学戦都市の桜姫(リメイクします)   作:雪楓❄️

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なんとか今日中に投稿出来ました!

いやぁ、fgoにモンハンと中々に忙しいです!
受験勉強もしなきゃいけないし……、今年の夏はかなり忙しいです


それでは本編どうぞ


60話

 

総ちゃんは我が道を行くが如く、人並みを掻き分けガラードワースから界龍まで最短で辿り着いた。

 

(それにしても、かなり雰囲気変わったなぁ)

 

私が体験入学する以前までは、水派と木派の二つの派閥でいつも睨みを効かせて決して交わろうとしていなかったが今ではその面影すら見えない。

 

「あっ、お姉さま」

 

「沈華。お疲れ様」

 

界龍の出し物は、学園の特色を全面に出した武術の講習会のようなもので水派と木派が協力して行っていた。

ちなみに、総ちゃんはさっそく乱入してます。

 

「それにしても、変わったね。あの頃が嘘みたい」

 

「これもお姉さまのお陰ですよ。最近は、兄やみんなと一緒に虎峰を女装させたりしてますからね」

 

虎峰くん憐れ…。

まさか、仲良くなったことでそんなことになっているとは。

 

「そっか。楽しそうで何よりだよ」

 

「はい。それでは、私はこの辺りで。お姉さま、ライブ楽しみにしてます」

 

沈華はそう言って自分の持ち場の方へと戻っていった。

 

(………まさか沈華まで…)

 

界龍に来てまで言われるとは思わず、私は思わず落ち込むこととなった。

 

 

 

 

「いやぁ、武術というのは奥が深いですねぇ。私には合いそうにありませんけど」

 

私が沈華と話している間に粗方武術のことが理解出来たらしい総ちゃんは、自分には合わないと戻ってきてしまった。

 

「まぁね。私も教えてもらったけど戦闘中使う余裕ないかな。それなら、剣で切った方が早いしね」

 

「それよりも、この学園ですよね?琴音に並んで六花最強と言われている3代目【万有天羅】がいるのって」

 

私の話など無かったかのように、次の話へと変えていく総ちゃんに若干ショックを感じた。

 

(………私よりも星露の方が強い気がするけど……。)

 

星露みたいな化け物なんかと並べられるほど、私は人間を辞めたつもりはない………多分。

精々勝てても、スピードぐらい。

スピードなら、総ちゃんでもいい勝負出来るだろうし【煉獄】を使った総ちゃんならば普通に勝てないこともないと思う。

 

「多分、星露なら生徒会室だろうから会いに行ってみる?」

 

「えぇ!見てみたいですからね!」

 

私は総ちゃんを連れて、星露がいるであろう生徒会室へと向かった。

 

 

 

コン、コンッ

 

「誰じゃ」

 

「琴音だけど、入っても大丈夫?」

 

「琴音じゃと!?入れ入れ!」

 

生徒会室へと入ると、とても退屈そうにゴロゴロ転がっている星露の姿があった。

 

「久しぶりだね、星露」

 

「久しぶりじゃのぉ。ところで、そっちのは?」

 

「こっちは、私の親友の沖田総司。星導館の序列2位だよ」

 

私が総ちゃんを紹介すると、総ちゃんは星露のことを驚いたような顔で見つめていた。

 

「おぉ、そうか。お主がかの【瞬神】か。我が学園に欲しいのぉ。一時的な能力ならば、妾や琴音と遜色なさそうじゃな。星導館が羨ましいのぉ」

 

星露は総ちゃんを見るなり、一目で【煉獄】についても見抜いていた。

星露の言う通り、確かに今の星導館は他学園の序列1位と遜色ないレベルの人が少なくとも5人。その他の冒頭の十二人も他学園と比べたらかなりレベルの高いものとなってる。

 

「こ、琴音………この子、喋り方おかしくないですか?」

 

「そこっ!? 」

 

「はっはっ、面白いこと言う奴じゃのぉ。」

 

