魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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22話

ーーーアスレチックエリア

 

カズマ「へぇ・・・・結構本格的だな・・・」

エリオ「はい、今年は更に頑張って追加してたみたいですよ?」

 

建物に垂れ下がってる紐や建物の間に繋がっているロープ、道がなく、大きい岩が積み重なっており、その頂上に次への道が続いているものもある

 

エリオ「前にも来たことがあるんですか?」

カズマ「あぁ、半年より2、3ヶ月ぐらい前にルールーと知り合ってな、誘われて来たときにガリューとも知り合った」

 

エリオは「そうだったんだ・・・」と呟き。

 

エリオ「そうだ、何かやってみますか?」

カズマ「・・・・じゃあ・・・あれか?」

 

俺が指差したのは立ち並ぶ建造物

、市街地ゾーンだ、救助や災害時の建物への突入を想定してか、ロープが垂らされてたり、建物をよじ登るためのデコボコなどがある。

 

エリオ「市街地ゾーンですか、カズマさん早速お手並み拝見ですね!」

カズマ「・・・っし」

 

軽く気合いを入れ、ビルに囲まれている場所の中心に立つ

どうやらロープを使った訓練をすると思っていたのか。疑問符を浮かべたエリオが声をかけてきた

 

エリオ「あれ?ロープはこっちーーー」

カズマ「ーーーはっ!」

 

ぐっと足を折り曲げ、目の前の建造物の「中腹辺り」に向けて跳んだ。

 

エリオ「・・・・・・へ?」

ガリュー「・・・・・」

 

「あいつを「一般人」と思ってた時点で間違いだ」と首を振りながらエリオの肩をポンポンと叩くガリュー。そんなやり取りを横目に建造物の壁に片足の爪先が付き、体がビルに対して水平になった所で、壁を蹴る。

 

カズマ「ほっ!ほっ!」

 

5歩ほど上に進んだ所で宙返りの容量で、背後の建造物に向けて移動する。

 

カズマ「っらぁっ!」

 

足が壁に付いたのを感じた瞬間、ビルの壁を「横に走り出す」ビルの角まで走ったとき、横のビルに向かって再度跳ぶ。

 

今度はすぐさま壁を蹴り、反対側のビルの更に上へと移る、それを何度か繰り返し、屋上部分に着地した。

 

カズマ「・・・っとまあこんな感じだ・・・・どしたエリオ?」

エリオ「・・・・・・・・・」

 

放心しているエリオに?を浮かべるカズマ、そんな二人を見て、やれやれとガリューは首を横に何度か振った。

 

ーーーーー

 

エリオ「す、すごいですよ!何ですかあの動き!?カッコいいです!」

カズマ「・・・・まぁ、自然と出来るようになった」

 

降りると、エリオが目をきらきらさせながら迫ってきた。

 

カズマ「・・・ま、俺も訓練に混ぜて貰うからな、動き方ぐらいは見といて欲しかった」

エリオ「いやいや!?僕らでも無理ですよ!?」

カズマ「体の動きが良くても、「戦闘」で発揮できないと意味が無いからな・・・・」

 

そう言って体の調子を確認する。走り込みやさっきの跳躍運動のお陰でだいぶ「暖まった」

 

エリオ「ーーー本当にいいんですか?」

 

俺がエリオに申し込んだ試合の内容。

 

 

ーーー「魔導師」としてのエリオと試合をさせてくれ。

 

カズマ「別に怪我してもかまわないさ、そんときは転んだっていって無理矢理休むさ」

エリオ「いや、そういう問題じゃ・・・・」

 

エリオは渋い顔をしていたが、先程の動き、それと「鬼ごっこ」の時に見せたあの速さを見ていたためか、確かに気になっていた。

 

ーーーあれほどの動きをしてみせた。この人は、戦いの時でもどんな動きを見せてくれるんだろうか。

 

エリオは「バレたら怒られるだろうな・・・」と軽く笑い。

 

エリオ「ストラーダ、行くよ」

ストラーダ『よろしいのですか?』

エリオ「ーーーうん、僕も「男の子」だからね」

ガリュー「・・・・・・」スッ・・・

 

ガリューはエリオの言葉をきくやいなや速攻で敬礼をした。無駄のないきれいな敬礼だった。

 

エリオ「・・・・ストラーダ、何だろうガリューの敬礼を見てると無性に腹が立つんだけど」

ストラーダ『まるで死地へと赴く恋人を見送る女性のような哀愁を漂わせています』

エリオ「何でそんな言い回しをしたの?ねぇ?」

カズマ「そりゃガリューが♀だからだろ?」

エリオ「嘘ぉ!?」

カズマ「う・そ♪」

 

