お久しぶりです。
時間が空いた割に長くなく、申し訳ございません。
これからも、毎日とはいきませんが少しでも早く更新していきたいと思うのでお願いしますm(_ _)m
若干、以前の内容の中に少し改良を加えてあるので宜しければそちらをご覧になってから読んでください。
「………何をしてるの?………きみ」
わたしの攻撃によって夜吹の一族は当主を除いて、全員その場に倒れた。当主以外誰も立っていないはずのその場には、夜吹の当主を切り伏せている1人の人物が立っていた。それは私たちのよく知る人物だった。
「……なんで君がこんな所に居るのかな?天霧綾斗くん」
まるで影のような彼の風貌は異様そのものだった。
いつもの制服姿ではなく真っ黒の服に身を包み、偽善に溢れていたその表情も見る影もない。
刀奈から彼が暗部とは違う裏社会と繋がりがあるという報告は聞いていた。彼の姉である、天霧遥は未だ昏睡状態であるにも関わらず彼がこちら側に身を落とした理由はたったひとつだろう。
「……そんなに力が欲しかった?」
彼が六花に来た理由は行方不明の姉を探しだすこと。それには、少なからず力が必要だということが分かった彼が選んだ手段がこれだったのだろう。
刀奈に倒された彼の自尊心に付け入るのはさほど難しくない。
大方、力を与えることと、彼の姉の昏睡状態を回復させるとでも言えば彼はいとも簡単に落ちる。だからこそ、刀奈が彼を追っていたのだが。
「やぁ、東雲さん。いきなりだけど、単刀直入に言わせてもらうね?哀歌ちゃんを渡してくれないかな?僕も君たちを斬りたくはないんだ」
そう言った彼の手に黒炉の魔剣ではなく、赤い純星煌式武装が握られていた。
その純星煌式武装から漂う禍々しい雰囲気は今の彼の雰囲気そのものを表しているようだった。
「あら?哀歌ちゃんを私たちから預かってどうするつもりかしら?」
口調こそ、いつも通りの刀奈だが彼の雰囲気を感じ取ってか、刀奈も臨戦態勢は解いていない。
「君たちには関係のないことでしょ?まぁ、見たところここにはいないみたいだし、僕はもう行くよ」
そう言うと彼はその場から消えた。
「………あんなに星辰力が高まってるなんて聞いてないよ、刀奈」
「私も予想外よ…。元々高い方だったけど、あれじゃ、まるで……」
「……哀歌ちゃん…か。それも暴走したときの」
「えぇ、あれでもまだ力を抑えてるでしょうし、理性を保ってるあたり哀歌ちゃんよりも厄介よ」
私と刀奈は2人でため息を吐いた。
それとほぼ同時にシルヴィから、哀歌ちゃんの居場所が分かったと連絡が入り私と刀奈は急いでみんなの元へと向かった。
◇◇◇◇
「……そうですか、天霧くんが」
クローディアたちと合流した私たちは、一連の出来事を2人に説明した。
クローディアの表情は明るくはなかったが、現実を受け止めてはいる。
「クローディアのことは総ちゃんと桐ヶ谷くんと明日奈に任せてもいいかな?」
「えぇ、ですがマスター。お二人で大丈夫ですか?」
総ちゃんの疑問はもっともで、桐ヶ谷くんと明日奈も疑問に感じているようだった。
「うん、私とたっちゃんのふたりで行く」
「分かりました…」
総ちゃんが渋々ながら了承してくれたところで、私と刀奈は急いでシルヴィの元へと向かった。
3人に天霧くんのことで話していないことを聞かれる前に。
ありがとうございました
感想など貰えるとモチベが上がるので宜しければお願いしますしますm(_ _)m