なんとか毎日投稿出来てます!
新作で、進撃の巨人の2次を書いてみたので良ければ見てみてください!
それではどうぞ!
夏休みに入り、私も実家へと帰省することとなった。
理由は特にないが、強いて言うなら実家の方が仕事がしやすいからでもある。
本心は母に手合わせを願いたいだけなのだけど。
「あら、琴音。また見た目変わったわね?色気づいたのかしら?」
「………これには少し深い事情がありまして……」
実家に着くなり、目敏い母は私の容姿の変化に気がついていた。
よく人は掛けられた言葉によって容姿が変わると言われているが、それよりも変わりやすいのは他の容姿を自分の容姿として生活すること。
これも一種の自己暗示のようなもの。他の容姿を自分のものと思い続ければ少なからずそれに近づくというものだ。
結果から言うと、私の髪は少し桜色が薄くなり肌も今までよりもかなり白くなっている。
「あなたのことだから、また何かしたのでしょう。あまり無茶ばかりしてはいけませんよ?」
「なんで私が何かしたことになってるの!?」
「だって、あなたですもの」
母はそう言うと、居間の方へと歩いていった。
「流石は琴音のお母様ですね。よくわかってらっしゃる」
「………どういうことかな?総ちゃん。」
今回の帰省にあたって、琴音は自分の実家の方に帰っているため総ちゃん単体。
総ちゃんの場合、ここが実家のようなものなのである意味帰省と言えなくもない。
「い、いえ。なんでもないですよ?」
「………へぇ。まぁいいよ、家にいる限りおやつ抜きだから」
「せ、殺生な…」
私はあからさまな落ち込み方をしている総ちゃんを置いて、居間のほうへと足を向けた。
「お嬢様、どうぞ」
私が居間に座るなり、茜さんがお茶をいれて持ってきてくれる。
茜さんは私のことを"お嬢様"と呼ぶ数少ない人。
みんな"当主"と呼ぶため、その度に仕事中以外は呼ばないでとお願いしているのだが中々みんな聞いてくれない。
「ありがとうございます。茜さんも一緒にどうですか?」
「いえ、私は使用人ですから。お邪魔する訳にはいきませんよ」
「……むぅ。こういう時だけ意地悪いんだから」
茜さんは私の言葉に少し笑みを浮かべると、そのまま下がってしまった。
「いやぁ、美味しいですねぇ。琴音」
総ちゃんは先程までとは打って変わって、元気に団子を口に頬張っている。
本来、総ちゃんも茜さんと同じような立場なのだが如何せん私の幼少の頃からの親友ということもありかなりの特別待遇を受けている。
本当なら、皆でこのような雰囲気の中で生活をしたいのだけど皆一歩引いて見守るようにしているのが現実。
ちなみに、琴音も総ちゃんと同じようなものである。
「それで、琴音。何か私に用があったのでは?」
「………えっ?」
「あら、違ったかしら?あなたが、わざわざ透を連れずに実家に帰ってくるなんて私に用があるとしか思えないでしょう?」
母は全てを見透かしたような眼差しで、私の事を見ている。
「……はぁ。なんでこうわかっちゃうかなぁ」
「それはそうでしょう。あなたの母親を何年やっていると思っているんですか?」
これだから、母には頭が上がらない。
気高く、優しい。そんな母だからこそ、私と透は父がいなくても今まで成長出来た。
「お願いって程じゃないんだけどね、私と……手合わせをして欲しいんだ。手加減なしで」
「そんなことでいいのかしら?私もあなたとやりたかったのよね。それじゃあ、早くやりましょう!」
母はすんなり受諾すると、せっせと鍛錬場(外)の方へと歩いていった。
「沖田さんもやりたいです!」
母が居なくなるなり、総ちゃんはハイテンションで戦わせろアピールをしてくる。
「………総ちゃん、今煉獄の使用制限時間どれくらい?」
「………………………10分」
私の質問の意味が分かったのか、総ちゃんは先程までのハイテンションから急にしおらしくなった。
「……1時間になったら、やってあげるよ」
「えぇー…………。」
再び膝を地面に付けて、落ち込む総ちゃんを置いて私も外へと向かった。
鍛錬場へと辿り着くと、既に全員集合していた。
「………みんないつの間に……」
「お嬢様と奥方様の決闘ですからね。中々見れるものでもありませんから」
私の呟きにわざわざ答えてくれたのは言うまでもなく、茜さん。
それにしても、さっきまで屋敷内には確実にいなかったのによく集まったものだと思う。
「琴音、もう準備は出来ているかしら?」
そう言う母の腰元には、母の現在の愛刀【流刃若火】が差してある。
【流刃若火】は炎熱系の純星煌式武装で、私の氷輪丸はかなり分が悪い。更に、卍解の【残火の太刀】を使われれば多分この辺り一体が廃墟と化すのも時間の問題かもしれない。
「………うん。いつでもいいよ」
私は腰に差してある愛刀に手をかけ、母にそう言った。
「それじゃあ、茜ちゃん。お願い出来るかしら?」
「承りました、奥様。」
そう言うと、茜さんは結界のようなもので私たちの周りを包んだ。
「さっ、これで遠慮なく出来るわよ?」
「………ご親切にどうも」
茜さんにこんな能力があったのには、驚きだが見る限り囲いを作っているというわけでもなく特に変わりはない。
だが、母が遠慮なくやっていいと言うのだから大丈夫なのだろう。
「……それでは、これから決闘を始めます。」
茜さんの声で私と母は戦闘態勢に入る。
「……開始!!」
「「参る!」」
キィンッ
甲高い音が鳴り響く。
「……くっ。」
「……やるわねぇ。」
バッ
「………咲き狂え 千本氷花」
「あら、いつの間にか変わったのね。…………万象一切灰塵と為せ 流刃若火」
母の流刃若火から炎が吹き荒れる。
少しでも、気を抜けば私の冷気なんて吹き飛ばされ兼ねない。
「凄いわね、まさか私の炎と張り合うなんてね」
「よく言うよ。こっちは限界感じてるって」
今も流刃若火から発せられる熱気は、周りの全てを燃やし尽くさんとその炎の勢いを増し続けている。
「…撫切」
「…桜吹雪」
母の流刃若火による攻撃を、千本氷花によって防ぐ。
「……あら、防ぐのね。それじゃあ、決めさせてもらおうかしら。………卍解……残火の太刀」
「………卍解……氷帝桜花」
私の卍解と母の卍解。
以前までなら、確実に押し負けていた。
「………成長したわね。琴音」
「まだまだ甘いよ…」
私と母が動き出したのはほぼ同時。
そして、技の発動も。
「残火の太刀…東 旭日刃」
「…氷帝桜花 驟雨 」
ジュウゥ
氷と炎。
その最大威力がぶつかり合えばどうなるか。
それは言うまでもない。
「………ハァハァ」
「…………ハァ。やるわね、琴音」
私も母もギリギリながらも、なんとか立っていた。
「…………相打ち!この勝負、引き分けです!!」
私は茜さんのその言葉で、その場に膝を着いた。
対して、母は以前としてギリギリながらも立ち続けていた。
(…………私の負けか)
私はそのまま瞳を閉じた。
戦闘描写難しい……。
下手くそですが、これからも読んでもらえると嬉しいです
次回はこの間出てきた人の姉が出てきますよ!!
誰かは次回のお楽しみ〜