・・・・そこまであんぐり口を開けなくても。

 

エリオ「・・・よし!ストラーダ!」

ストラーダ『set up』

 

そう機械音声が響いた瞬間、エリオが光に一瞬包まれ、止んだ時には。

 

機械の槍を構え、赤の上下の服に、白いジャケットみたいな服を纏いこちらを鋭く見据えるエリオがいた

 

カズマ「・・・・無茶を聞いてくれてありがとな」

 

そう言って。足下にたまたま落ちていた、木の棒切れを拾う、うん刀身50cmって言ったところか?軽すぎるが太さも丁度いいが所詮即席の「剣」だ

 

 

ーーーーーもって「50合」だな

 

エリオ「棒?・・・・いや、構えが・・・カズマさんは徒手空拳の使いって聞いてたんですが・・・」

カズマ「「最近」は専らそうだな、でも本来は「こっち」さ」

 

そう言いつつ、「刀」を下段に構える。

 

カズマ「カズマ=ツユクサ」

エリオ「エリオ・モンディアル」

カズマ「いざ、尋常にーーー」

エリオ「ーーー勝負!」

 

ーーーーーーーーーー

 

エリオ「ストラーダ!」

ストラーダ『ソニック』

 

開始と同時に高速魔法でカズマの背後に回ろうとするエリオ、無防備に前だけを向いているカズマの脇を抜き去ろうとして

 

エリオ「!?(僕の動きを!?)」

 

目があった、さっきまでの穏やかな目ではなく、鋭く刺すような目で

 

ーーーーゾッ

 

エリオ「っ!?」

カズマ「お?」

 

エリオはすぐさま背後に回り込むのを中断しそのまま抜き去った。

 

エリオ「ーーーーっはぁ・・・はぁ・・・」

 

開始まだ十秒とたっていないのに、極度のやり取りについつい息があれる。

 

・・・・カズマはいつの間にか、「刀」を振り抜いていた。

 

ーーーーはら

 

エリオ「なっ!?」

 

自分の目の前で風に流されていく3本の赤い糸、否エリオの髪の毛

 

エリオ「(さっきの攻防で?・・・)」

 

ゾクゾクっと体が震えるのをエリオは感じとっていた。

それを武者震いと自覚すると同時にエリオは

 

エリオ「でええい!」

 

鋭い突きを放っていた、カズマはその刺突に対し冷静に、刃先のしたの平の部分からからみあげるように「刀」を合わせ

 

エリオ「っくぅ!?」

カズマ「しっ!」

 

上に打ち上げ、ついでに軽さのアドバンテージか、すぐさま上げた「刀」を手元に戻し

 

ーーー閃

 

目に見えない一撃をエリオに喰らわせた。

 

エリオ「うわぁ!?」

 

とても棒切れとは思えない衝撃がエリオを襲い、4メートルほど吹き飛ばす。

 

エリオ「っ!」

 

身を捻り、地面に片手をつき跳びはね、体勢を整える

 

エリオ「っはぁ!」

カズマ「はぁっ!」

 

ーーー暇もなく、目前に迫っていた「刀」に咄嗟に槍を繰り出す。

 

ーーーカンっカンっ!

 

エリオ「(何だ!?違和感が・・・弾かれると言うより「流され返されてる」!?)」

 

計2合、どれも力を込めた一撃だったが、棒切れは全く折れる気配が見えない。

 

エリオ「・・・っなら!」

 

エリオは再び、高速魔法を発動、先程のように接近するためではなく。回りのビル群を使い縦横無尽に錯乱させる算段である。

 

エリオ「っはあ!」

 

ビルを斬りつけ、地面を砕き、音や土煙等で更に惑わそうとする。

 

ーーーーしかし

 

カズマ「駄目だそんなんじゃ、錯乱作戦は良くできていたが、「仕掛ける側のすぐそばで音が出てる」ようじゃ、敵に今ここにいます。って言っているようなもんだ」

エリオ「ーーーえ?」

 

目の前にカズマが「現れた」さっきまでいた場所からエリオのところまで軽く15メートルはある。

 

エリオ「(まさか!あそこから一瞬で!?)」

カズマ「考え事をしている場合じゃないぜ?」

 

ふと、胸ぐらを捕まれる感覚。一瞬の浮遊感の後

 

高度6メートルほどの高さから地面に叩きつけられた

 

エリオ「ーーーっ!?はぁっ!」

 

一瞬意識がとび、取り戻した時には

 

カズマ「・・・・・・」

 

首もとに添えられている「刀」先程と同じ油断もせず、慢心したような顔もせず。ただ鋭い視線向けるカズマ

 

ーーー勝敗が決まっていた。

 

エリオ「・・・・参りました」

 

 




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