てっきり総ちゃんは、万有天羅と呼ばれている星露がこんな年齢であることに驚いているものだと思っていた。

だが、総ちゃん曰く総ちゃんが驚いたのは星露の見た目に反した話し方だったらしい。

 

「それにしても、流石ですね。隙が一つもないですね」

 

「お主こそ、妾を殺すつもりか?」

 

先ほどからずっと、星露に対して殺気を放ち続けている総ちゃんだがその星露は一切の隙を見せることもない。

結果、こんなことになってしまった。

 

「2人とも、そこまで。折角の学園祭が台無しになっちゃうでしょ」

 

この2人に戦わせた日には、そこが爆心地になりかねない。

この間、【煉獄】を使った総ちゃんと私の卍解で力を制限して軽く模擬戦をしてみたら訓練室二つ分が蒸発した。

 

「そうじゃな。いずれお主らとは戦う機会も来るじゃろうしな」

 

「そうですねぇ。」

 

「さ、総ちゃん行こっか。星露も生徒会長だし、忙しいだろうからさ。じゃあね、星露」

 

「あっ、琴音……」

 

私は総ちゃんの手をとると、急いで生徒会室を出た。

理由は言うまでもなくこの2人を一緒の空間に置いておくと危険な気がしたから。

正直言って、私でも2人を止めるのは手こずる。

 

「いやぁ、やはり凄いですねぇ。」

 

「凄いですねぇじゃないの。星露、戦闘狂なんだからあんまり刺激して本当に戦うことになったら界龍がなくなっちゃうから」

 

私の心配など他所に総ちゃんはどんどん歩を進めている。

 

(……本当に、仕事のときとは大違いなんだから)

 

「あっ、琴音面白そうな事やってますよ!」

 

いつの間にか、私のかなり前を歩いていた総ちゃんが発見したのは『目指せ10人切り!! 10人切り達成者には豪華特典』という看板だった。

 

(……10人切りぐらいなら、誰でも出来そうなものだけど…)

 

特に他学園の序列1位とか。

 

「あっ、でも琴音は参加出来ないみたいですね」

 

総ちゃんは、その看板に書いてある小さな文字を見逃さなかった。

看板の右下には小さな文字で

 

『なお、各学園の序列1位、特に星導館学園 序列1位 東雲琴音様はご遠慮させていただきます。申し訳ありません』

 

と書かれていた。

 

「………私は化け物か何かかな?」

 

各学園の序列1位と言われている時点で私も含まれているのに、わざわざこんなことを書くなんて。

 

「えっへん。この沖田さんが、ちゃちゃっと10人切りして来ますよ!」

 

総ちゃんはそう言うと、私を置いて受付の方へと歩いていった。

 

(いいなぁ、総ちゃん。………………あれ?帰ってきた)

 

さっきまでルンルン気分だった総ちゃんが、受付で少し話をした後意気消沈と言った感じでこちらに戻ってきた。

 

「どうしたの?総ちゃん」

 

「…………私はブラックリストに載っているらしいです。」

 

総ちゃんが言うには、看板に書いてある以外にもブラックリストというものがあって各学園何人かは参加不可ということらしい。

 

(それもそっか。総ちゃんたちにやられたら、危ないもんね)

 

少し考えれば分かることだ。

序列1位以外にも各学園には化け物みたいなのがいる訳で、そんな人にやられたらこの企画がなりたたない。

 

「総ちゃん、次行こ」

 

「えぇ、どこでもいいから暴れたいです」

 

この後、総ちゃんが乱入出来るだけ乱入して暴れ回ったのは言うまでもないだろう。

 

 

 

 

こうして、私の学園祭初日は何もせずに終わった。

アーネストの妨害に始まり、総ちゃんの後始末といつもの方がまだ平穏に過ごせていたような気がする。

 

私の地獄のライブまであと2日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





新作、新純星煌式武装のアンケートとってますのでお願いします!!

あと、感想宜しければお願いします

それではまた次回
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