔で引き摺っているのだから想像するのも容易いだろう。
「琴音、シルヴィは?」
「今はそちらの部屋で寝ていてもらっています。一応、顔を見られていいかどうかは当主の指示を仰ぐべきと。他の被害者については既に安全な場所に。」
普段はあんな感じで抜けているのに、こういう時は抜け目がないというかなんというか。
「…そう、ありがとう。」
「と、当主?なんのことを言ってるんだ、君は」
ターゲットは、琴音が現れたことで余計に混乱している。
「念のため聞く。あなたは菅生信彦で間違いありませんね?」
「はぁ?何を言ってるんだ君は。そんなこと当然だろう」
「…そうですか。」
本人確認も取れた。
もうこれ以上、この気分の悪くなる部屋にいる必要はない。
「………それでは」
ザシュッ
「ぐわぁぁぁ」
一撃で殺す。
そんな楽な死に方させるはずが無い。
「……一撃で死ねると思うな。貴様には苦しんでもらう」
「こ、この俺が誰だかわかっているのか!?菅生だぞ、菅生!!俺にもし何かあれば実家が……」
「五月蝿いですよっ!」
菅生が惨めな命乞いを始めたところで、琴音がその舌をギリギリ死なない程度で切り取った。
(……さっさと終わらせよう)
ザシュッ
ザシュッ
ザシュッ
四肢を切り、だるま状態にしたところで一旦攻撃をやめた。
「……あなたも、彼女に手を出さなければもっと楽に死ねただろうに。って、もう聞こえてないか」
菅生はもう意識がなく、口からは泡を吹いていた。
「それじゃあ、処分しますか。咲き誇れ 千本桜」
菅生の身体を千本桜で包み込む。
数秒後、千本桜が去り菅生がいた場所にはもう何もなかった。
「さてと、総ちゃんの方も終わったみたいだし、琴音は総ちゃんと一緒に他の被害者をお願い出来るかな?シルヴィは私が責任をもって送るから。」
「……わかりました。それではお気を付けて」
そう言って琴音は、総ちゃんの入る部屋の方へと向かった。
(………シルヴィは拒絶するのかな)
私は親友に拒絶される覚悟で、琴音が来た部屋へと入っていった。
「こ、琴音っ!?」
「……シルヴィ」
私が部屋に入った時には既にシルヴィは目を覚ましてしまっていた。
多分、琴音が気絶させるのを躊躇ったせいだろう。
「……大丈夫そうだね。それじゃあ、安全なところまで連れていくね」
今の私は血塗れとはいかないが、かなり血がついているためクインヴェールまでは送ることは出来ない。だが、シルヴィの実力があればある程度の所まで送れば無事に戻ることは容易いだろう。
「琴音、何でそんなに他所他所しいの!?」
私がすぐにシルヴィを送ろうと準備をしていたら、突然シルヴィに怒られた。
「…………私の格好見えてるでしょ?」
「見えてるよ!だから何?琴音は自分が汚れてまで私を助けてくれたんでしょう?さっきの子もそう!そんなに私が薄情な人に見えるの!?」
シルヴィは私に対して本気で怒ってた。
「……私は暗部の当主なの。今まで、何人、何百人とこの手にかけてきたの」
「うん、知ってる。この間の哀歌ちゃんを救う時からそんな感じはしてたんだよ?でも、それが何?暗部の当主だろうが琴音は琴音。私の親友だよ!」
シルヴィはクローディアたちとは違って表の世界しか知らないはずなのに、何故こんなに汚れた私を親友と呼べるのだろう
「………でも、シルヴィは私なんかとは…」
関わらない方がいい。そう言おうと思ってた。
パシン
「………えっ」
私の言葉を遮るようにシルヴィはその右手を振り抜いていた。
「もう!何でそう、卑屈になるのかな?今まで通り、琴音は私の親友なの!!暗部の当主だろうが、それは関係ない!!はい、以上!わかった!?」
「えっ、あ、うん」
シルヴィの勢いに押されるまま、私は頷いてしまった。
私の了承を聞いたシルヴィはそのまま私に抱き着いてきた。
「シ、シルヴィ!?汚れちゃうよ」
「…………ありがとう、琴音。助けてくれて…………本当に本当に怖かった。」
シルヴィは私に抱きついたまま、私の胸で泣き出してしまった。
「……良かった。シルヴィが本当に無事で」
私はシルヴィが泣き止むまで、頭を撫で続けた。
シルヴィが泣き止んだ後、私は血のついた羽織から星導館の制服に着替えてシルヴィをクインヴェールへと送り届けた。
その際、シルヴィに「私から逃げようとした罰として、今度お願い聞いてもらうからね!」と言われてしまったので後が怖い。
日本にある菅生家の方も、無事殲滅した。
人身売買に関わっていたのは、菅生家の全員。と言っても、菅生家の長男とその両親だけだが。
菅生家の使用人たちは、人身売買の事について知らなかったようで母がそれぞれ次の就職を探してあげたらしい。
菅生家に捕まっていた人たちも、目立った外傷はなく東雲家で責任をもってそれぞれの家へと送り届け、皆無事にそれぞれの生活に戻れたとのこと。
翌日から、菅生という名の家が一つ消えたがなんの事件としても扱われなかったのは言うまでもない。
漸く消しされました。
いやぁ、清々しいです
新作、新純星煌式武装、アンチのアンケートまだまだ開催しているので参加お願いします!!
それでは